potalives R 鐘ヶ淵編vol.1『ごらん・・・、ゴリラごらん』

そんな訳で、ポタライブ。
演劇集団としての固有名詞「POTALIVE」から、ひとつの演劇ジャンルとしての一般名称「potalive」に生まれ変わっての公演、それが今回の「potalives R」なのだそうです。

今日はそのうちの1つ、鐘ヶ淵公演に行ってきました。
そもそも「鐘ヶ淵」っていったいどこなのか、さっぱり判りません。
Yahoo!乗り換え検索で調べてみると、おお! 東武線なんですね。
地下鉄浅草駅で乗り換えなのだそうです。
余裕を持って家を出たハズなんですが、浅草駅の地上に出てみると......どわ、何なんですか、この人の群れは!
道という道がヒトで埋めつくされていて、とても前に進むことなんてできません。
そのうち道の向こうの方から、軽快な掛け声が聞こえてきました。
それとともに人の群れが縦揺れを始めているのです。
御輿だ、御輿だ、ワッショイ、ワッショイ!
今日は三社祭だったんですね!
浅草で三社祭だ、ワッショイ、ワッショイ
ミラクル☆パッションズの公演は、前回のときも高円寺の阿波踊りとガチにかち合ってしまっていたんですよね。
「ミラクル☆パッションズ=お祭り騒ぎ」という公式がぼくの中でできあがってしまうのでした。

......なんて、お祭りを冷静に見物してる場合ではありません。ここで東武線の浅草駅に向かうまでにかなりの時間を食ってしまって、完全に遅刻ペースです。
ようやく東武線に乗り込み、鐘ヶ淵駅に着いたのは集合時間の5分遅れでした。
ウワーン、スミマセン。
集合場所の鐘ヶ淵駅

そんな押し押しで始まったお散歩ライブ。
鐘ヶ淵駅から歩いてすぐのところにある巨大な都営住宅が起点となります。
この巨大な団地、参道をぶった切るように建ててしまったため、入口には立派な鳥居があるのです。
シュール......というか、畏れすら抱かされてしまいます。
都営団地の入口には鳥居が建てられています
この、どこまでも高く、そして長く、そびえ建つ巨大団地からは、ヒシヒシと我々に覆い被さってくるような圧迫感を感じさせてくるのです。
しかしナビゲーターに連れられて、この空間から一歩外に踏みだし、川を渡ると、そこは空が大きく広がる開放的な川べりに出るのでした。
閉鎖から開放へ
この「閉鎖」から「開放」への構成が非常に巧妙なため、我々観客は、いつしかナビゲーターの語る内容に引き込まれていることに気が付かされるのです。
ストーリーそのものが、あまりにオバカで荒唐無稽なはずなのに、そのどれが「虚」で、どれが「実」なのか判らなくなってくるのです。

そして1時間半のお散歩ライブのゴールは、誰もが知っているあの伝説のロッカーの聖地、「尾崎ハウス」(の前)だったのでした!
尾崎ハウスの前で
虚実が大きく入り交じったオバカで壮大なストーリーは、この聖地に至るための伏線になっていたのですね!

ミラクル☆パッションズが繰り出すおバカでシュールな「虚」と、鐘ヶ淵という街が見せてくる「実」が入り交じったお散歩ライブ、これまでのポタライブとはまったく異なり、何というのか、ある意味「やんちゃし放題」という楽しさを見せてくれたのでした。
「実」のはずの鐘ヶ淵の街も、シュールな部分を見せてくれています