レーザーディスク、どうしましょう

部屋の片隅に、ずっと段ボールに入れられたまま封印されたレーザーディスク(LD)が積み重なっているんです。
90年代のぼくの青春がこの段ボールにはぎっしり詰められているんですってば。
ちょっと手前の方の箱を覗いてみました。

「愛の新世界」
これって一度DVD化されたものの、絶版になってしまって、今では入手困難になってしまっているんですね。
観ているだけで元気が出てくる名作だと思うのですが、どうして絶版になったままなのか……。
荒木経惟の作品が途中で使われているあたり、版権の問題なのでしょうか。

「トパーズ」
SM嬢の作品と言えば、村上龍の「トパーズ」も捨てがたいんです。
これまた「愛の新世界」と同様に、一度はDVD化されていながらも絶版、密やかに高値で取引されているようなんですね。
同じSM嬢を扱っていながらも、この作品は「愛の新世界」とは180度世界観が異なっています。
「愛の新世界」が“動”であるとすれば、「トパーズ」は“静”……? うーん、ちょっと違うか。
でもヒロインの持つ健気さに、観ているだけでキュンキュンきてしまう密かなお気に入り作品なのでした。
などと思いながらAmazonで調べてみたら、ウワーオウ!
この「トパーズ」が再DVD化されるようなんですね。
……LDを持っている意味がなくなってしまいました。

未DVD化と言えば、長らく「未来世紀ブラジル」や「ヒッチャー」もそうでした。
しかし、いつの間にかDVD化されていて(特に「ヒッチャー」なんて廉価版で!)、これまたLDを持ち続けている理由がなくなってしまいましたよ……。

「ZTTショウ~噂の個性は集団の全貌」
トレバー・ホーンのプロデュースで80年代を疾走したレーベル「ZTT」の看板アーチストたちが集結したライブの模様なんですが、DVD化されていないんです。

  • 「恐怖劇場アンバランス」
  • 「怪奇大作戦」
  • 「ミステリーゾーン(トワイライトゾーン)」
  • 「劇団夢の遊民社」
  • 「ブレードランナー(劇場公開版、ディレクターズカット版、最終版)」

このあたりはもうDVD化されていますが、ボックスセットのために結構な出費を強いられますよね。

「ブルー・ベルベット」
言わずと知れたデヴィッド・リンチの大出世作ですが、これ、国内盤と輸入盤の2枚持っているんです。
だって全然画質が違うんですよ。
特に夜の場面なんて、国内盤では真っ黒につぶれてしまっていて、何が何だかまったく見えないのです。
しかし「輸入盤は画質がいいよ」という噂を聞いて半信半疑で購入、観てみたら……おおう。
夜の場面もしっかりと見えているではないですか。

あと、今となっては信じられない話ですが、当時のLDは国内で販売する際は勝手に画面をトリミングしていたんですね。ほとんどの映画が画面比を4:3にされていたんです。
きっとテレビ放送をしていた頃の名残なんでしょうね。「見やすいだろう」ということで。
しかし海外のLDはノートリミング、16:9のもとのサイズなんですよ。
そんな訳で結構な数のソフトを輸入盤で買っていたんですね。
(また当時の勤め先の近所に「輸入専門レーザーディスクショップ」なんてあったものだから……)

デヴィッド・リンチの作品で輸入盤と言えば、これも忘れてはなりません。
Julie Cruise「Industrial Symphony No.1」
彼がプロデュースしたジュリー・クルーズ(ツイン・ピークスの主題曲や挿入歌を歌っている)のプロモーションビデオもDVD化されていません。
ツイン・ピークスそのままの悪夢的世界が広がるトンデモビデオですからねぇ、商業的にはあまりオイシイ作品ではないと判断されているのかもしれません。

その「Industrial Symphony No.1」ですが、5分割されて全部がYouTubeにアップされていました。
YouTube、スッゲー。
そんな訳でそのうちの最初のパートがこちら。

でも、一番捨てがたいのは、これ。
高岡早紀「Personal File」
高岡早紀のライブにプロモーションビデオのみならず! 当時出演していたCMが収録されているんですよ。
「ハウス・フルーツインゼリー」

「マドラス」

……って、やっぱりこれもYouTubeにあるやん。
YouTube、スッゲー。

嗚呼。
ぼくの青春時代がこの段ボール箱の中にぎっしりと詰められているのです!
手前の箱だけでこれだけ見つかったのですから、まだ奥の方の段ボールにはどのような未発掘のLDが埋もれているのやら。

だけど、ぼくにはプレーヤーがないんです。
ずっと使い続けてきたプレーヤーがお陀仏になってしまって、それ以来、ソフトだけを持ち続けてきて早幾年か。
こうしてソフトだけを持ち続けていても、プレーヤーがなくて観られないとなると、結局は「ソフトを持っていない」ことと同じことになるのでしょうか。
だったらきっぱり売り払ってしまえばいいのでしょうか……。
悩んでます。