ナマ・フラガールズ

会社の仲間が出場するということで、生まれて初めてフラダンスの公演を観に行きました。
場所は、横浜みなとみらいはパシフィコにある国立大ホール。
パシフィコはよく、イベント関連で出入りしていたのですが、この国立大ホールというところには、初めて入りましたよ。
一歩足を踏み入れると……「でけーっ!」。
1階席だけで約3300席あるそうなんです。
で、その巨大ホールの1階、約3300席がほぼ埋まっているんですよ。すげーっ!
しかも、お客さんはお姉さんばかりで、1人で観に来ている野郎の姿なんて、あまりいないのですよ。
そんな会場を埋め尽くしている彼女たちがつけているのでしょうか、会場中に漂うハワイアンな香水の甘い香りに、もうぼくの脳内はHawaiiの地にトリップしたかのようになってしまってます。
ウットリ。
こんな大きなホールで、会社の仲間が出場するフラを、生まれて初めて観る……なんて、メチャクチャ変な感じです。

そんな初めてのフラ体験なのですが、いやー、観てみるもんですね!
これがまたいいんです、いい! 実にいい! めちゃくちゃいい!
かなり大きなホールだったにもかかわらず、ダンサーたちの踊りの迫力が、ダイレクトに客席まで伝わってきて、なかなか圧倒されるんですよ。
一度に30人ほどがステージに登場して踊るのですが、一糸乱れないその動きは、なんと言えばいいのでしょうか、そう、大海原とか大草原のざわめきのようなんですね。
「一糸乱れない動き」といえば、たとえば“かの国”のマスゲームも思い出すのですが、あのような機械的で不自然な美しさとは全然違うのです。
ハワイの雄大な自然やのんびりした人々の生活や営みといった“息吹”を感じさせられるのですね。
そんな自然的な美しさだからこそ、心の底から「きれい」と思えたのではないでしょうか。

そしてカーテンコールでは、出演者全員が登場し、ステージのみならず、会場の通路を埋め尽くしての踊りに、感動はまたひとしお。
なんというか、パシフィコの国立大ホールがハワイの自然に包まれたような、そんな気さえしたのでした。

また第2部では、ハワイから来日したバンドや歌い手、そしてフラのダンサーたちが登場してのコンサート。
これがまたサブいぼものなんですよね。
特にフラの第一人者のダンサーによるソロが、もう「美しくて素晴らしい」のひとことに尽きるのです。
なんというか、動きそのものが神々しいんです。
いや、別に彼女に踊りの神様が降りてきたとかそういう意味ではなく、とにかくその美しい動きのひとつひとつに。もう圧倒されてしまうのですね。
彼女の動きに合わせて音楽すら聞こえてくるほどなんですよ。
バンドの演奏ではなく、彼女自身がその動きで奏でる音楽です。
フラといえば、音楽に合わせて踊るものと思うのですが、彼女ほどの一人者になると、逆に音楽なんていらないのかもしれません。
一度、音楽なしで彼女が踊っているところも見てみたいなぁ……などと身の程知らずに贅沢なことを思ってしまうのでした。
初めてのフラ体験に、サブイボがたってしまったのでした

第1部と第2部の合間の休憩時間中、別の席に座っていた会社のほかの仲間と一緒に勝手に楽屋に潜入しちゃいました。
「着替えの真っ最中で、入って行ったらキャーッて叫ばれたらどうしよう、うへうへうへ」とニヤニヤ笑いながら心配していたのですが、残念ながら着替えるところには出くわしませんでした(当たり前です)。
出演していた仲間は、“大舞台”という重責を果たし、ホッと一安心、ゆっくり休みたいと思っていたと思うのですが、そんなところに我々がドヤドヤ押しかけて、花束などお渡し。

あ、皆が花束なんて買うのを知らなかったはずなのに、なぜか皆を代表して、ぼくが花をお渡しなんてしてしまってますよ。
すみません、来週にお金払います……なんてやり取りがあったことは、彼女には内緒です。