伊坂幸太郎サイン入り『モダンタイムス』は特装版から売れていく

伊坂幸太郎が新作『モダンタイムス』を刊行したことで(それも「通常版」と「特装版」の2冊同時刊行)、もうどこの本屋さんに行っても店内一等地は「伊坂幸太郎コーナー」になっているような気がします。
それぐらい伊坂幸太郎は今や一大ムーブメントになっているんですよね。

そんな伊坂"ムーブメント"幸太郎(勝手に名前つけちゃったよ)の『モダンタイムス』がサイン入りで売られていたよ、と聞いたのは昨日、火曜日のこと。
うひゃあ、『モダンタイムス』、つい先週に買っちゃったばかりなんですよ! ......って、通常版の方ですが。
すると、「フフフ、甘い甘い。通常版だけじゃなくって、特装版の方もサイン入りで並べられていたよ」。

何ですと?

ここで考えるぼく。
通常版はもう持っているので、いくらサイン本とはいえ、また通常版を買うと、これはもう間違いなく「確信的ダブリ犯」になってしまうのです。
(もうすでにいったい前科何犯なのやら)
しかし特装版を買うと、これはダブりにはならないんじゃないでしょうか?
そうですよ、ダブりにはならないんですよ!
ダブりにならないのですから、そこはそれ、堂々と買っちゃえばいいのです。

頭のなかで、そんな言い訳をいっぱいしながら本屋さんで確認してみると......あれ?
特装版がないのです、ない。あるのは通常版ばかり。
お店の方に聞いてみました。

「あのう、サイン本は特装版もあるって聞いたのですが......」

すると店員さん、非常に申し訳なさそうに

「あい、すみません。特装版の方は先週のうちに売り切れてしまいました......」

あ、そういうことなのね......って、もう先週のうちに売り切れですか!
イヤー、すっかり出遅れてしまいました。
しかしその店員さん、あまりに恐縮されるので、その姿がとっても申し訳なく思えてきてしまい、結局は通常版をまた買ってしまうのでした。
いや、その、あの、だから、あまりにその店員さんの恐縮ぶりが、あまりに申し訳なかったので......(しつこい)。

ダブりになってしまった通常版は、Amazonのマーケットプレイスに出したところ......ワオ。
定価近い値段だったにもかかわらず(だって未読の新品同様なんですもん)、すぐ売れちゃいました。
さすがは伊坂幸太郎。人気がスッゲーあるのです。

そうか、なるほど!
「リアル書庫の部屋」の床を突き破りそうなほどに増殖してしまった本も、Amazonのマーケットプレイスに出しておけばいいのか!
これがYahooオークションだったら、ちゃんと写真を撮ったり加工したりと色々しなければならないことが多くて、それを考えるとめんどくさく、結局はイヤになっちゃうんです。
それに比べると、Amazonマーケットプレイスはただ状況の説明を書いて出品するだけ。
そうするとAmazonが次々と本を並べていってくれるんですよねー。
まるで「Amazon」というショッピングモールに入っている「バーチャル古本屋さん」ですね、これは。
真剣に検討するに値する考えですぞ、これは。

さて、そんな大騒ぎの末の伊坂幸太郎のサインですが、やっぱり時流に乗っていたのか、前回の『ゴールデンスランバー』同様、シュバッ! バッシュッ!とした勢いを感じさせるサインですよね。
伊坂幸太郎『モダンタイムス』サイン本
あまりの力強さに、これまたやはり、前回のサイン同様

伊幸郎

と見えてしまうのです。
......って、何ですか、伊幸郎って!
伊幸郎ですよ! 伊幸郎。イコーロー。
何だか「イタリアの幸せ野郎」みたいな伊幸郎。
橋幸夫の歌にもありましたよね。
「♪潮来の伊幸郎、ちょっと見なればぁぁぁ~」
あ、これは伊幸郎じゃなくって、"伊太郎"か。
(まさかの前回と同じオチ)