フト気が付くと、ここ最近は電車が停まってさあ大変、といった内容のことしか書いていないような気がします。
が、あくまでこの「ぼくのミステリな備忘ログ」は、その名のとおり"ミステリファンの、ミステリファンによる、ミステリファンのための"ブログだったりするのです。
「初心忘れるべからず」ですよ。
いえ、すっかり忘れてしまっていました。
そんな訳で、とってつけたかのようにこんなPOPの写真をジャジャジャン。
ポール・オースターの実質的なデビュー作にあたる『シティ・オブ・グラス』が、このたび柴田元幸の訳でこの雑誌に掲載されたのだとか。
だからでしょうか、これ、雑誌にしては異例の扱いではないでしょうか。
だってここは文芸書の平台なんですよ。
そんな一等地の"儲け"のための台に、雑誌がドサッ。
しかも、雑誌なのにPOPまで付けられています。
しかしこのPOPが......、何ともまたエキセントリックなんですね。
ファン鼻血!ですからね、ファン鼻血。
もう鼻血というよりも、動脈がぶった切られたのかと思うほどの毒々しさで、ファン鼻血。
しかもどさくさに紛れて「二冊買え!」って......。
しかしこのPOPを描いた店員は、この「二冊買え!」をかなり本気で言っているようなんです。
何しろ、POPをよくよく見てみると......ホラ。
ちゃんと計算までして差し上げていますよ。
(......と言いながらも、「+税」という描き方がズルい。世の中はもはや"税込表示"なのに)
さて、このエキセントリックなPOPが設置されている本屋さん、すっかり気分はヴィレッジヴァンガードです。
何しろノリとしては、以前にも紹介した岡田あーみんのPOPにも通じるものがありますからね。
これ(↓)
と言うか、ひょっとして同一人物なのかもしれません。
ところが!
実を言うと......何とこのお店、丸善だったのです。
そうですよ、丸善。洋書の丸善。老舗の丸善。ハヤシライス発祥の地、丸善。
ガソリンスタンドではありません。
(それは丸善石油。しかも今はコスモ石油だし)
そんな丸善が、こんなヴィレッジヴァンガードのようなPOPを設置しているなんて......。
いったい丸善に何が起こっているというのでしょうか。
- ヴィレッジヴァンガードから転職した人が描いた
(そのままだ) - ヴィレッジヴァンガードの人がコッソリ置いていった
(何のために?) - ヴィレッジヴァンガードが胴元なので、丸善は逆らえない
(何の胴元なんだか......) - 丸善の本棚がヴィレッジヴァンガードの本棚に繋がっている
(どこでも本棚~ ← ドラえもんの声で) - ヴィレッジヴァンガードは丸善が世を忍ぶ仮の姿だ
(もう意味が判りません)