「書庫の部屋」ってなに?

がびーん。

サイン会での為書きに、いつも「書庫の部屋」って書いてあるけど、どういう意味ですか?

なんて訊かれちゃいましたよ。がびびーん。

しかし考えてみれば、そう思われても仕方ないですよねえ。
あくまでこのブログのタイトルは、「ぼくのミステリな備忘ログ」ですから。
どこにも「書庫の部屋」なんて名前はないのですから。

いや実はですね、この「書庫の部屋」というのは、もともとぼくが開設していたホームページの名称なんですよ。
で、この「ぼくのミステリな備忘ログ」は、“「書庫の部屋」のなかにある1コンテンツ”という位置づけである、と。

コンテンツ……? 何じゃ、それ?と言われそうですね。

今でこそ「ネットで情報発信をしている」と言えば、ブログが主体で、大体がブログのURLを紹介されます。
ところが、ぼくがネットデビュウした1996年頃は、まず「TOPページ」と呼ばれる“表紙”があって、そこから「日記」やら「自己紹介」やら、色々なページにリンクをはるスタイルが主流だったのです。
つまり、ぼくが開設したいわゆる“ホームページ”が「書庫の部屋」であり、そのなかに「ぼくのミステリな読書日記」という日記ページをつくっていたのでした。

ところが。
その「書庫の部屋」を設置したサーバーが、プロバイダーのオマケサーバーなので、容量が小さい小さい。
テキストだけだったらまだしも、デジカメを購入して写真を使うようになってきてからは、アッという間に容量が一杯になってしまったのです。
そこでサーバーを移転したのでした。
その移転先のサーバーが「CGIは何でもオッケーよ」というところだったので、「ブログというものが流行しているけど、どんなものかなあ」とシステムをインストール、公開の実験を始めたのでした。
すると……おお、なんということでしょう。
このブログという仕組み、これがなかなかよいのですよ。
何しろ運営する側であるぼくにすれば、「更新が簡単」なのです。
出先でも、ケータイから簡単・気軽に写真入りの記事がアップできるのですよね!
また、読者側である皆さんからすれば、ブログが“RSS”と呼ばれる仕組みを利用していることで、「更新されたかどうか、チェックが簡単」という大きな利点があるのですね。
そんな便利さが勝ってしまい、いつの間にやら、チマチマとHTMLのタグを打ち込んで更新する“ホームページ”の方である読書日記の更新を停止して、こちらのブログの更新がメインとなってしまったのでした。

でも、「書庫の部屋」はなくなったわけではないんですよ。
それどころか、今でもこの「ぼくのミステリな備忘ログ」は「書庫の部屋」のコンテンツのひとつなんですね。
それが証拠に、「書庫の部屋」のTOPページをご覧ください。
ね!
ちゃんとコンテンツのひとつとして目次に名前を連ねているのです。
そんな訳で、いつも為書きに書いてもらう「書庫の部屋」という謎の言葉は、インターネット界のこの10年における激動の歴史の生き証人ということなんですね!

……なんだか適当かつおおざっぱなまとめ方だ。

でも、実をいうと、為書きで「書庫の部屋」と書いてもらういちばんの理由は、「ぼくのミステリな備忘ログ」って書いてもらうのは、長すぎるのでちょっと頼みづらいのですね。
「書庫の部屋」だと、まだ短いから頼みやすいんです。
ときとして、「“書庫の部屋”って、“馬から落ちて落馬して”みたいなネーミングですね」なんて笑われることもあって、そんなところから作家の方とコミュニケーションすることもできますし。