合格まであと3点

とあるIT系試験で、対象となる製品のバージョンが代わったことで試験そのものも内容が変わったようなんです。
そこで、会社から「どんな出題傾向かだけ調べたいから、受けてきてちょ。もちろん合否は問わないよん」などと言われ、すまじきものは宮仕え、雨の中をしぶしぶ試験会場へ行ったのでした。
この試験は、受験終了後すぐに採点結果を返してもらえるものなんです。
受付のお姉さんから「お疲れさまでした」と渡されたレポートには、イヤミなほどデカい字で

不合格

なんて書かれてあるのが、すぐに目に入ってきたんですよ。
ええ、ええ、判ってますよ、判ってます。
どうせぶっつけ本番で受けたから、合格なんてするはずないのですよ。
もう気分はすっかりいじけモード全開で、帰り支度を始めようとしたところで……「あれ?」。
レポートをよくよく見てみると、その下に小さな字で

合格スコア:560
あなたの合計スコア:557
合格まで、あとわずか3点! 1問でもあっていたら余裕でクリアしていたところでした

……え!?
ウソでしょ、合格まであとたったの3点だったなんて……。
この試験、800点満点で、全部で51問あるんです。
ということは、1問あたり平均で15点なんですよ!
なのに、「あと3点」ってことは……間違えたの、1問以下ってことですかぁ。うえーん。
3点ぐらい、ちょっと負けておいてくださいよぅ……。