会社の金で芸者遊びしてきました

「会社の金で芸者遊びしてきました」なんてタイトルに書いちゃうと、時節柄、「防衛省か、接待か、贈賄罪か……!」と思われそうですが、いえいえ。
レクリエーションなんですよ、レクリエーション。
会社のレクリエーションとして、はとバスに乗って、向島は老舗の料亭に行ってきたのでした。

東京駅のはとバス乗り場からバスに乗り込んで約30分のドライブの旅。
その間に、バスガイドのお姉さんから料亭での注意事項がいくつか述べられます。
曰く、

  • 玄関では前の人に続いて2列で入ること
    (強制捜査に入る東京地検の人みたいだ)
  • 靴を脱いで、下足番の方から下足札をもらうこと
    (下足札をなくすと帰れなくなります)
  • お座敷にあがったら、まずは飲み物券を購入すること
    (ライブハウスやん!)
  • 基本的に芸者を写真に撮るのはOKだが、舞台の写真は撮ってはいけない
    (同じはとバスツアーのショーパブでは、オカマさんを撮ると1枚1000円だとか)
  • 最後に芸者さんとの記念撮影をするが、他の客も多いため、グループごとの集合写真のみ
    (それはもったいない! 残念です)

とまあ、色々とルールがあるようですよ。
ちゃんとできるでしょうか、メチャクチャ緊張してきました……。

そんな緊張のあまり軽く失禁状態のまま(何でやねん)、いよいよバスは向島に着いたのでした。
玄関先で2列編隊を組み、下足番から無事下足札をもらい、2階お座敷にあがって飲み物券を購入すると……いよ!
そこに広がるは、まさに大広間、大・宴・会・場!
ズラリと並んだお膳の前に座り、スタンバイすると……いよ! 来ましたよ、芸者さん!
芸者さんからお酌をしてもらえる経験なんて、この先もそうないことでしょう
各テーブル……じゃなかった、お膳のお客さんにお酌したり、お話をしたりと、アレコレ世話を焼いてもらえます。
いやあ、かたじけない。

そんな華やぐ大・宴・会・場。
三味線のお師匠さんがステージに現われると、いよいよ芸者たちの舞台が始まりました。
お師匠さんの三味線に、芸者衆の太鼓と言う組み合わせの演奏、そして日舞。
いやあ最近は、もっぱら踊りを見るといえば、コンテンポラリーダンスばかりだったのですが、日舞も独特の形に則った美しさがあるのですね。
コンテンポラリーダンスが「身体の美しさ」を見せるのに対して、日舞は「動きの美しさ」を見せるものなんだと気が付きました。
何ですか、あの身体の動き、身のこなしは。
平然とした顔で、ときには笑顔さえ浮かべながら、立ったり跪いたり、振り返ったり。
いやいやいや、そんなのできませんって。
もうホント、これは日本人として世界に誇れるダンスだったのですね。
ステキです、ステキ! ブラボー!

そんな訳で、日舞で盛り上がったところで待ってました、お座敷遊び。
「トラ、トラ、トラ」という、“身体を使ったじゃんけん”のようなお遊び。
これが、座敷からのお客さんを呼び出して、ステージ上で「♪トラ、トーラ、トーラ、トラッ!」と踊り狂う謎の儀式に、ガイジンさんは大フィーバー!
「トラ、トラ、トラ」のゲーム名さながらに、日米一大決戦となりました。
日米一大決戦となった「トラ・トラ・トラ」
そして!
なぜか同僚が次々と勝ち抜いていってしまい、芸者さんから優勝賞品を頂いたのでした!
優勝賞品の内容は……まあ、それは実際にもらってのお楽しみということで。

こうして宴会は、見知らぬ人たちとも和気藹々と盛り上がり、とても楽しいものとなったのでした。
最初に心配したルールも、そううるさいことなく、よかったですよ。
(失禁状態のズボンとパンツも乾いてきました ← 何でやねん)

最後には各グループごとに芸者さんとの記念撮影にはとバスのガイドさん、大忙しです。
ガイジンさんも、ゴキゲンでパチリ。
最前列のオジサン、ずっと正座ができず苦しそうでした
この最前列でいい感じに崩れて座っているオジサン、ずっと正座ができずに窮屈そうなのでした。
この写真そのものは、日本に来たいい記念になったとは思うのですが、この最前列のオジサンには、窮屈な思い出もちょっと残っているかもしれませんね。

こうしてあっという間の2時間、大変楽しく過ごさせていただきました。
こんな芸者遊び、これから先はもう一生体験できないことでしょう。
しかも、今回の芸者遊びは「会社の金で」というところがミソなんですよね。
余計にこの先、一生機会がないような気がしてきました……。