店内のレイアウトが大幅に換わってから、どうもその本の配置にしっくりと来ず、なんとなく足が遠のいてしまっている丸善丸の内本店ですが、今日、久々に行ってみると……おお。
新刊『新・文學入門』を含めて岡崎武志の本がドーンと3冊、面立てで並べられているのでした。

この『新・文學入門』ですが、タイトルでこそ何だか夏休みの読書ガイド的なお勉強本のようですが、いえいえ。
そこは古本ライターの岡崎さん、古本屋を巡って見つける名作本の楽しさについて、掛け合い漫才のように山本善行と語り合っています。
そもそもサブタイトルが「古本屋めぐりが楽しくなる」ですもんね。
楽しいこと請け合いなんです。
そんな『新・文學入門』にはシュリンクが掛けられているのですよ。
お、お、お、なんだい、なんだいと見てみると……
著者サイン入り 特製ブックレット付
なぜかブックレットの“ブ”の字だけ太いのは、何か意味があるのでしょうか?
ひょっとすると小学生のように、「“ブ”って、屁みたい」と思いついてしまい、学級新聞のノリで書いてしまったのかもしれません。
いやあー、小学生ってホント、好きですもんね、ウンコとかオナラとか……って、おいっ!
そんなことはどうだっていいのですよ。
とにかく、「著者サイン入り 特製ブックレット」なるものの存在が非常に気になってしまったのでした。
もともとこの本は買うつもりだったのですが、なぜか、なかなか機会がなくてズルズルと買い逃して続けてきたのですね。
貴重なチャーンス何ですよ、大事な大事なアタックチャンス。
そんな訳でシュリンクにくるまれた状態のまま買い、いそいそと家に帰ったのでした。
“服”という自分のシュリンクを剥ぐことも忘れ、いきなり本のシュリンクを剥ぎ取るぼく。
なかには確かにブックレットが挟み込んでありました。

が、しかし。
ないのです、ない。
ブックレットのどこにもオカタケさんのサインなんてないのですよ。
んがー、騙されてしまった! なんてこった!
……あれ?

サインは本の方にされてあったのでした。なーんだ。
この
著者サイン入り 特製ブックレット付
っていうのは、「著者サイン入り特製ブックレット付」なのではなく、「著者サイン入り(の本)」「特製ブックレット(も)付(いてるよ)」という意味だったのですね。
一瞬でも疑ってしまってすんません、丸善丸の内本店の方。
メロスの竹馬の友、セリヌンティウスのように恥じ入るばかりです。
お店の方、どうぞメロスのごとく私の頬を音高く殴ってください。そしてひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣きましょう。
(できれば女性店員の方を希望します ← 全然恥じていないし、余計に恥ずべきことを言ってるし……)


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