今週観た映画(の一部)メモしておこう

TSUTAYAでレンタルしてくると、Amazonなんかで買うのと違って手元に残らないし、メールとか記録も残らないから、作品によっては観たかどうか忘れてしまうこともままあるのです。
それでなくても内容はすぐうつろに……。
これではいかんよなあ、とメモしてみました。
しかし全部書いていると、ながーくなるので、「記録に残しておこう」と思ったものだけの意味なしメモです。

「13/ザメッティ」
古き良き時代のフィルムノワールへのオマージュなのか、全篇モノクロ。
また緊迫感を出すためなのか、途中に音楽が一切入らない構成。
しかしながらそれらが裏目に出てしまい、ストーリー展開は非常に「淡々」としてしまっている。
そのため、「13人によるロシアンルーレット」というかなりショッキングなテーマを扱っているはずなのに、主人公にも感情移入できず、「どこか遠いところでの話」のようにしか感じられない。
ロシアンルーレットといえば、つい「ディアハンター」で見せつけられたあの凄まじい緊迫感と比べてしまう。
アイデアとしてはメチャクチャ面白いのに、もったいない。

「ラッキーナンバー7」
これはいい!
前半のおちゃらけから、単なるユーモア映画かと思わせておいて、後半、一挙に覆されるストーリー展開に「すげえ」。
何より、数々の謎のカットが実は後になって重要な伏線であったことが判った時点でノックアウトですよ。何というか、緊迫感溢れる音楽とともにタネが徐々に明かされていくシーンは、「SAW」にも通じる小気味よさですな。
ただラストがハッピーエンドで終わってしまうのはハリウッド映画の宿命か。でもまあいいか。
しかし原題が最初に表示されたとき、「ん?」と思われたけど、ある意味、かなり大胆にネタ(趣向?)をさらけ出しているデインジャラスさ。
英語圏の方々は、あのタイトルに何を思うのでしょうねえ。
ルーシー・リュウがとびっきり可愛い。彼女ってこんなに可愛かったっけ?

「スモーキン・エース」
スタイリッシュさとアクション、そして登場人物のクセの強さを最大限にミックスした後半のストーリー展開がすばらしい。
惜しむらくは、前半におけるいわゆる「登場人物紹介」シーンがめまぐるしく、いったい誰が誰なのやら、まったく付いていけないままだったところ。
しかしそうしたストーリー展開の早さも、ラストにおけるどんでん返しのための伏線の数々であったところも考えると、いたし方がないところだったのかも。

「ファイナル・デッドコースター」
シリーズ前作に当たる「デッドコースター」では、いきなり前々作「ファイナル・デスティネーション」の登場人物が出てきたため、今回も続き物になっていたら(ストーリーをすっかり忘れていたため)ツラいよなあと心配しながら観たのだが、まったくの杞憂。エピソードとして「ファイナル・デスティネーション」のことがチラッと出るだけだが、それ以上に話はまったく関係なく、独立してこの作品だけでも非常に楽しめた。
登場人物の死を表わすガジェットを小出しにしていき、観客をハラハラさせる方法、どこかで観たような……と思ったら、これ、ブライアン・デ・パルマの手法ですな。

「ハイテンション」
これがウワサのおフランス発スプラッタームービーか!と張り切って観たのだが……うーん。
なんというか「もったいない」。
アイデアは全然悪くない。悪くないどころか「すばらしい」。
ラストで明らかにされる真相に「そうくるか!」と驚かされる。
なのに、脚本(兼監督)はそのアイデアを思いついたのがよっぽどうれしかったのか、物語全体を見返す力がついてこず、いきなり冒頭から物語が破綻してしまっている。
そんな破綻が許されるのであれば、この世の中はもうなんでもあり。
そうならないために、きっと世の中の脚本家や監督は知恵を絞って物語を生み出していっているはずなのに。
そういう意味ではこの作品、観客だけでなく、世の中の映画監督や脚本家を冒涜するものなのかもしれない。

「DEAD OR ALIVE 犯罪者」
オープニングはストーリーにまったく関係なく、竹内力と哀川翔による謎のシーンから「何だ、これは?」。
あとはもうただ、ただ疾走するバイオレンス。
この作品は、ラストシーンのおバカっぷりばかりがクローズアップされるが、実はこれ、どのシーンをとってもやっぱりおバカ満載のとっても嬉しい映画。
細かいシーンでも、よくよく観ていると笑えるところが多い「遊び心」に溢れる映画。
そして、それでもやっぱり触れずにはいられないあのラストシーン。
ウワサに違わないおバカ炸裂に唖然、そして大爆笑。
三池崇史の代表作に間違いない。
ただセリフがどうも聞き取りにくいのが辛かった。

「女囚701号さそり」
昭和47年作品とのことで、「古くさく感じるのかなあ」と思いながら観たのだが、そんなことはまったくない。
それどころか、逆に斬新にさえ思えた。
半狂乱で怒り狂う女囚の顔に般若のメイクを施したり、回想シーンを途切れ目なくつなぐためにセットがクルクル回転したり、もつれ合いながら争う二人の全身を撮るためにカメラを横倒しにしたりするなど、考えられない演出が多数。
感情を表すために多用される原色のライティングも、今の視点からするとアメコミ風味で違和感はまったくない。
それにしても、梶芽衣子のあの目ぢから。
すさまじいったらありゃしません。あんな目で見つめられたら……想像しただけで、ゾクゾクきちゃうのです。