オリガのコンサート「ORIGA with 2+1」

今日は久しぶりに原宿にやって来ているのですよ。原宿。
それは"若者の巣鴨"と呼ばれるだけあって(呼ばれていません)、若者たちがゾロゾロ歩いています。
駅の写真を撮っていると、ぼく自身がオノボリさんになったかのような気さえしてくる、魔性の街なのです。
原宿駅でオノボリさんのように写真を撮ってみる

目的地は、駅を出てちょいと歩いたところにある原宿クエストホール。
ここでOrigaのコンサートがあるのですよ。
オリガと言えば奥さん、以前に「世界で1枚だけの攻殻機動隊」でサインを貰った、あのOrigaですよ。
そう、攻殻機動隊の主題歌を歌っているOrigaです。
そんなOrigaが行う今日のコンサート、なんと8年ぶりなんだそうです。
その8年ぶりのコンサートは、ロシアにいるお友だちの「2+1」というバンドとともに行われたのでした。
原宿クエストホール前でもオノボリさんのように写真を撮りまくる

18時の開演時間をやや過ぎてステージに現れたのは、その「2+1」のメンバー。
「ロシアのバンド」というところから、勝手にシベリアのような厳しい気候をイメージさせるような曲を想像していたのですが......いえいえ、とんでもありません。
ゴンチチのような柔らかい"癒し系"とでも言えばいいのか、そんなアコースティックな音楽が奏でられるのでした。
「ロシアのバンド」と言うイメージではありません。
ユーラシア大陸でロシアと続くヨーロッパでの、オシャレなアコースティックバンドというイメージでしょうか。
ヨーロッパ系という印象なのは、きっと、その曲調にあるのだと思うのです。
そう言えば、リバーダンスのテーマ曲も演っていましたね。
ケルトミュージックもありなんです。

しかしこの「2+1」というバンド、ギタリストがどうもキング・クリムゾンのロバート・フリップ御大にしか見えません。
もともとステージに出てきたときから、「何となく顔が似ているなあ」と思っていたのですが、実際に演奏が始まったら......あらららら。
あのストイックなまでにキッチリとした姿勢でギターをホールドする独特の持ち方、"クラシックギター独特の持ち方"は、まさにフリップ翁を彷彿させるのですね。
別の意味でも感動してしまっていたのでした。

「2+1」としては、日本で新発売されたアルバムに収められている曲も含めて、30分ほど演奏しました。
やがてメンバーが静かに椅子に腰掛け別の曲を演じると、そのイントロにあわせて......Origaが登場しました!
いやあ、これはスゴイ。ステージに立つその姿からは、オーラが出まくっているのですよ。
凛とした佇まいが、まるで"歌姫"のような風格を伴っています。
もちろん、それは佇まいだけではなく、彼女が紡ぎ出すのがまさに"天上の声"。
透き通っているような美しさに加えて、天高く舞い上がっていくような広がりや奥行きが感じられるのですね。
もう、まさに今、頭上に広がっている"秋の空"を彷彿させるステキな歌声なのでした。
そんな堂々たる立ち振る舞いでありながら、実際には8年ぶりのコンサートで、とても緊張されていたようです。
もうMCになると、いっぱいいっぱいになってしまい、何をしゃべっていいのか、どうしよう......とシドロモドロ。
しかしそこはやはり"歌姫"、バックバンドのメンバーがひとたび演奏を始め出すと、スイッチが音を立てて切り替わり、すぐに堂々たる立ち振る舞いに戻るのでした。

休憩時間を挟んで2時間半ほどの公演が終了し、ロビーに出てみるとOrigaの友人であるぼくの会社の同僚がご夫婦で来られているところにバッタリと出くわしました。
その傍らには、なんと、オリガのご主人も! ......! ......! ......!

は、は、は、初めまして、いやあ、今日のコンサートはとてもよかったです、いつも応援させてもらっています、またぜひともコンサートをしてくださいよ......

Origaのご主人と言うだけで舞い上がってしまったぼく、勝手にペラペラ話し出して止まりません。
すると、なんと同僚からはさらに驚くべきひとことが!

「今から楽屋に行くんだけど、一緒に行く?」。

ぬぁぁぁにぃぃぃ? 楽屋に行くですと?
そんなチャンスは滅多にございません、ぜひともご一緒させてください......とノコノコついて行きました。
いつも横目で眺める「関係者以外立ち入り禁止」ゾ-ンの入口鉄扉をガチャリと開けて、奥に行くと......うわあ、お弁当がいっぱい!(見るところが違う)

いえいえ、いらっしゃいました。Origaですよ、Origa。オリガ。
ついさっきまでステージにいたご本人です。
もう一気にテンパり度はMAXヒートアップ、ますます訳が判らなくなってしまったぼくは、Origa相手に勝手にペラペラと話し出して止まりません。

いやあ、今日はとてもよかったです、いつも応援させてもらっています、この間はDVDにサインをしていただきありがとうございました、またサインをお願いします、攻殻機動隊はいいですよねえ、いつもご近所をサントラをガンガンと鳴らしながらドライブしてますよ......。

ああ、勝手にひとりでオレ、何しゃべっているのだろう。しかも止まらないし。だれか止めてぇ~!
そんなぼくの心の叫びが聞こえたのでしょうか、同僚のダンナさんがカメラを取り出して、Origaと一緒のところを写真に撮ってくれました。
終演後に楽屋で、Origaとともに
攻殻機動隊つながりということで、同僚と、ぼくの相方の顔は"笑い男"のマークでマスキングしています。

8年ぶりのコンサートが無事に終了してホッとしているところを、こんな手みやげも何も持っていない見知らぬヤツがドヤドヤ押しかけても、優しく笑顔で接していただき、どうもありがとうございました。
オリガ「ORIGA with 2+1」