小川勝己のいつもとちょっとだけ違うところ

小川勝己ご本人のブログによると、新作『この指とまれ』(実業之日本社)の挨拶まわりでお伺いした池袋の書店でサインをしてきたのだとか。
そこで気になったのが、ブログに書かれてあった

いつもとは、ほんのちょっとだけ違うサインにしました(ほんとにちょっとだけですが)。

の文章。
うぬー。気になるではないですか、実に気になる。
気になったら居ても立ってもいられず、今日、会社帰りに池袋のジュンク堂書店に立ち寄ってきたのでした。
3階の文芸書売り場に直行し、新刊コーナーを見てみると……おおう。
ありましたよ、ありました。
平台に“著者サイン本”の紙片が添えられた『この指とまれ』がデーンと積み上げられているのです。
「おお、これこれ」と手にとって、帰ってきたのでした。
お楽しみのサインはこちらです。
サイン入りの小川勝己『この指とまれ』

さて、ここで問題です。
どこが“いつもとは、ほんのちょっとだけ違う”のでしょう。

……判りません。

やはり比較対象がないと、ぜっんぜん判りませんって。
そんな訳で、持っている小川勝己のなかで唯一サイン入りである『ロマンティスト狂い咲き』(早川書房)をサイン本棚から引っ張り出してきて、見比べてみました。
持っているなかで唯一小川勝己のサインが入っている『ロマンティスト狂い咲き』

……あ。
判りましたよね、判りました。
これでしょう。
“いつもとは、ほんのちょっとだけ違う”Gonben

しかし、この“Gonben”っていったい何のことでしょうか。
ひょっとして登場人物のあだ名?
いや、以外と小川勝己自身のあだ名だったりして。
いやいや、作品では“言べん”が重要なキーワードなのかもしれません。
……そんなことを思いながら、本を裏返したり見返したりしていると、ああっ!
この本のタイトルなんですよ!
てっきりこの本のタイトルは『この指とまれ』なんだと思っていたのです。
しかし奥付をよくよく見てみると……

『この指とまれ -GONBEN-』

となっていたのでした。
なるほど、今回のサインで“いつもとは、ほんのちょっとだけ違う”ところは、タイトルが併記されているところなんですね!