シベリア少女鉄道の過去傑作4作品が一挙ビデオ上映

ああ、もう大興奮なんですよ、フンガー! フンガー!
前半の伏線が後半のどんでん返しに繋がる妙技に、ミステリファンだったら唸らないはずがないシベリア少女鉄道。
今年は新作公演がテレビ放映1本のみとファンにとっては信じられない事態に陥ってしまったのですが、なんと。
シベリア少女鉄道の再放送」と題されて、過去の傑作4作品がビデオ上映されることになったというから嬉しいではないですか。
ぜひまた観ておきたいあんな作品、こんな作品が目白押しなんですよね。

「永遠かもしれない」
これはもう役者のテンションがすべての大技の連続。
ある意味、「これでもか」「これでもか」のどんでん返しの連続に、観客はなすすべもなく、ただ、ただ、手に汗を握るだけで見守るしかありません。
「そんな大風呂敷広げて、どう着地させるの」と心配になってきた頃に迎える衝撃的なエンディングにもう拍手喝采。
あんなに観客が盛り上がったのは初めて見たシベリア少女鉄道の傑作です。

「VR」
これもある意味、役者の演技が観客のドギモを抜くすべてのカギとなるのですが、ああ、それだけにステージのすべてに目を配ることができなかったことが悔やまれる作品なのでした。
今回は「ある意味、劇場でやった時より見やすいかもしれない」とのことで、ひょっとしたらそのあたり、作家が見せたかったとおり(演出どおり)に編集されて、判りやすくなっているのかもしれません!
もうふたたび観られないと思っていた秋澤弥里さんがまた観られるというところも、ファンにとっては嬉しい話じゃありませんか!

「残酷な神が支配する」
何といってもまた観たかった最高傑作ナンバーワンがこれですよね。
もうぜっっっっったいにDVD化は無理ですし、再演自体もまあ無理じゃないかと。
何しろあの素晴らしいセットのつくりに加えて、ネタがアレですからねえ......ぶわっはっはっは。
いけません、いけません。思い出し笑いをしてしまいました。
しかも、キモとなる「論理的に推理するシーン」は、あれ、おそらく『DEATH NOTE』のパロディですよね。
しかしこれから先、『DEATH NOTE』人気が沈静化していくと元ネタが判らなくなってしまい、パロディとしての部分も薄れてくるんじゃないかと思うのです。
いや、パロディとして観なくても、十分に楽しめる作品なんですが、それでもあの「どうしても論理的に解決できない箇所」のオチがアレときては、きっと『DEATH NOTE』のパロディであった方が余計に際だつのではないかと思うのですねえ。
そんな訳で、パロディの旬としても今回の公演がギリギリ最後になるかもしれないこの作品、見納めかも......と思えるだけに余計にこれだけでも今回は観ておきたいものです。

「栄冠は君に輝く」
初期作品なので、今回のビデオ上映の中でも唯一これだけは観ていないのです。
なのでとても楽しみです。
ああ、この作品にも秋澤弥里さんが出演しているのですね、ラッキー!

さてこの4本を、3日間のうちにどのようにして観ていくべきか、財布と時間と体力と相談をしながら考えていかなくてはなりません。