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講談社ノベルス25周年記念特製しおりの一覧

本屋さんでノベルスコーナーをウロウロとしていると「あれ?」。
いつも"ご自由にお取りください"と置かれてある講談社ノベルス25周年記念の特製しおりが、今回はまだ出ていないのですよ。
おかしいのです。おかしい。何しろ月ごとの新刊が出るとほぼ同時に店頭には出ていたのですよ。
今月も10日ごろにはすでに新刊は並んでいたのです。
なのに、しおりはまだ並んでいないのです。

これは何かあるに違いないのです。
本を買いもせずに持っていく輩が多すぎるからか、それとも単に経費削減なのか、再生紙の偽装問題が講談社のしおりにまで波及してしまったからなのか......。
これは調べなければなりません。
早速、講談社のサイトにアクセスしてみたのでした。
すると......あらら。
なんと、12月で予定どおり25種類のしおりが出ており、企画としてはもう終わっていたのでした。
確かに年を越したら、もう"25周年"ではなくなりますよねえ。

そんな訳で、久々の備忘ログですよ。
5月からスタートした「講談社ノベルス25周年記念特製しおり」を一覧としてまとめてみました。

【2007年5月】
この月からスタートした特製しおりのシリーズは、綾辻行人・森博嗣・はやみねかおるの3種類が出たのでした。
講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「綾辻行人」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「森博嗣」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「はやみねかおる」
ちなみに、綾辻行人は2種類バージョンがあるようです。
当初は上に掲載した写真のものが配布されたようですが、講談社ノベルスの稼ぎ頭である「館」シリーズとしては『迷路館の殺人』が抜けているからか、改めて『どんどん橋、落ちた』と差し替えたバージョンが出たようです。
綾辻行人のしおりは2バージョンあります

【2007年6月】
特製しおりの第2弾は、霧舎巧・篠田真由美・法月綸太郎の3種類です。
しかし法月綸太郎のしおりのデザインは、どうして遮光器土偶なんでしょうか......。
講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「霧舎巧」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「篠田真由美」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「法月綸太郎」

【2007年7月】
特製しおり第3弾は赤川次郎・清涼院流水・佐藤友哉の3種類です。
赤川次郎のシリーズとは、また随分と懐かしい......。
まあ確かに赤川次郎と言えば、講談社ノベルスの黎明期には欠かせない作家ではあったと思うのですが、今改めてこの当時のイラストを見ると「古くっさー」感が否めません......。
講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「赤川次郎」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「清涼院流水」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「佐藤友哉」

【2007年8月】
特製しおり第4弾は、高里椎奈・高田崇史・西尾維新の3種類です。
これまでのしおりには、必ずその作家の出版物のタイトルが載せられていたのですが、西尾維新は初めて(というか、あとにも先にも西尾維新だけ)一切のタイトルが記されていないしおりになりました。
講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「鷹里椎奈」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「高田崇史」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「西尾維新」

【2007年9月】
特製しおりのシリーズもいよいよ折り返しです。
第5弾は大沢在昌・奈須きのこ・椹野道流の3種類です。
西尾維新の"宣伝色一切なし"に触発されたのか、今回は椹野道流のしおりがクイズ形式のようになっているのが特徴的ですね(ただし西尾維新とは違って出版物のタイトルが載せられていますが)。
講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「大沢在昌」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「奈須きのこ」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「椹野道流」

【2007年10月】
第6弾は上遠野浩平・島田荘司・西村京太郎の3種類です。
上遠野浩平は他のしおりと比べると、珍しい横型スタイルになっています。
他に横型スタイルなのは、7月に出た佐藤友哉だけです。
また西村京太郎は思わず「デカッ!」と言ってしまうほどのアップ写真です。
この写真のスタイルは、まるで一昔前によく見かけた「著者近影」のようでもありますね。
そういう意味では、西村京太郎のような大御所ともなればこうした「著者近影」写真には抵抗がないのかもしれませんね。
講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「上遠野浩平」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「島田荘司」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「西村京太郎」

【2007年11月】
いよいよ残り2ヶ月となって、っここで調整が入りました。第7弾は京極夏彦・殊能将之・田中芳樹・舞城王太郎の4種類です。
しかし舞城王太郎の"ツヅク"って......。
しかも4種類も出すと言うことでバランス感覚が狂ったのか、それまで「赤」「黄」「金」と3色をきちんと使い分けていた裏側デザインが、「金」ばっかりになってしまっています!
講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「京極夏彦」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「殊能将之」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「田中芳樹」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「舞城王太郎」

【2007年12月】
いよいよ最終回となる第8弾は、有栖川有栖・内田康夫・辻村深月の3種類です。
やはり西村京太郎と同様に、内田康夫は著者近影スタイルのしおりになっています。
そして、前回4種類も出したものだからバランス感覚がすっかり狂ってしまった裏側デザインですが、今回もなぜか、「赤」ばかりになってしまったのでした。
講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「有栖川有栖」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「内田康夫」  講談社ノベルス創刊25周年記念しおり「辻村深月」

しかし、こうやって並べるとテーマとしては「新刊案内」「出版物案内」と大きく分かれるも、色々なアプローチの方法があるものですね。
個人的には辰巳四郎作品をモチーフにしたデザインがあってもなあ......と思ってしまったのでした。
(ある意味、綾辻行人のしおりがそうなのかもしれませんが)

奇しくも直木賞・芥川賞作家が揃ったよ

読売新聞、スゲー。

月替わりで、「空想書店」と題して著名人が"店主"を勤めて、オススメの本を紹介するコーナーがあるのですね。
12月の店主が桜庭一樹でした。
そして今月、1月の店主が川上未映子です。
奇しくも、このコーナーを担当した作家がこの直近期に、直木賞と芥川賞を同時に受賞したんですわよ、奥さま!
きっと明日の読売新聞朝刊では、誇らしげに「ねー、ねー、聞いてよ、聞いてよ。ウチの新聞ってスゴイでしょ?」と書いているに違いありません!
いや、明日の記事そのものはおとなしくても、今週の読書コーナーですよ、読書コーナー。
もう担当者ったら鼻高々で「スゴイでしょ、スゴイでしょ。ムフフ」状態に違いないのです!
そんなもん、もしもぼくが担当者だったら、絶対に紙面全部を使って自慢しまくるもんねー。

これだけでは何ですので、もう情報としては古いのですが、この読売新聞の「空想書店」企画に連動して、「リアルの書店」内にオープンした「空想書店コーナー」の12月当時の様子を載せてみました。
桜庭一樹自身が、公式Web日記で「貼り付けすぎました」と書かれていた色紙もちゃんと飾られています。
丸善丸の内本店1階の「空想書店」連動企画のコーナー
......いや、ぼく自身はもっとスゴイことになっているのを想像したので、実物を見たら「アラ、なんだ地味なのね」なんて思ってしまいましたよ。
ちなみに現在の店長である川上未映子の空想書展コーナーもオープンしていました。
彼女の色紙は非常にナイス達筆!で、カッコ良かったですよ。

ところで、桜庭一樹が「空想書店」コーナーに飾る色紙のことを何と書いていたのか、うろ覚えだったので確認しようとしたところ......何と!
桜庭一樹の公式Webページにアクセスできなくなっています......。 一体、ぼくたちの知らないところで何が起こっているのでしょうか。

柳美里のナゾ

ずっと疑問に思っていたんです。
大きい本屋さんでは、まだまだ大抵のお店で柳美里が去年出した『柳美里不幸全記録』を平台に積み上げています。
こうした本屋さんに積み上げられている『柳美里全不幸記録』を見てまわっているうちに、フト奇妙な事実に気が付いたのでした。
それは、大体10軒中7~8軒の確率で

帯が上にズレているのですよ!
なぜかいつも帯がズレている柳美里『柳美里不幸全記録』

10軒中7~8軒の確率って......これは結構可能性としては高いのですよ。
何しろ、確率としては7~8割。もうほとんど当たりのような状態です。
あのイチローでさえ、4割は難しいのですよ(←それは打率ですって)。
これはもう、驚異的な数字としか言いようがありません。

しかもこの帯ズレの現象は、ほとんどの場合が数センチ程度。
まるで申し合わせているかのように、数センチ程度上にズレているだけなんです。
決して本の真ん中あたりまでズレてきているところは見たことがありません。
見事なまでの統一性。
見事なまでの一致性。
この奇妙な一致性は、何を物語っているのでしょうか。

肩身が狭いぜ

あるアミューズメント施設を通り掛かったときのこと。
フロアの片隅にこんなものがひっそり設置されているのを見つけてしまいました。
アミューズメントフロアの片隅にひっそりと
こ、これは……

「通話室」という言い方に昭和のノスタルジーを感じてしまいます
携帯通話室!

一体何なんですか、このナゾの携帯通話室はっ!
通話室ですよ、通話室。
金田一耕助がこもって「もしもしーっ!」と言っているのが聞こえてくるような、そんな気配がプンプン漂ってきます。
(いや、ちゃんと「携帯通話室」と書いてありますから)

しかしこの携帯通話室、どういった目的で設置されているのでしょうか?
こういった形で思い浮かぶのは、やはり「喫煙室」ですね。
と、すると、これはケータイで通話している輩を隔離する役割を果たしているのかもしれません。
あるいは、ペースメーカーを付けた方でも安心して遊んでもらえるように、といった配慮なのかもしれませんね。

なるほどねぇ……と納得したところで「あれ?」。

モーレツに狭すぎる「携帯通話室」の内部
この携帯通話室のなか、狭っ!

それでなくても狭い通話室のなかにイスなんて入れてしまったものだから、もうスペースがイッパイイッパイになってしまっているのですよ。
このままイスに座ろうとしたら、ドアに足を挟まれちゃいますって!
これ、ちゃんと機能しているのでしょうか?
面堂終太郎が誤って(諸星あたるに騙されて)この携帯通話室に入ってしまおうものなら、日本刀をブンブン振り回しながら、ダイハード並みにガラスを突き破って出てきそうなのです。

閉店間際のときわ書房聖蹟桜ヶ丘店に行ってきました

「閉店間際」といっても、別に遅い時間に行った訳ではなくって"畳んでしまう"方の閉店です。
「閉店」といえば、去年はもうアチコチで本屋さんが一斉に閉店をしていくという、激動の年でした。
まず2月。吉祥寺のTRICK+TRAPが閉店しました。
続いて10月。渋谷のブックファーストがまさかの閉店です。
そして年末。今度はときわ書房聖蹟桜ヶ丘店が閉店するとのニュースを聞いたのでした。
もう一体、何がどうなっているのやら。

そんな訳で、JRと京王線を乗り継いで聖蹟桜ヶ丘まで久々に行ってきたのでした。
そう言えば、最初にこちらのお店に行ったときは、「聖蹟桜ヶ丘」の読み方さえ知らず、「せいひん?さくらがおか?」などと言っていたものです。
それがどうですか、何度か通っているうちに、今やすっかり地元住民のように「せいせきさくらがおか」なんてスッと言ってのけるぼくがいるのですよ。
漢字も書けますって!
すっかり眠りこけてしまっていても乗り過ごすことなくちゃんとお店に行くことだってできるようになりましたよ!
ああ、それなのに閉店しちゃうのですか......。

京王線の聖蹟桜ヶ丘駅で下車して、駅前のOPA。
エスカレーターで5階にあがっていくと、徐々に視界に広がってくるときわ書房ワールド。
そうなんですよ、このお店はエスカレーターの真っ正面にフロアが広がっているから、5階に近づくにつれて徐々に見えてくる、このワクワク感がたまらなかったのでした。
しかし今回、エスカレーターの真っ正面に吊されていたのがこの案内です。
ときわ書房聖蹟桜ヶ丘店閉店のご案内

お店の雰囲気も、さぞかし閉店に向けて大わらわ......かと思ったのですが、さほどせっぱ詰まった感はないのですね。
お客さんだって平然と雑誌を立ち読みなんてしているその姿は、まるで普通の本屋さん。
決して閉店を2日後に控えている本屋さんには見えないのですね。
よく大型家電店なんかで見かける「閉店さよならセール」で漂う悲壮感やヤケクソ感、あるいは殺気といったものは一切感じないのでした。
本当に閉店するのでしょうか......と、ちょっと疑心暗鬼になっちゃうぐらいです。
ただ、レジではこんな栞が置かれてありました。
使うたびに寂しさを感じてしまいそうな閉店ご案内の栞
やっぱり本当に閉店はしちゃうのですよねえ......。

そんなこんなで、どうも納得がいかず、「どうもなあ、判らんよなあ......」とブツブツ呟きながら店内をプラプラ歩き回るぼく。
さぞかしHENTAI的で怪しかったことでしょう。
どうもすみません。
そんなHENTAI的だったぼくにも関わらず、レジで支払いをすると「抽選をどうぞ」。
そうか、今日は抽選会もあるのでしたね!
「よっしゃー!」と張り切ってクジを引いたのですが......ガビーン。
そうでした、そうでした。そもそもぼくという人間は、クジ運の悪い星の下に生まれてきていたのでした。
すっかりそのことを忘れていたのでした。
(要は"商品券"や"お好きな文庫本"ではなく、粗品を頂いたのでした)

そんな今日買った本のうち、辻村深月の新刊『名前探しの放課後』はサイン入りでした。
サイン入りの辻村深月『名前探しの放課後』
北山猛邦も、もうすでに本は持っているのですが、サイン本だからともう1冊買ったのが『『ギロチン城』殺人事件』。
こちらのサインは北山猛邦のサインではお馴染みのおとぼけペンギンが、エゲツナイことになっているところが描かれているのでした。
おとぼけペンギンが可愛いけど状況がエゲツナイ北山猛邦『『ギロチン城』殺人事件』サイン本

帰りのエスカレーターに乗ろうとしたところで、フロアの片隅に「5階 ときわ書房 オープン」と書かれたノボリがあるのを見つけました。
きっとこのノボリも、開店してからずっとフロアの片隅で、スタッフと同じようにお店のことを見てきていたのでしょうね。
どうもお疲れさまでした。
開店を知らせるノボリがフロアの片隅に立てられてありました

初めてのケータイ機種変更……ではなくて、増設

ツーカーから強制的にauにキャリア変更させられて早2年。
初めてのおサイフケータイ搭載、初めてのSIMカード搭載、音楽も聴きたい放題、とその当時ではバリバリの最新機種だったはずなのですが……何ですか、この日進月歩のケータイ社会は。
おサイフケータイはあって当たり前、SIMカードも全機種搭載で乗り換え自由、音楽コンテンツはもうipodの時代となってしまっては、もうオンボロに感じられて仕方ありません。
デザインですらモッサリしてるように感じて、もうダメです。

そんな訳で、auに変えてから初めての機種変更なんですよ!
さてどの機種にしようかな……とリサーチしてみると、「ん?」。
どうやら、巷のウワサによると最近のドコモの機種がスゴイことになっていて、逆にauの機種がダメダメなんだとか。
そう言われてもなあ、メールアドレスが今更変わってしまうのもナンだし、せっかく貯まってきたポイントがゼロクリアになるのもナンだし……と、やっぱりauショップをウロウロ。

結局、前の機種の後々々継機種にしましたよ。
すっげー、今の携帯電話って普通にテレビが観られるのね!
さらには、前の機種がSIMカード搭載型だったのが幸いして、今回は「機種交換」ならぬ「機種増設」ができました。
SIMカードを抜き差しすることで、その日の気分で使いたい機種がこれで選べるんです。
しかも、「機種増設」だったら、機種交換では必要な事務手数料が不要とのことで、ちょっぴりオ・ト・ク(はぁと)。

そんな訳で2台仲良く並んで記念写真。
妹の方が大きいんです。
これからは、ぼくと君たち2人とで仲良くケータイライフを送るんだよ

1日だけの本屋さん「ブックスゴニングミ」東京店

小説家の柴崎友香、長嶋有、福永信、そしてデザイナーの名久井直子と画家の法貴信也と、豪華メンバーの同人グループなのが「ゴニングミ」です。
その「ゴニングミ」が出した同人誌の創刊号「メルボルン1」を、今はなきブックファースト渋谷店で見かけて興奮していたのが、今から1年ほど前のことですよ。
そして今回、創刊第2号の「イルクーツク2」が完成し、京都の書店から順に売り出しが始まっていったのでした。
今日は、「ゴニングミ」のメンバー自身の手により、その「イルクーツク2」の販促イベントが青山ブックセンターで行われるということで、レッツ・ゴゥ、行ってきたのでした。

実は今回の販促イベントは、もともと18時からメンバー全員によるトークショーがあったのでした。
ところが、このトークショー、なんと参加受付を開始したその日のうちに満席になってしまったのだとか。
申込日当日は仕事の関係ですっかり電話を掛けるタイミングすら逃してしまっていたぼくとしては、悔しいったらりゃしません。
しかしお店の方によると、「ゴニングミ」のメンバーはお昼からずっと、18時のイベントが始まるまでお店にいて別のイベントも行います、ぜひこちらにお越しください、とのことなのです。
その名も「ブックスゴニングミ」東京店
「ゴニングミ」のWebサイトや、長嶋有のメルマガの告知によると、

入場料・無料
東京にて「イルクーツク2(Иркутск2)」を初披露、販売!
ほか、同人五人の著作を、同人自らが販売します。
手の空いてる同人とおしゃべりしたり、読者同士で歓談したりできる不思議な書店です。メルボルン1閲覧コーナーもあり。
法貴信也の原画も展示。
トークショーは完売しているのですが、「ブックスゴニングミ」は、トークではなく書店が「面白い」し、同人も力を入れているところなのです。ぜひ、書店にお越しください。

なのだそうです。
これはもう行かねばなりませんよね!

そんな訳で到着した青山ブックセンター青山本店。
立て看板の案内によると、「ブックスゴニングミ」会場は、店内の奥、しかもひっそりと隅にある会議室(みたいなところ)のようなのです。
「ブックスゴニングミ」開催会場前
ね! どうですか、この雰囲気。
「関係者以外立ち入り禁止!!!!!」といったオーラがプンプンと漂ってきていて、なかなか一歩を踏み出す勇気が出てきません。

悩むこと数十秒(はやっ!)。
こんなところ(店の奥の片隅)でクヨクヨ悩んでいても始まりません。
失礼しますよ......とおそるおそる室内に顔を突っ込んでみました。
すると......オアゥ、暑い!
暑いのです、メチャクチャ暑い。室内はものスゴい熱気です。
見ると、さほど広いとは言えない会議室(みたいなところ)のなかに人がギッシリいるではないですか。
会場外に漂っていた「関係者以外立ち入り禁止!!!!!」のオーラは、部屋の外だけのようなのでした。

しかし、そんな入口から顔だけ突っ込んでキョロキョロしている野郎の存在がさぞかし変だったのでしょう。
会議室(みたいなところ)のなかにいた青山ブックセンターのエプロン姿のヒゲモジャ男性と目が合い、 「いらっしゃいませ、どうぞー」なんて言われてしまいましたよ。
「どうぞー」って、えらくまたフレンドリーな店員(しかもヒゲモジャ)だなあ、さすがは青山ブックセンターだなあ......と思ったところで

長嶋有じゃないですかっ!

なんと!
長嶋有自身が、お店のエプロンを付けて会場入口で来場客ににこやかに挨拶しているのですよ。
「ヒゲモジャの店員」だなんて思ってしまってスミマセン。

その長嶋有の傍らでは、同じくお店のエプロンを着た方々が、置かれてある長机に思い思いのところから向かって何やら作業をしているのです。
POP下記の作業でもしているのかな......と何気なく覗いてみると、どうも皆さんは「サインのようなもの」を書かれているではないですか。
そして書かれている名前は......

柴崎友香、福永信、名久井直子、法貴信也

ドシーッ!
「ゴニングミ」のメンバーがこんなところにいたー!
メンバーの皆さんがファンからのお願いに応じて、長机のスペースを利用してサインを書いているのでした。
しかしこれはサイン会ではありません。
よくあるサイン会でのヒトコマのように、流れ作業で次々とファンにサインを書いてこなしていくのではなく、「サイン」という触れ合いを通じてファンと作家が会話を楽しむイベントなのです。
5人もサインをするのですから、サイン場所に気を配ったり、最初にサインを担当する方が為書きを書いたり......と、サインの様子だけでも楽しいひとときです。
その上さらには、作家の皆さんとの話が楽しめるのですから、こんな贅沢はありません。
そんなわけでぼくもお話をさせていただきましたとも。
(以下、いきなり"さん付け"で)

福永信さんには、「長嶋有さんと連名で書かれていた、かなり変則的なサイン本を買いました」とお話しすると、

「ああ、あれはですね、返本対策用なんですよ......」

通常、本にサインをしてしまうと本屋さんは出版元に返本することができません。
ところが以前のこの形式のサインであれば、付箋部分をはがすだけで返本ができるようになるという、そのためなのだそうです。
「いや、ぼくが購入したのは最後の一冊でしたよ」とお伝えするととても嬉しそうに「そうですか!」と喜んでおられました。

デザイナーの名久井直子さんには、「イルクーツク2」の見所を教えていただきました。
曰く、

  • 今回の装丁がまったく前号と違うのは、毎号ごとに趣向を変えようとしているからなんです
    (また次回もお楽しみに)
  • ただし今回は装丁が豪華になってしまった分、値段が高くなってしまってスミマセン
    (でも儲けは全然ないんですよ)
  • 「小口」部分を見てください。シマ模様が浮かび上がのも装丁のひとつなんですよ
    (ホントだ)
  • 本の中に紙を挟み込んでいるのですが、これはメンバー全員がせっせと貼り付け作業したものなんですよ
    (この紙の挟み込みの仕掛けは物語とリンクしているそうです)

長嶋有さんにも、「山崎ナオコーラさんとの連名のサインが素敵でした」とお話しすると、「ナオコーラさん、今日も来ていらっしゃいますよ。どこか店の中にいるんじゃないかなあ」。
それを聞いたぼくは「※▲♂☆〒♯!!!」。
もう、訳が判りません。

本当に楽しいひとときを過ごさせていただいた「ブックスゴニングミ」でした。
これが今回いただいた「ゴニングミ」メンバーのサインです。
メンバー全員(とゲストも)のサイン入り「ゴニングミ」同人誌第2号「イルクーツク2」
......と、ここで「あれ? これ6人の名前があるじゃない?」と思われた方、スルドイ!
そうなんです、そうなんです。「マツダノブコ」なる名前の方が1人入っているのです。
この方、ヨーロッパ企画の松田暢子さんです。
「イルクーツク2」には小説でゲスト参加されており、その関係でしょうか、今回も「ブックスゴニングミ」に参加されているそうなのです。
サインなんか貰っていいのかなあと、会場内をまわっているご本人の様子を遠目に伺っていると......おお!
会場内をまわっているそのお姿の右手にはペンを持っておられます!
これはチャンス!......とばかりにいそいそと傍に擦り寄り、「サインをください!」とお願いしたのでした。
さぞかし松田暢子さんから見れば、不気味なオッサンがやってきた、コワイよ、キャー!状態だったのかもしれません。
しかしそこはさすがに女優。
ニッコリととろけるような笑顔で「いいですよ」。
サラリサラリと書いていただけたのでした。

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