古川日出男が新刊『ゴッドスター』を出版した記念として、12月8日、13日、16日、21日の4日間、都内の本屋さんでイベントを行うのです。
普通、こうした新刊記念イベントといえば、サイン会が常道なのですが、いえいえ。
そこはサービス精神旺盛なロックンローラー古川日出男。
4日間とも異なった趣向でイベントを開催するのですから、ファンとしてはどれに参加したらよいものやら、悩んでしまうのですね。
最強の最新刊『ゴッドスター』(11月30日発売)と古川日出男選、古川日出男朗読による日本近現代詩名作選「詩聖/詩声」が収録された史上初のCD付き文芸誌「新潮」2008年1月号(12月7日発売)の発売を記念して、師走の東京を古川日出男が完全制圧!
天地創造ってこんな感じだったの?――言葉の力が世界を変える4日間。
カッコいいなあ、このタイトル。
だって「首都完全制圧!」ですよ、「首都完全制圧!」。
もうブンガクによるクーデターか!ってな感じなんですよ。
そもそも、今回の新刊『ゴッドスター』はページをちょっとめくってもらったら判ると思うのですが、これはもう完全にリズム重視の音楽的小説なんですね。
この小説は声に出して読まなければ、決して立ち入ることができない小説の世界が広がっていると思うのです。
そうなんです、黙読だけではとってももったいないと思うのですね。
例えていうなら、音楽を
- 楽譜を読む
- 演奏を聴く
ぐらいの差があるといえばよいのでしょうか。
それだけに、この小説は朗読で読みたいところなのです。
しかし朗読なんてそんじょそこらの人には難しいと思うのですね。
そこで書き手の登場ですよ。
古川日出男であれば、書いた本人ということで、自分の思いを伝えたかったままに聴かせてくれると思うのです。
そもそも! 彼の朗読技術はピカイチなんですから、安心して身を委ねることができるというものなんですよね。
そんな訳で、ぜひとも参加したい古川日出男の朗読会ですが、すべてが異なった趣向で開催されるようなのですよ。
ああ、もう悩んじゃって悩んじゃって仕方ありません。
悩むイベントの4日間は次のとおりです。
【12月8日】
Night 夜 @青山ブックセンター六本木店
「古川日出男ナイトVol.5」朗読+サイン会
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『ゴッドスター』の刊行を記念し、六本木店の名物イベント「古川日出男ナイト」のVOL.5を開催いたします。今回も朗読とトーク、そしてサイン会でおおくりする熱くクールな1時間です。
前半のパフォーマンスはご参加フリーですが、後半のサイン会は要整理券です。
朗読とトークショーだけであれば、無料というのがとても嬉しいですよね。
「古川日出男って誰なの?」という方には、ぜひとも顔を覗かせるだけでも行っていただきたい青山ブックセンター篇です。
【12月13日】
voice 声 @丸善丸の内本店
『ゴッドスター』(新潮社)刊行記念 朗読+サイン会
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初の90分単独朗読。ここでしか聞けない『ゴッドスター』と「詩聖/詩声」。
こちらも史上初、録画・録音などレコーディング・フリーの朗読会+サイン会。
おおう!
青山ブックセンター篇のイベントが1時間、つまり60分なのに対して、丸善篇では90分もありますよ!
30分もオトクなのですよ!
しかも!!!
録画に録音などのレコーディング・フリーって......!!!
スゴイのですよ、古川日出男!!!
これはぜひともビデオ片手に参加したいところなのです!!!
【12月16日】
Book 本 @リブロ渋谷店
「古川日出男書店」出現!
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古川店長自らオススメ本をご紹介いたします。
お客様のリクエストにあわせて本を売り、朗読し、サインし......
書店内を縦横無尽に読む・書く・売る!
「古川日出男書店」の書籍ご購入の方には、オリジナル・ブックカバー&しおりをプレゼントいたします。
古川日出男書店は入場フリーです。
13:00~15:00の間にお越しください。
これですよ、これ!
お客さんのためだけに古川日出男が本を売り、朗読し......って、っかぁぁぁ、たまりません。
まさに古川日出男のサービス精神、ここに極める!ってな感じなんですよね。
オリジナルブックカバーとしおりの存在も、気になるところです。
【12月21日】
G・O・D 神 @三省堂書店神保町本店
『ゴッドスター』99部限定カバー・バージョン(シリアルナンバー入り)販売+サイン会
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ここでしか入手できない限定カバーに、雑誌掲載時の原稿から"失われた一行"が隠されている......。
三省堂書店神保町本店にて『ゴッドスター』お買い上げのお客様に整理券(限定99枚※お1人様1枚に限らせていただきます)を配布させていただきます。
どひぃぃぃー!
最後の最後にして、こんなとんでもないディープなモノが出てきちゃいましたよ!
99部限定の特製カバー!
しかもシリアルナンバー入り!
もう、「限定」とか言われると、メチャクチャ弱いのですから、あきませんって。
それに何ですか、「雑誌掲載時の原稿から"失われた一行"」!
この"失われた一行"って、単行本巻末の初出案内でも
この作品は「新潮」二00七年四月号に掲載された。雑誌版から一行のみ削った。
なんて書かれてあるんですよね。
気になりますよ、気になります。メチャクチャ気になります。
あー、もうどのイベントに行けばよいのでしょうか。
ぼくはもう、イヌのお巡りさん並みに「♪困ってしまってワンワン、ワワン。ワンワン、ワワン」状態になってしまっているのです。

コメント
なかはしさん、はじめまして。メールでは何度かお世話になっております、yumemiと申します。
伊坂さんのサイン本情報の記事でも書き込みを我慢した私ですが、古川さんの今回のイベントの記事をアップされてはかなわず、つい書き込みをしてしまいました(笑)。
なかはしさんはどれに行かれる予定ですか?
全部顔を出そうと思っている私は古川フリークでしょうか……。
最後の三省堂書店はファンとしては外したくないですよね。
Posted by yumemi at 2007年12月10日 19:14 | 返信
yumemiさん、こんばんは。
12月にちょっと生活が激変してしまいまして、そのため結局は古川日出男イベントにはどれひとつ参加することができませんでした。
(皆勤ならぬ、皆無です……とほほ)
そんなぼくの今年の目標は、「目指せ、古川日出男コンプリート」だったりするのです。
そう、あと『ウィザードリィ外伝II 砂の王(1)』だけが手に入らないのですねえ。
いや、カネに者を言わせればヤフオクやらネット古書店なんかでは見つかるのですが、数千円出して文庫本というのはちょっと……。
それでは今年もよろしくお願いいたします。
Posted by なかはし at 2008年1月 1日 02:47 | 返信
はじめまして。昨年12月に行われました古川さんによる『ゴッドスター』の朗読会(レコーディングフリー)の映像を、ブログに掲載しました。ご覧になっていただけましたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。
http://kiasma.info/blog/2008/01/01-235522.html
Posted by KIASMA at 2008年1月 2日 01:59 | 返信
初めまして。コメントをありがとうございます。
丸善篇の映像をアップしていただき、どうもありがとうございます!
欠席してしまった身としては、これは貴重なライブ映像でとっても嬉しいです。
早速拝見していますが、ものすごいテンションで、観ているだけのこちらまで汗をかいてしまいそうです。
Youtubeの小さな画面から、古川日出男本人が勢い余って出てきてしまいそうな、それほどの熱演ですね。
さすがは文学界における孤高のロックンローラーです!
貴重な映像を用意していただき、どうもありがとうございました。
Posted by なかはし at 2008年1月 2日 02:44 | 返信
なかはしさま
こちらこそ、ご丁寧にお返事くださいましてありがとうございます。トラックバックもOKでありがとうございます。
早速ご覧いただけまして、喜んでいただけまして光栄です。古川さんの勢い、まじすごいですよね。「孤高」というたとえに、共感を得ましたー! それでは!
Posted by KIASMA at 2008年1月 3日 01:40 | 返信
コメントをどうもありがとうございました。
しかし古川日出男の今後としては、新作執筆のため、しばらくイベントを行われないというのは、ちょっと寂しいですね。
はやく新作を脱稿していただき、また新たなイベントを次々に仕掛けていって欲しいものですね。
今後も面白いイベントの仕掛けを次々に繰り広げていただけますよう、よろしくお願いいたします。
Posted by なかはし at 2008年1月 4日 01:44 | 返信
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