蘇部健一のひみつで営業まわり

ジュンク堂池袋店の文庫コーナーをプラプラ見て回っていると......何デスカ、コレハ!?
ナゾの物体が文庫本棚に置かれてあるのですよ。
手作り感溢れる、ナゾの販促グッズ
野球のボールのようなものにヒモがくくりつけられていて......手作り感満載です。
店員さんがつくった販促グッズなんでしょうか。

しかし、それにしては肝心の本がよく見えません。
一体、何の本なんだろうと、思いっきり背伸びして、よくよく見てみました。
すると......おおう、これは!
どうやら蘇部健一の文庫化された『届かぬ想い』のようです
蘇部健一の文庫化された『届かぬ想い』のようなのです。
「ようなのです」って......。だって見えないんだもん。
販促グッズのはずなのに、何の本なのかよく判らないという矛盾した存在感。
別の本が差し込まれていても判らないのですよ。

きっとこの手作り感あふれるグッズは、蘇部健一本人がつくって、そしてご自身で営業まわりで持ってこられたものに違いありません!
前回の『六とん2』のときも、ぬいぐるみこそ講談社持ちだったらしいのですが、手作りの本を置く台を抱えては首都圏のあちらこちらの本屋さんをご自身で営業されていたようなのですから。

しかもこの本、よくよく見るとシュリンクされています。
ということは、サイン本!
蘇部健一のサイン本!
わぁおぉぉぉうー!
これはある意味、すさまじく貴重本ですよ!
『六とん』好き、蘇部健一好きのぼくが言うのですから間違いありません。
(そんなぼくしか言わないのかもしれませんが)
これは買いです、買い。全力買い。
さらには、それでなくても貴重な蘇部健一のサイン本なのに、たった5冊だけしかないのですよ。
もう早い者勝ちですって!

しかし、そこに落とし穴は待ち受けていたのでした。
このナゾの販促グッズに差し込まれた本のシュリンクをよくよく見ると......

この『届かぬ想い』は蘇部健一からのカード付きのようなのでした
カード付。

何なんですか、"カード付"って。
蘇部健一のカードって......想像も付きません。
想像を絶するナゾのカード。一体どんなカードなのでしょうか、気になります。メチャクチャ気になりますって。
サイン本ならともかく、ナゾのカード付きとは......。
気にはなるものの、そこはいい意味でも、そして悪い意味でも蘇部健一。
我々の想像を大いに絶することをやらかしてくれてもおかしくはありません。
だって蘇部健一ですよ、蘇部健一。
ファンであっても丁か半かの大バクチ。
しかしカード付きのナゾのシュリンク本は、わずか5冊しかないのですよ!
ああ、悩む......。

......。
悩むこと約10分。ぼくにしては驚異的な長考です。
決めました。
男なら、勝負すべきときに勝負しなければならないのです!
孤高の蘇部健一ファンは、ファンとして決断しなければならないのです!
行くよ、ぼくは! おおう!
......そんな訳で、ぼくはお店を手ぶらで出たのでした(おい)。
だって、もともとこの本は講談社ノベルスで出たときにすでに読んでいるんだもん。

あ、一応サイン本もたくさんありました。
平台に積み上げられたこの本全部がシュリンク本で、サイン入りのようです。
平台に積み上げられた蘇部健一のこの本全部、サイン本
しかし......

"サイン本"の文字、小っちゃっ!

通常、サイン本だったら、もっと大きく目立つように「著者サイン本」と書かれています。
だってサイン本ですもの。
プレミアものなんですもの。
ファンにドカドカ買っていって貰いたいものですもの。
なのにこの『届かぬ想い』ではどうですか。
"サイン本"の文字の小ささ......。
しかも殴り書きみたいだし......。
なんだか、嫌々ながらも並べてみました感がヒシヒシ伝わってきているような気がするのは気のせいでしょうか?

しかし、いくら嫌々ながらも並べてみたとは言え、サイン本はサイン本。
しかもこれだけのサイン本の数に対して、"カード付"はわずか5冊ということは、断然、"カード"が大プレミアということになりますね!
グリーンジャンボ宝くじを2枚ほど買う数を減らして、この『届かぬ想い』の"カード付"の方を買えば、ある意味、人生という名の宝くじが購入できるのかもしれません。

......って、何だか好き勝手に散々なことを書いているようですが、いえいえ。
ぼくはホントに蘇部健一のファンです。