これでぼくも、いつでも京極堂

ちょっと必要に迫られて、太極宮の「リーディング・カンパニー」で京極夏彦が「耳袋」の朗読をしたときに使った鈴(柄が付いていて、手に持ってチリーンと鳴らすヤツ)を手に入れたくなったのです。
が、アレが何だか判らない。
名前が判らなくっちゃ探せない。
“京極夏彦” “鈴”のキーワードで探したけれど見つからない。
「そう言えば、京極堂が憑きもの落としのときに使ってなかったっけ?」。
今度は、キーワードを“京極堂” “鈴”に変えてみたけど、出てこない。
ヤケクソになって“リーディング・カンパニー” “鈴”としたけれど、皆、「鈴」とだけしか書いていない。
んー、困ったなあ……と行き詰まってしまったところで、「そうだ!」。
なんだかいきなり天啓が舞い降りてきたのですよ!

「確か、お遍路さんが持っていなかったっけ?」

そうそう、菅さんも丸坊主になって回ったお遍路さん。
確かあの方々が巡礼のとき、あんな鈴を手に持っていたような気がするのですよ。
早速、キーワードを“お遍路” “鈴”に変えて検索してみると……。
あるわあるわ、ウジャウジャと。
しかも、その名もズバリ「持鈴」って……。
そのままやん!

果たして、リーディング・カンパニーのときに京極夏彦が使っていたのがこの「お遍路用」のものかどうか判りませんが、ぼくの用事としてはこれで十分なのです。
しかもお値段が安い。
きっと特殊な用途のもので、「数万円とかしたらどうしよう……」と心配していたのです。
ところが、なんだ、お遍路さん用としての需要があるらしく、安いものでは1000円程度からあるのですよ。
すると、ここでむくむくと湧き起こるのが、悪魔のささやき。

「どうせ買うのだったら、奮発していいヤツ買っちゃえ」

その名も「高級持鈴」(これまたそのままの名前)は、一気にお値段が4倍にもなってしまうのですが、“本体が肉厚なので、非常にいい音色が鳴り響きます”。
そんなこと言われると、つい買っちゃいたくなっちゃうじゃないですか。
……買っちゃっていました。

そんな、最後の最後で煩悩を抑えきれなかった俗気の塊であるぼくのところに、今日、無事に香川から持鈴が届いたのでした。
これが本場香川から届いた、お遍路さん用の「持鈴」
手に持って鳴らしてみると……チリーン……。
ああ、こりゃ確かにいい音色だ、うっとり。
あまりの音色の美しさに嬉しくなって、家に帰ってからはずっと、……チリーン……、……チリーン……。
鳴らし続けております。
ひょっとすると、「お隣、変な新興宗教にでも入っちゃったのかしらねえ」などと思われているかもしれません。
いや、あるいはこの夏の時期ですから、「風鈴かぁ」と風流な気分に浸っていただけたかもしれませんね。
本当に、風鈴と間違えてしまってもおかしくないほどいい音なんですよね、これ。

とは言うものの、この「持鈴」だけをアップにしてこんな写真を撮ってしまうと、あまり大きさが判りませんね。
結構大きいのですよ。
大きさ比べの意味も兼ねて、「この“持鈴”が必要なとき、一緒に必要になる」相棒とのツーショット写真を撮ってみました。
相棒と持鈴とのツーショット。ひょっとしてこれが最初で最後なのかもしれません
……余計に判りませんね。

そのような訳で、準備は着々と進めております。
今日は「持鈴」の他にも、夏用礼服も今日届きました。
「作業着の店」に寄って半袖の作業着も買いました。
扇子も買いました。
名刺も刷りました。
いったい何の準備なんでしょうか……、この変な組み合わせは。

コメント

どうもこんにちは。お久しぶりです。
良い買い物ですね(笑)。

たぶんね、検索は「又市 鈴」ですよね、京極堂のほうではなく。
ってネタだったらすみません&僕の勘違いでしたらすみません。。。

ご一緒に目撃してしまった100台近く止まっていた黒塗りの料亭の衝撃が、まだ抜け切っていない今日この頃です。
たぶん日本の未来はあそこで決定されているのでしょうね。

> たぶんね、検索は「又市 鈴」ですよね

ああ、そうか! 又市だ! 御行だ!
そんな訳で今さらですが検索してみたところ……ガビーン。
確かにメチャクチャヒットするのですが、どうも皆さん「鈴」としか書かれておらず……。
とすると、本にもただ「鈴」としか書かれていなかったということでしょうか。

しかしタイトルが「これでぼくも、いつでも京極堂」などと大ウソついちゃっていますね。
正確には「これでぼくも、いつでも又市よ」(語感がよくないので「よ」といれてみました)としておかなければいけないのですが……ま、いいか。