「心身に重大な影響を及ぼす恐れがあります」と、裏ホラー

リメイク版「呪怨」などのプロデューサーである一瀬隆重が何やら新しいプロジェクトを立ち上げている模様です。
その名も「裏ホラー」。
「裏ホラー」と聞いて感じる、

  • 裏ホラーっていったい何?
  • 表ホラーとはどう違うの?
  • そもそもホラーに表とか裏とかあるの?
  • 裏原宿へはどうやって行くの?(←関係ありません)

といった質問には一切答えず、彼はブログで次のように語っているだけです。

この世には、二度と見ることのできない、封印された映像がある。
そういった「禁断の映像」を解き放つプロジェクト「裏ホラー」。
その配信がついに始まった。

......って、これ、テーマとしては「放送禁止」まんまじゃないですか。
二番煎じはいけませんよ、二番煎じは。

そんな文句をブゥブゥ言いつつも、今、サイトで公開されている映像をついつい全部観てしまうぼく。
「放送禁止」と違って、どれも5分程度と短い映像ばかりのため、手軽に観ることができる点がいいかも。
ただし、やっぱり全体的な印象としては「放送禁止」の二番煎じですよね。
例えば「呪いの祠」
これなんて「放送禁止」というよりも、もろに「ノロイ」ですよ。
しかも残念ながら時間が5分程度と短いため、ストレートにしかストーリー展開できず、そのため「どうもなあ」とモヤモヤ。
いや、アイデアは面白いのですよ。特にラストの2段オチはゾクゾクきちゃいますし。
でもどうしても「ノロイ」のアノ強烈な印象と比べてしまうわけで、だとするとアレを超えるようなもっとさらにすごい「何か」があればよかったんだけどなあ......と思ってしまうわけですね。

「ストーカー」に至っては、もはやホラーじゃないですよね、これ。
確かにテーマとしては"都市伝説"を扱っているのですが、あのストーリー展開。
いったい何が言いたかったのでしょうか......。
特にラストシーンなんて、あれはタランティーノの「デス・プルーフ」まんまじゃないですか。

そんななかで「ホラーじゃない!」と言いながらも、爆笑して楽しめたのが「スプーン曲げ」
あんなにドキドキしてたのに、いや、ドキドキさせられたからか、ラストに大笑いしちゃったじゃないですか。
ナポレオンズのあの表情、あの間、そしていきなりの終了、どれをとってもコントですよ、コント。
ブラックなコントですよね。
いやあ、ナポレオンズが登場したところで何かあると思いましたが、まさかあんなラストが待っているとは......ナポレオンズ、恐るべし。

今、公開されている6本の中からでは、個人的に「手を振る女」が好きですねー。
前半における学生コンパのウダウダぶりから、後半、一気に畳みくるラストシーンの衝撃。
しかもこうした「都市伝説系」の物語って、だいたいが場所を曖昧にぼかして語られることが多いですよね(そこがまた都市伝説なるものの胡散臭さに拍車を掛けている)。
ところがこの作品では、ラストのシーンが中央線ってモロに判っちゃうのですね。
中央線ですよ、中央線。ああいった都市伝説といえば中央線。
ユーミンではありません(←それは「中央フリーウェイ」)。
そんな中央線と判るように撮ってしまっているところに、リアリティが感じさせられるのですね。
しかしJR東日本からクレームは来ないのだろうか......と変に心配してしまいます。

そんな様々な思いを感じさせられる「裏ホラー」プロジェクトのサイト。
まだ映像にリンクが張られていないテレビ画面もあるし、そもそも、最初に流されるムービー画面では観たことのないシーンがあるようなので、まだ公開が続くものだと思われます。
どうやら画面右下にある「あと●日」というのが、どうも次の公開日だとのことです。
あと1本か2本、それが公開された後は......さて何があるのでしょうか。
今後の展開が楽しみです。

宣伝活動の一環なのか、YouTubeにも映像がアップされてますね。
そんな訳で記念に転載。
まずは個人的なお気に入り「スプーン曲げ」
ナポレオンズ主演のコント作品です。

そして、JR東日本からクレームは来ないのだろうかと心配になってしまう「手を振る女」

コメント

ストーカーものせてください
お願いします

コメントをありがとうございます。
こちらでは、Youtubeにアップされているものをそのまま利用させてもらっているだけなんですね。
なので、「ストーカー」も調べてみたのですが公開動画は見つけられませんでした。すみません。
ここで紹介している「手を振る女」と「スプーン曲げ」も、以前は確かに見ることができたのですが、映画として公開されてからは非公開にされたようで(有料化コンテンツの方に移行されたようで)、見られなくなっていますねー。
ただし、今でも公式サイトの方では“ほとんど”が見られるようになっていたのですが、肝心のオチ部分がカットされて「続きが見たければ有料コンテンツをどうぞ」となっているようですね。
うーん……せこい(笑)。