昨年に引き続き、今年も「本格ミステリ大賞」発表記念座談会が行われるとのことで、レッツゴウ。
これ、本屋さんが持ち回りで開催しているのかしらん。
昨年は三省堂書店神保町本店のイベントでしたが、今回はジュンク堂池袋本店のイベントとなっています。
場所は......ウワオウ、天下の講談社なんですよ。
講談社の最寄り駅は、地下鉄有楽町線の護国寺なんですが、何と!
その護国寺駅には、講談社専用のヒミツの出入口まであるのです!

くはぁー、さすがは天下の講談社。
もちろん、このような「選ばれし者」しかくぐることができない特別な出入口を、我々一般人がくぐることなど許されるはずもなく、エッチラオッチラと階段で地上に出たのです。
すると......おお。
華々しく張り紙が出迎えてくれるのでした。

「入口はこちら」と書かれた張り紙の向こうに、どーんとそびえ建つ白亜の城、これが天下の講談社なんですよ。

......が、あれ?
今日の会場は、確か「26階」なんですよ。ものすごい高層階なんですよね。
ところが、この講談社の白亜の城を、どこからどう見ても、26階もあるようには見えないのです。
ひょっとして、会場は地下26階?
講談社の本社ビルはそれ自体が巨大な核シェルターになっているのかしらん。
......などと思いながらウロウロ。
するとどうも同好のかほりがする人々の流れが別の方向へ......ああ、あれかぁ!

白亜の城の隣に、こーんな近代的なビルが建っているのです。
なんとこれも講談社のビルだったんです。
このビル、すごいんですよ。
入口ホールはドーン巨大な吹き抜けになっていて、森のようになっているんですね。

爽やかなフィトンチッドのかおりに誘われて、アルファ波が出まくりですよ。
受付で入館証をもらいます。

おお、出版社に来たって感じ......ではないですね。
通常の企業にお客さんとしてきたような感じかも。
眼光鋭いガードマンの前をくぐり抜け、エレベータでいざ会場の26階へゴウ。
ババーン、これが地上26階から見下ろす世界なのであります。

東京ドームもすぐ傍に見えていますよ。

護国寺と水道橋ってこんなに近かったでしたっけ?
いえいえ、遠くにあるものでも近くに見せる、それが講談社マジックなんです。
(もう意味判りません)
レセプションルームは、こんな感じのところでした。

お客さんが全然いないような感じですが、いえいえ。
撮影しているぼくの後ろにある「本の販売コーナー」で皆、サイン会用に本を調達している真っ最中なんです。
本売り場のコーナーは、もう朝の埼京線か東海道線か、というぐらいに人で溢れかえっていたのでした。
そりゃ販売コーナーがあれだけのラッシュになるぐらいですもの、会場もガラガラになりますって。
このレセプションルームの真っ正面、ひな壇の後ろに野間社長からのお花が飾られてありました。
......が、あれれ?
普通、お花ってそんな場所に飾ってましたっけ?
任天堂DSの「冠婚葬祭マナー集」で確認しておきますです。
(と言いながらDSは持ってないんです)
定刻の10分押しでスタートした座談会、当初は緊張してなのか堅い雰囲気だったのですが、受賞者の有栖川有栖と、事務局長の綾辻行人の漫才のようなやり取りに会場内も大爆笑。

この"やんちゃ坊主"2人のやりとりを、司会の北村薫がニコニコしながら見守っていたのが印象的でした。
まるで「お父さん」のような包容力を感じさせられますよね。

その座談会の様子をデジカメでカシャカシャ撮っていたのは......オオウ! あれは二階堂黎人じゃないですか!
さらには、会場内にサングラス姿で歩いているのは......ウッヒャー! 歌野晶午じゃないですか!
これにはもう辛抱たまりません。
思わず歌野晶午のもとに駆け寄って、「ファンなんです。今日は歌野さんのサインはナシですか?」 。
突然、こんなオッサンから訳の判らないことを言われても、そこはカッコイイ歌野晶午です。
「また別の機会ということで......スミマセン」。
そう言いながら手を差し出してくれたのですよ。もう即座にガッチリと握手させていただきました。
そのさりげなさ、心遣い、すべてがカッコイイのです。
アハーン、アハーン、もうクランクランになってしまいました。
そして。
家に帰ってから知ったのですが、ひょっとして今日は道尾秀介も来ていたのですか? マジですか、マジですか?
座談会終了後は休憩。
そのときに北村薫が、「トロフィーも、ぜひ見ていってください。持っていかないでね」とアナウンス。
うわー、サービス精神がスゴイのです。
そんな訳でワラワラワラ......とトロフィー前後左右に群がる人々。

後ろからも写真を撮っている人がいるのは、受賞者名が彫られたプレートがこちらに付いているからなんですね。
で、トロフィーを正面から見たところがこんな感じです。

ははあー、去年の「本格ミステリ大賞」発表記念座談会のときはよく判らなかったのですが、こんなクイーンのオブジェが付いていたのですねー。
......ああ、そうか、なるほど!
今回、小説部門の受賞作品が『女王国の城』だから、まさにピッタリのトロフィーというわけですね!
座談会終了後は、会場で購入した本を抱えてのサイン会です。
去年は「持ち込みOK」だったのですが、「1人の作家に1冊だけ」という制限があったため、割とスムーズに終わったような気がしたのですが、今年は違いますよ。
持ち込みは不可だったのですが、その代わりに「会場で購入した本であれば何冊でもサインはOK」。
もう、「そんなに持ち帰れるの?」と心配になるくらいに紙袋いっぱい本を抱えている方もいて、エライことになっていました。
何しろサイン待ちのこの列。

特に有栖川有栖のサイン待ちの列が途切れることありません。
この列だけ2列に並ばされていたのですが、それでも列は会場内を縦断してしまい、折り返してしまっていたぐらいですから......。
有栖川有栖人気、恐るべし。
そんな訳で、今回ぼくがサインを頂いたのは、まず有栖川有栖の新刊『壁抜け男の謎』。

今回は人数が多いということで、残念ながらいつものチェシャ猫のイラストはなしでした。
小森健太朗『魔夢十夜』と『大相撲殺人事件』。

この『大相撲殺人事件』、北村薫があまりに熱くそのバカミスぶりを紹介するものだから、買ってしまいましたよ。
だってあらすじ紹介が
相撲界に吹き荒れる殺戮の嵐!
立ち会った瞬間爆発する力士の身体、頭のない前頭の惨殺死体、連日順々に殺されていく対戦力士、女性が上がれないはずの土俵上に生じた密室状態、身体のパーツを集めるかのごとく発生する連続殺人、洋館に集まった力士たちを襲う見立て殺人......
なんですよ、ブワッハッハッハ。
もうこのあらすじ紹介だけでもバカミスの危険なかおりがプンプンと漂ってきているのですよ。
こんな素晴らしき作品を今まで知らずに過ごしてきたなんて......。
嗚呼、なんともったいない人生だったのでしょうか。
そして乾くるみ『クラリネット症候群』。

乾さんとは、デビュー前後のとき以来ですから、ほぼ10年ぶりぐらいでお会いしたのですが......ウワォー、なんかメチャクチャワイルドになってるじゃないですか。
いやー、10年という月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也、なんですよ。
(あまりに久しぶりで何を言っているのかよく判らない)
どうもありがとうございました。

コメントする