ダルに恋するプードル

ダルと言っても、日本ハムのダルビッシュではありません。
ダルメシアンなんですよ、ダルメシアン。101匹ワンちゃんのダルメシアン。
そんなダルメシアンの子どもに恋をしたプードルの話です。

とある閑静な高級住宅街をウロウロしていたんです。アヤシイです。
すると、向こうからダルの子どもと真っ黒のプードルを「多頭遣い」状態で散歩させているオバチャンがやって来たのでした。
「うっひゃー、ダルダル、プップップードル!」と興奮状態に陥ったぼく。
ここはオバチャンとお近づきになって彼らに触らせてもらって遊びたいところなんですが……いえいえ。
なんと言ってもココは閑静な高級住宅街です。
それでなくても歩いていることがアヤシイ野郎が、ニッタラニッタラ笑いながら「ダルダル、プップップードル!」なんて話し掛けたら、即、警察に通報されてしまうこと間違いなしです。
ううんー、仕方ありません。横目で眺めながら通り過ぎることにしました。

……しかし。
何だかプードルの様子がおかしいのですよね。
どうも真っ直ぐに歩くことができていないようなのです。
ヨロヨロ、ヨロヨロ、とすぐにダルの方によろけていってしまっているんです。
「あのプー、ケガしてるのかな。それとも病気なのかな?」と通り過ぎる間際によくよく見てみると……「おおうあ!」
ダルに邪な恋心を抱いているプードル
くだんのプーちゃん、子どもダルの後ろ足にしがみついて……

めちゃくちゃ腰を振ってるぅぅぅー!

プードルが真っ直ぐ歩けていないのは、別にケガをしているからではなく、「恋の病」という病気に罹ってしまっていたからなのでした。

しかし後ろ足にしがみついて腰をずっと振られている子どもダル、まったく意に関していないのは、まだ子どもだからなのでしょうか……?
いや、でも結構イヌが腰を振るときにしがみつく力ってスゴイものがあるんですよ。
以前、スーパーの前で待ちイヌしていたゴル(ゴールデンレトリバー)と遊んでいたら、何を興奮したのか、いきなりぼくの太ももにしがみついて腰を振られた経験があるんです……。
「恥ずかしい! いやー、ヤメテー」と外そうとしたのですが、アレ、ものすごい力なんです。
なかなか外すことができませんでした。

あ……。だから子どもダルも「もう、仕方ないなあ」と外すことを諦めているのかもしれません。