有川浩『図書館革命』、桜庭一樹のシール、その他モロモロ

久しぶりに神保町にやってきましたよ。
神保町と言えば外せないのが、 新刊をトリッキーなタワーに積み上げて、お客さんをドキドキさせてしまう三省堂書店ですね!
(どんな紹介だ)
おお、新刊コーナーには、有川浩の『図書館革命』がいきなりサイン入りでドカンと並べられていますよ!
有川浩『図書館革命』がズラッ!

『図書館戦争』『図書館内乱』『図書館危機』と続いた図書館戦争シリーズも、これで最後になるそうです。
(この物語からスピンアウトした『レインツリーの国』もありましたね)
しかしシリーズも3冊とか5冊だったら、まだ「完結した」という気になるのですが、どうも4冊で終了だと、中途半端な気がしてなりません。なぜなんでしょうか?

今回、『図書館革命』の帯には、「アニメ化!」の文字が大きく踊っています。
うーん、また原作ありきのアニメ化かぁ......と思いきや、制作元は「Production I.G」。
お? ちょっと気になってきたあたり、かなり現金なヤツでございます。

引き続き三省堂書店をウロウロしてみますと、おお。
桜庭一樹の『私の男』もサイン本でドカンドカンと並べられてあります。
このお店は、サイン本と言えどもシュリンクをせずに普通に中を見られるようになっているのが嬉しいところですね。
そんな訳で、適当に何冊かを手にとって、ぱらりらぱらりら(桜庭一樹風に)とめくって見てみました。
ドシーッ!
今回のワンポイントであるプリクラ風シール、相変わらず

カニのツメ、デカッ!

状態なのですが、ちょっとずつ写真が替わっているのですよ!
巨大カニのツメと一緒に写っている人物(ご本人?)がカニツメに近づいていき、最後にはそのなかに入っていってしまうところが、パラパラ漫画(桜庭一樹風だと、"ぱらりらぱらりら"漫画?)のように楽しめます。
......いや、パラパラ漫画のように楽しむにはかなりの冊数を買い占めなければならないのですが。
(あ、それがひょっとして作者の狙いなのか!)

SFコーナーには、伊藤計劃『虐殺器官』のサイン本が数冊残っていました。
これはきっと、世界SF大会=ワールドコン開催記念企画として8月に行われた「伊藤計劃&円城塔トークショー」の名残なんでしょう。
その隣にも円城塔『Self-Reference ENGINE』がありましたが......あれれ?
こちらは"著者サイン本"の腰巻がありません。
もうサイン本が全部なくなってしまったのかあ、とパラパラめくったみたところ......「サイン本やん」。
腰巻がなかったことで、ついつい騙されてしまうところでしたが、円城塔『Self-Reference ENGINE』もちゃんとサイン本が残っていたのでした。
ただし、残念ながら円城塔『Self-Reference ENGINE』が第3刷、伊藤計劃『虐殺器官』も再版と、どちらも初版ではありませんのでお気をつけください。
(しつこいようですが、こういうチェックのできるところが、サイン本にシュリンクを掛けない三省堂書店のいいところですね!)

新刊コーナーには、なぜか出版されてもうかなりの日が経つのに、馳星周の『約束の地で』がサイン本としてこれまた大量にドカンと積み上げられてあるのですよ。
売り上げアップのためのテコ入れなんでしょうか......。

この馳星周『約束の地で』サイン本は、三省堂のご近所にある東京堂書店でも積み上げられています。
やはりこれは、売り上げアップのためのテコ入れなのかもしれませんねぇ......。

この東京堂書店では、川本三郎の新刊『ミステリと東京』もサイン本で置かれてあるのでした。
『ミステリと東京』は、宮部みゆきや島田荘司などの東京を舞台にしたミステリを切り口にして、東京という街の歴史や成り立ちなどを語っている、メチャクチャ面白い本なんですよね。
島田荘司の『火刑都市』のあの雰囲気が好きなミステリファンであれば、ぜひとも買いですよ!
ただし、丸善の丸の内店では著者本人によるトークショーを兼ねたサイン会が11月12日に開催されるようです。
トークショーとなれば、今回掲載されなかった作品の話(小野不由美『東亰異聞』なども聞いてみたい)や、裏話なども聞けるかもしれません。
ああー、このトークショーはぜひとも行きたかったのですが、この日は既に予定があって断念せざるを得ないのですね。残念。

東京堂書店は新刊以外にも意外とサイン本の穴場で、いしいしんじ『みずうみ』や、も翻訳した山尾悠子のサイン入りであるジェフリー・フォード『白い果実』など、もうあまり見かけないサイン本がまだまだゴロゴロしているのでした。