駒場でポタライブワークショップ中級「7.本番」

そんな訳で、先週に引き続き、今日は“お散歩演劇”ポタライブが駒場で行っているワークショップの日。
いよいよ最終回である、「本番」を迎えたのでした。
(と言いながら、実はぼくは途中でリタイヤしていて、前回になって突然に復帰しているズル野郎だったりするのですが)
「本番」。それは実際にお客さんに来ていただいて、通常の公演と同じ形態で演ずる真剣勝負なのです。
これまでに行ってきた仲間内でのワークショップと違い、本当にお客さんに来ていただいているのですから、失敗は許されません。
……というより、失敗をしても、それをいかに作品内に取り込んで回収するか、そういった機転が要求される回なのですよね。
ある意味、そういった機転が試されるところが楽しいところでもあるのですが。

本日のお客さんは5名。
うおう、いつもこちら側(観客側)からあちら側(役者側)として見ている人たちばかりじゃないですか!
うーん、そういった方々と今日は立場が入れ替わってしまっているのですね。
何だか自分の立ち位置がおかしくなってきているような、そんな変な気分です。

実際に発表したのは2作品。
まずは「タイムライン」
これは、目に見えない「人生の長さ」という時間を、実際に体感できる「歩く長さ」という距離に置き換えて駒場の街なかを歩くという作品です。
携帯電話によって、0歳から30歳までの人生におけるイベントであっただろうセリフが伝えられてきます。
結婚という節目、そして、これからの人生まだまだ進む

続いては「えぬを探す冒険」。本当にお散歩をします。
こまばアゴラ劇場を出発し、案内人に引き連れられながらツラツラ歩いていると、見えてくるのは道の美しさ。
街って、道路って、こんなにもキレイなモノだったのね!と気付く頃にはもうこのお散歩の魔術に取り込まれています。
そして突然の幕切れ。「あれ?」と思うと……おおう! “N”はそんなところにあったのでした。
で、実はぼくは、こちらの作品に出演させていただいたのでした。
東大の駒場キャンパスで、住宅街の崖の上で、美しく映える坂の途中で、子供たちと一緒にキャーキャーと大騒ぎしながら橋の上で……「怪しい輩がいる!」と不審に思われた方がいらっしゃったら、それ、ぼくです。
どうもお騒がせしてスミマセン。
“N”を探す冒険の途中

しかし久しぶりに駒場の街を歩きましたが、いやあ、変わらないですよねえ。
やはりワンニャンが多くて癒されます。
住宅街の真ん中では、ネコが路上でチッチッチッチと鳴いている鳥を狙っています。
小鳥、危うし! ネコがメチャクチャ狙ってます
東大キャンパスでは、待ちイヌが「よお、遊んでくれよ。遊んでくれないのかよ」と見下ろしてきていました。
よお、遊んでくれよ。遊んでくれないのかよ。ちぇ、つまらんヤツだ……
その一方で、東大前商店街の散髪屋さんの店先でいつも番をしていたニャンコが亡くなったのも知ったのでした。
駒場のみなさん 今までかわいがってくれて、本当にどうもありがとう。

駒場の街は、何も変わっていないように見えながらも、実は大きく変わっていたのでした。