寒川神社で観光客にさらし者にされる新郎新婦

初詣と言うにはすっかり出遅れてしまっていますが、寒川神社までドライブがてら、お参りに行ってきました。
寒川神社の立派な本殿

せっかくだからお祓いをして貰おうとすると……うわあーい、スゴイ人数です。
グループごとに分けられて祈祷を受けるのですが、その1グループが百人は下りませんよ。
しかもグループ番号は28番と言うから、単純に考えて、これまでにもすでに2800人は祈祷を受けているということなのでしょう。
うーん、神様のご加護を受けるには、ちょっと見落とされてしまってもおかしくはないかもしれません。
頭をよぎる一抹の不安。
しかしまあ、ここまで来たからにはせっかくです、お祓いを受けて帰りましょう。
玉串を捧げ、二礼二拍一礼。よくできました。

拝礼を済ませ、さあ帰ろうと神門を出たときのことです。
今年の干支であるねずみのねぶたが飾られた寒川神社の神門
何だか人だかりがしていますよ。

近づいてみると……オオウ。
こんなところに新郎と新婦が!
新郎と新婦が人力車に乗っているではないですか!
しかし、なぜか人力車はなかなか出発せず、そのため新郎と新婦は周りを行く観光客から“さらし者状態”で、まるで罰ゲームを味わされているようになっているのです。
心もち、新婦の目が怒っているようにも見えてきました。
新郎もちょっと顔が焦っているように見えてなりません。
人力車の車夫は顔を伏して、まるで笑いをこらえているようです。
ううん、するとこの屈辱の罰ゲームの黒幕は、その後ろで仲居さんのように控えている女将ですな!

そんな、新郎新婦にとっては屈辱以外の何ものでもない罰ゲームに、ぼくもせっかくです、思いっきり“激写”という名前の羞恥心を煽る行動でもって参加してしまいました。
すんません。

しかし“激写”という名前の羞恥プレイ、これはなかなかイイですねえ。
しっかり夢中になってしまい、すっかり周りが見えなくなってしまっていました。
そんなこんなでフト気が付くと……オウ、マイ、ゴッシュ!
知らないうちに観光客の人だかりがドンドンと増え続けて、あたりは大変なことになっていたのでした。
周りをすっかり観光客に取り囲まれてしまいました
一応、観光客としては遠慮してある一定のラインから離れてジロジロと眺めているようですが、やはり、たまにひとりふたりとその“見えざるライン”を突破して、間近から新郎新婦をジロジロ眺めるというとてつもない“ドS”な方も飛び入り参加して、事態は最絶頂を迎えたようです。

ああ、これは何という恐ろしい罰ゲームなのでしょうか。
いったい、彼らは黒幕の女将に何をしたというのでしょうか。
そして笑いを堪えているナゾの車夫は、いったい何者なのでしょうか。

やがて女将の気が済んだのか、「行きなさい」と許可が出たようです。
静かに人力車は動き始めました。
ようやく罰ゲームという名の戒めから解き放たれる新郎新婦
これでようやく、彼ら(新郎新婦)も“罰ゲーム”という名の戒めから解き放たれる……と、ハラハラ観ていたぼくも胸をなで下ろしたのでした。
(しっかり“激写”という名の羞恥プレイに参加していたくせに)

ところが!
ああ、何と神は、寒川神社の神は、これほどまでに過酷な試練を彼らにお与えになるのでしょうか。
人力車に乗せられた新郎新婦の彼らが参道を去っていこうとすると……オオウ!
周りを取り囲んでいた観光客も一斉に動き出したのでした。
新郎新婦を先頭にゾロゾロと参道を一緒に付きまとう観光客たち
罰ゲームから解き放たれたどころか、参道を歩き回ることで、さらにさらし者状態に陥れられたのでした。
いったいこの罰ゲームはどこまで続けられるのでしょうか。
ああ、人力車に乗せられていた新郎新婦に、幸あれ……。

【言わずもがなのひと言】
あの……。
もうお判りかと思いますが、この新郎新婦は広告のためのモデルです。
誤解なさらないでいただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。