拙者ムニエル「ヤバ口さんちのツトム君!」(下北沢駅前劇場)

今日は、拙者ムニエルの新作『ヤバ口さんちのツトム君!』を観に、久しぶりの下北沢へレッツらゴウ!
下北沢自体すっかりご無沙汰だったのですが、さらに今日の会場である駅前劇場なんて3年ぶりなんですよ。
もう「ご無沙汰、お久しぶりっ!」てな感じのものなのです。

この駅前劇場は、文字通り「下北沢の駅前にあるビル」の3階に入っているのですが、以前に来たときはかなりうさんくさいオーラがプンプン漂っていたのです。
(いい意味で、ですよ)
しかし3年ぶりに訪れたこのビルは......おおう、とってもキレイになっているではないですか。
ビルがすっかり改装されているのですね。
「こんなキレイな建物は、下北沢の劇場じゃない!」と思いつつ、3階の劇場まで階段を「ヨッコラショ、ヨッコラショ」と上っていくと......なんだ。
「駅前劇場」と「ON・OFF劇場」の2つの劇場が並んでいる3階フロアは、相変わらず以前のままにうさんくさい雰囲気が残っていたのでした。ウッヒョウ!
きっとビルの改修工事をしたのは、1階と2階に入っている一般のお店屋さん向けであって、劇場までは手を付けていない、そんな感じなのでした。
確かに、本多劇場や新宿のシアターアプルのように大きな劇場だったら、キレイになるのはまったく違和感がないのですが、こうした駅前劇場やスズナリのような空間は、ぜひともうさんくさい、怪しいオーラをプンプンと発し続けていて欲しいなと思うのです。

さてそんな拙者ムニエル1年ぶりの公演は、久々の長篇モノ。
公演内容にはかなり「アタリ」「ハズレ」があるため、なかなか人に勧めるのが難しい拙者ムニエルですが、今回は「なかなかいいんじゃないの」。
ハズレ作品のときは、大体がそれまで引っ張ってきたテンションが途中で空回りを始めてしまい、物語そのものが空中分解をしてしまうことが多いのです。
しかし今回は、物語途中で張ってきた伏線もきっちりと回収していきながら、ストーリー展開が腰砕けになることもなく、"アッと驚かされる"とんでもないラストに持っていったのでした。
この"アッと驚かされる"とんでもないラストが実に感動的なんですね。
いやあ、本当によかったですよ。

この"アッと驚かされる"とんでもないラストが実によく、また終了後に暗転したため、てっきりこれで終わりかと思いきや......おおう、さらにもう1シーンあったのでした。
しかしながらこのシーンは、かなり余分だったと思うのですね。
ラストがあの"アッと驚かされたまま"で終わっていたら、その驚愕感の余韻に浸ったまま席を立つことができたと思うのですが、ラストシーンにどうでもいいような話を持ってきてしまったがために、せっかくの驚愕感が薄れてしまい、「あれ、結局どういう話なんだっけ」とモヤモヤした気分で終わられてしまったのです。
もったいない......。

次回の本公演はまた来年の夏、今度は本多劇場であるそうです。
しかし本公演でない「公演」は今月末に、新宿のロフトプラスワンでメンバー全員によるトークイベントが行われるそうです。
チケットは劇場ロビーでも販売されているとのことでしたが、何だかあまり売れているようには思えなかったのでした。
そういうぼく自身は、既にローソンチケットで購入していたのですが、一般発売されてからかなりの日がたつのに、まだ整理券番号が1ケタ台でしたよ......。