著者直筆POPの行方

いつも本屋さんに行くと、平台に積み上げられた本を飾るように立てられる著者直筆POPたち。
好きな作家の直筆POPがあると、物欲の塊であるぼくとしてはただ、ただ、「欲しい!」と思ってしまうのです。
しかし、いつしか気がつくと、平台に積み上げられていた本は棚へと移動してしまい、それとともに著者直筆POPも姿をヒッソリと消してしまうのでした。
そんなとき、いつもぼくは「ああ、きっと店員さんたちがあの著者直筆POPを巡って、争奪戦を繰り広げているのだろうなあ......羨ましいなあ......」などと思っていたのでした。

......ところが。
とある本屋さんでのことです。
いつも眺めている本棚のウラに、死角があることに気が付いたのでした。
普段、本棚のウラ側なんて眺めるチャンスなんてないのですよ。
いったい何があるのかな、と何気なしに覗いてみたところ......おおう!
なんと言うことでしょう。
こんなところに著者直筆POPの墓場があったのでした。
著者直筆POPは今、静かにここに眠っておられます
ほ、ほ、ほ、欲しい~っ!
物欲の塊であるぼくは、心の底から叫んだのでした。
でも店員さん、とても忙しそうだったので、さすがにそこを捕まえて「これ、ください!」とお願いすることはできませんでしたよ......。
なーむー。

上の写真では、どれがどなたのものだかよく判らないので、どなたのものか判別したものを見やすくしてみました。
(さすがに本棚の裏側に手を突っ込む勇気もなく、ウラ向きのものだったり見えにくいものは判別不明です)
著者直筆POPの墓碑銘(エピタフ)