坂木司『ワーキング・ホリデー』サイン本のひみつ

坂木司の新刊『ワーキング・ホリデー』が出ています。
紀伊國屋書店新宿南店では、このとおり、「ドン」と特設コーナーまでできあがっています。
坂木司『ワーキング・ホリデー』の特設販売コーナー

しかし......あれ?
このコーナーに立つと、

『ワーキング・ホリデー』ってホラー小説だったっけ......

なぜか、そんな気がしてしまうのです。
いやいや、そんなことはないはずですよ。
これは「親子」の温かい(いや、夏の暑い)物語のはずなんです。
少なくともホラーな訳がありません。

うーん、どうしてホラー小説なんて思いこんでしまうのだろう......。
気になってしまって、売り場をよくよく見てみてみました。
すると......ああっ!
判りましたよ、判りました。これなんですっ!
影がまるで血のように滴って見えて、ホラーテイスト溢れるタイトル『ワーキング・ホリデー』

そうです、このPOPがホラー小説テイストを醸し出しているので、無意識のうちに"『ワーキング・ホリデー』=「ホラー小説」"という図式が浮かんでしまうのでした。
この特大POP看板の地ですが、これは段ボールなんですね。
きっと主人公が宅配便をするというストーリーにあわせて用意したPOP地なのでしょう。
しかし文字をこの段ボールのデコボコ面に貼り付けたものだから、ミゾに影がうつりこんでしまい、それがまるで血のように文字から滴っているように見えるのです。
そのような訳で、勝手に"「血が滴る文字」=「ホラー小説のタイトルデザイン」"と脳内変換されていたのでした。
なるほど、サブリミナル・メッセージは、こんなところに組み込まれているのですね!
(いや、サブリミナルメッセージとは全然違うし)

そんな訳で、どうせホラー小説っぽく見せるのであれば、もっと徹底的にやってみましょう!
(いや、そんなつもりは全然ありませんってば)
ちょっと影を濃いめにして、さらに長くしたり、数を増やしたりしてみました。
すると......

ますますホラー小説テイスト溢れるようになった『ワーキング・ホリデー』
キャーッ!

オオウ、なんてスプラッターな......。
ますますホラー小説のようにしか見えなくなってしまった、『ワーキング・ホリデー』なのでした。

あれ? 今日のブログはそんなことを言いたいのではなかったのでした。
坂木司『ワーキング・ホリデー』のサイン本ですが、実は重大な秘密が隠されているそうなのです。

これは「とあるカリスマ書店員さんから聞いた」話として、知り合いの方から聞いた話です(まるで都市伝説のようです)。
そもそも坂木司サインと言えば、物語にあったイラストがいつも添えられています。
今回は「宅配便」ということで、箱が描かれているのですが、実は、そのサイン本のうちの何冊かに1冊は「当たり」があるのだそうですよ!
大体が「閉じられた箱」のイラストだそうですが、当たりになると、「箱が開いている」のだそうです。
そんな訳でぼくがいただいたサイン本は......
「大当たり」だった坂木司『ワーキング・ホリデー』のサイン本
大当たりです! ヤッター!

しかし今日、さらに驚くべきお話をお伺いしました。
これは、たまたま知り合いになった関係者の方(この方と知り合った経緯も偶然が重なった、まるでドラマのようなものなのですが、まあそこはそれとして)が、ご本人から直接聞いた話として教えていただいたものです。
それによると、

箱が開いて中から出てくるものは蝶だけではなく、色々書いてあるんですよ。
"ハチさん便"にあわせてハチの絵や、「?マーク」が飛び出しているもの、果てはUFOが飛び出しているものなんていうものもあったようです

なんと!
同じ「当たり本」のなかでも、さらに種類が色々あったとは!
こうなってくると、いったい何種類のイラストがあるのか、またどんなイラストだったのか、気になってしまうところです。
いっそのこと全国を行脚して、各地で販売されているサイン本を買い占めてきて、確認したいところです。
が、「当たり本」でなければ確認する意味がないし、そもそもそんなことする余裕も資金も何もないですし......。
うーん、気になるけどどうしようもありませんね。

しかし、どうせだったら、「ホラー小説」だと思いこんでいる人に向けて、「ドロドロのゾンビが棺桶から出てきている」ところのイラストとかどうでしょう......。
(絶対にムリです)。

コメント

うちのは?が出ているやつでした。
ちなみに今ヤフオクに1冊出ているのは、開いていないバージョンですね。
桜庭一樹のシールのようにコレクター心をくすぐります(笑)。

keitaさん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。

「?」マークも、よりミステリチックでこれは“大”当たりですねー。
あとはドロドロのゾンビ……(まだ言っている)。

三省堂書店 海老名店のブログでも「サイン本として入荷した3冊のうち1冊だけが、箱が開いている“当たり”です」と書かれていました。
なるほど、全国の本屋さんでもひそかに話題になっているのかもしれません。
(最初にこの情報を教えてくださったのも、書店員さんでしたし)

閉じている箱バージョンも見ましたが、これはこれで面白いので、「開梱前」「開梱後」として2冊セットで持っているのも楽しいものかもしれませんね。
(ますます泥沼化……)

なかはしさん、こんばんは。

私もTRICK+TRAPで購入しましたが、箱は閉じていました。
アタリじゃない=ハズレと考えちゃうとちょっとイヤかも。
サイン本なだけでもありがたいので、気の持ちようですね。

大きな書店さんだと、普通にサイン本が並ぶんですね。
羨ましいです……。

私もこまめ様と同じくTRICK+TRAPで購入したのですけれども、宛書とともに「何か一言を」とお願いした為でしょうか、箱の中から「配達上等!」が飛び出してきています。
目にしたとき、妙に甲高い音色の「ゴッドファーザーのテーマ」が頭の中で鳴り響いたんで夜露死苦!

週末から週頭に掛けてバタバタしていたので、せっかくコメントを頂いたのにお返事が遅くなってしまってすみませんでした!

●こまめさん:
箱、閉じてしまっていましたか……。
ハズレではなくって、「何かが入っている」と思えば、何だか楽しみも増えますよね!
「シューレディンガーのネコ」のような箱だと思えば言いのです!
(自分でも何を言っているのだかよく判らない……)

書店で売られているサイン本ですが、本屋さんによってあったりなかったりということがよくあるのですよね。
だから、もうサイン本を買えるかどうかなんていうのは、ある意味、運試しみたいなものです。
逆に「サイン本が出るかもしれないな」と様子を見ていると、結局はサイン本を見つけることもなく、結局は買うタイミングを逃してしまったりと、運のないことはよくありますね……。

●サテヒデオさん:
おお、結構皆さん、TRICK+TRAPのお世話になっていますね!
(ぼくもTRICK+TRAPでしたので)
「モノ」ではなく、言葉が飛び出してきているのは初めてですねー。
イメージとしては箱が開いたら、中から声が聞こえてきた、という感じなのでしょうか。
ぼくの頭の中では、「はじめ人間ギャートルズ」の絵が浮かんできました……。