講談社ノベルスの“密室本”をコンプリートしてました

以前にも紹介した「講談社ノベルス20周年記念企画」の"密室本"シリーズ。
16冊すべてコンプリートしたつもりでいたら、5年も経った今頃になって、霧舎巧『四月は霧の00(ラブラブ)密室』だけ抜けていたことが発覚し、ガックシと落ち込んでいたのでした。
すっぽりと霧舎巧が抜けていたのですよ
ええ、ええ。
本棚はこんな具合に見事に霧舎巧がすっぽりと抜け落ちていますよ。

ちなみに"密室本"とは、講談社ノベルス創刊20周年記念の企画で「中身がすべて袋とじされた」本で、すべてメフィスト賞受賞者による書き下ろし作品です。
中身、つまり"扉ページ"や"奥付ページ"まですべて袋とじされているので、この密室本では袋とじ部分に仮の"奥付ページ"が印刷されています。
(袋とじを開くと、改めて正式な"扉ページ"や"奥付ページ"が現れます)

ところがこの本、未開封モノはあまり古本屋では見かけません。
よくある「巻末のみ袋とじ(バリンジャー『歯と爪』や、筒井康隆『残像に口紅を』、最近ではデニス・ルヘイン『シャッター・アイランド』など)」は、古本屋を丹念に見て回っていると未開封モノを見かけることがあります。
ブックオフで見かけたりするほどです。
しかし本全体が袋とじされた「密室本」となると、未開封モノをあまり見たことがありません。
そりゃそうです。
結末だけが袋とじだったら、読み始めて面白くない場合、「袋とじ未開封だったら、その分高く買ってくれるかも」と期待して売りに行くのでしょう。
しかし、全ページが袋とじされていたら、最初の1ページを読むだけでも開封しなければなりません。
つまり。
古本屋さんで未開封の密室本を購入しようと思ったら、それはすなわち、「買って未読のままで売りに出したもの」でなければならないのです。
これがまだ出版された直後ぐらいだったら、「買ったものの、ネットでの評判がよくないからそのまま売っちゃおう」といったものが見つかる可能性もあったはずなのですが。いかんせん、もう5年も前の本ですよ。
古本屋さんに残っていることは難しそうです。
困ったよなあ、これは難しいよなあ......と悶絶した日々を過ごしていたのでした。

ところが。
あるところにはあるものですねえ。
Amazonなんですよ、Amazon。アマゾン。
何気なくAmazonのマーケットプレイスを見ていたのですね、『四月は霧の00(ラブラブ)密室』の中古本販売ページ。
すると......「未開封・帯付・美本」と書かれた出品があるではないですか!
もうね、なんというか、この文字がページ内で踊って見えるのですよ。
こんな感じで!
「未開封・帯付・美本」の文字が躍っていました

やったね!
......しかし安心はできません。何しろそこは悪名高きAmazonのマーケットプレイス。
きっと何千円とボッたくっている強気の値段設定なんだろうなあ、と恐る恐る値段を見てみると......おおう!
なんと250円! ドシィー!
すぐに買い物カゴに入れてショッピング、ショッピング、ウキウキショッピングなんですよ!

そして、ついに棚がこのようになりました!
ジャーン、コンプリートした密室本のすべてなのです!
5年越しにようやくコンプリートした講談社ノベルスの
喜びのあまり、霧舎巧の置き場所、間違えています。
(本当は積木鏡介と西尾維新の間です)

そして今年は講談社ノベルス創刊25周年。
記念の「しおり」が毎月3種類ずつ配布されているのですが、これだけはいくらamazonとはいえ、もう2度と手に入る機会はなさそうですから、「必要かなあ......」と思いながらも毎月ちゃんと確認しながらゲットして行っています。
あと9月、10月、11月、12月......うくぁ、まだ4ヶ月もあるのか。
そのうちコロッと忘れていて、また数年後に「コンプリートしたつもりが抜けていた!」なんて大騒ぎしていそうな気がします。
成長性がないんです。