山白朝子の正体がモロバレでした

創刊以来、面白そうな作品を次々に発刊しているメディアファクトリーの「幽ブックス」シリーズ。
今回は、その新刊として山白朝子という作家の短篇集『死者のための音楽』が出ています。
この山白朝子という作家のことは全然知らなかったのですが、帯によると

怪談専門誌『幽』の連載で話題騒然の作家待望の初単行本!!

などと惹句が踊っているので、なるほど、「幽」が見つけた新人なんだな......と思っていたのです。
ところが。
こんなPOPが本屋さんで張り出されてあったのですよ。
山白朝子の正体は、有名作家なのだそうですよ!

有名作家が山白朝子名義で書いた短篇集です。

......って いったい誰? 誰? 誰? 誰、誰、誰、誰、誰、誰?!

どうも山白朝子の正体は、ミステリ関係ではかなり有名な作家のようですね。
とすると、意外な人物に間違いありません。
およそ怪談なんて書きそうにないミステリ作家といえば......
ダメです、そんな作家はたくさんいそうなので判りません。メチャクチャ悩んでしまいます。

ところが、このPOPをよくよく見てみているうちに大変なことに気が付きました。
もう一度、このPOPをよく見てみましょう。
この作家、ひょっとして「ミステリィ」という言い方をしてる?
どうですか、これ。
日本ミステリ界、博嗣......もとい、広しと言えども、"ミステリィ"と書く作家はおよそ1人しか考えられませんよね!
そうです、そうです、そのとおり!
日本ミステリ界、博嗣......もとい、広しと言えども、
やったね!
何気なく書かれた販促POPから、謎の作家・山白朝子の正体を見事に見破ったのでした。

やれやれ、これで「これは本当は誰の本なんだろう」とヤキモキしなくても済むんだぜベイベー......。
ホッとしながらページをめくってみると......キャー!
本の最後に山白朝子のプロフィールが!

1973年生まれ......。
大分県生まれ......。
出版社勤務......。
そして「趣味はたき火」......。

どれひとつとして当たってはいません。
見事なくらいの外しっぷりですよ。
となると、いったいこの山白朝子という人物は誰になるのでしょうか。

「乙一でしょ」という声もあるそうですが、彼は1978年生まれだし、福岡県生まれだし、出版社勤務もなさそうだし。
ちょっと違いそうですね。
(「趣味がたき火」というところはピッタリ合っていそうですが)

あるいは、この著者紹介が大ウソなのかもしれません。
しかしそれではあまりに寂しいので、とりあえずマジメに調べてみました。
でも、1973年生まれの作家って......意外と判らないものですねえ。
調査に費やした総時間5分。ナンチャッテ調査の結果、こんな方々が見つかりました。

  • 秋田禎信
  • 柴崎友香
  • 奈須きのこ
  • 舞城王太郎

しかし、「大分県生まれ」というのがネックになってしまっています。
(そして最後には「趣味はたき火」というのがさらにネックになりそうです......)

ああ、もうこのPOPを書いた書店員の方、いったい誰のことを言っているのでしょうか。
やっぱり気になって今夜は眠れません!
だから今夜は徹夜で『死者のための音楽』を読むことにしましょう。
(何じゃそりゃ)

コメント

なかはしさん、おはようございます。
乙一だと噂が飛んでいますね。
そうだとすると買おうかな。

先日東京出張時に三省堂新宿南店へ行きましたが、サイン本は
『ソロモンの犬』と、中村航と西加奈子の本くらいでした…。
神保町へ行ったら、『革命』は売り切れでした(ショック)。
でも早川書房のサイン本がたくさんあって、
今は亡き瀬戸川猛資・伴野朗のサインとかがあって買ってしまいました。

乙一じゃなくても山白朝子は買いだと思いますよ。
というか、乙一だから読む……というのはもったいないです、これは。

ところで新宿南店って紀伊國屋書店ですよね?
で、神保町にある三省堂書店の神田本店に行かれたと。
東京堂書店はダメでしたか?
あそこも結構隠れたサイン本のメッカなので目が離せません。

早川書房は毎年のようにサイン本フェアをやっているので、ひょっとしたら瀬戸川猛資や伴野朗の本も、生前のものが倉庫に眠っていたのかもしれませんね。
あ、それともひょっとして神保町の古書店で買われたのでしょうか……?

すみません、間違えてました。
新宿南店、紀伊国屋でした。
東京堂も見ました。
サイン本、充実していました。
瀬戸川猛資も伴野朗も三省堂の神田店で買いました。

紀伊国屋ではサイン本が一般の本と一緒に何気なく並んでいたので
驚きました。
東京だよ、おっ母さんと思いました…。

おお、なるほど。新宿の紀伊國屋書店から神保町の三省堂書店と東京堂書店に回られた訳ですね。
サイン本って、平台に出ているのですが、たまにその上に通常本がのせられたりして隠れていることもありますね。
なので、平台は横から眺めるようにしましょう!
(シュリンクを発見することもあります)
また棚に戻されていることもあるので、これも要チェックですね。
(やっぱりシュリンクをチェック)

そう考えると、サイン本がシュリンクされているのも、「ぼくはここだよ」と声を上げるため……というような気がしてきました。

今日新宿紀伊国屋→ジュンク堂→神保町→三省堂→東京堂ルート行きましたよ。
結局全部で書店30軒位回ったかな。
東京堂が思ったより微妙でしたけど・・・。

西尾維新のサイン本が見つからない(笑!!

こんばんは。コメントをありがとうございます。
しかし書店30軒とはスゴイですね!
万歩計を付けていたらスゴイ数字をたたき出していそうです(買った本も持って歩いていれば、トレーニングにはピッタリ)。
東京堂はサイン本に限らず並べてある本も割と渋めのセレクトなので、ひょっとしたら合わなければトコトン合わない本屋さんかもしれませんね。