通路のド真ん中に、黒ネコ

ムシムシと暑い朝のこと。
あちぃ~あちぃ~と汗だらけになりながら駅に向かってダラダラと歩いていると……おお?
アパートの通路の真ん中に、何かいますよ。
通路のド真ん中に、何かいるのですよ
黒ネコだぁぁぁっ!

コンクリートがひんやりしていて気持ちいいのでしょうねえ。
アパートの通路のド真ん中で、くぅくぅと惰眠を貪っているのですよ。
早く会社に行かなきゃ……と心は焦るものの、身体は勝手に黒ネコの方に寄っていってるんですよ。
今日は朝イチからやらなければいけないことがたくさんあるんです。打ち合わせも確か連チャンで……。

ま、いいか。

しかしこのクロ、豪胆な性格なのか、こうしてニンゲンが興味津々、カメラ片手に近寄っていっても、逃げるどころか、まったく起きる気配すらさせないのですよ。
近寄っていっても気付かないのか、知らんぷりしているのか、顔を上げようともしません

もしかして……死んでる……?
大丈夫なのでしょうか、ちょっと心配になってきました。
すると
ようやく目を開けました
あ、起きた。

ヤバイのです、ヤバイ。目が合っちゃいましたよ。
これまでのネコの行動パターンからすると、100%逃げていく展開ですね。
しまったぁ、しくじってしまったぜーなどとアワアワしてしまったのですが……あれ?
また寝ちゃいましたよ
また寝ちゃいましたよ。

せっかく気持ちよさそうに寝ているので、ゴールドフィンガーでメロメロにしちゃうのはやめておきましょう。
……というか、ぼく自身、そろそろマジメに会社に向かわなければ本気でマズイのですよ。

そんな訳で黒ネコとの触れ合いを泣く泣く諦めたぼく。
せめてどこまで近寄らせてくれるのか、それだけでも試してみることにしました。
レンズがくっつきそうなぐらいに近寄ることができました
……警戒心なさ過ぎです。