「TRICK+TRAP MONTHLY」の総目録をつくりました

吉祥寺の「TRICK+TRAP」と言えば、ミステリマニアの間では知らない人はいないと思われるほど、「伝説の書店」となっている"あのお店"のことです。
残念ながら、吉祥寺のお店そのものは今年の2月に閉められたのですが、それ以降も店長の戸川さんが、ブログで何らかの動向をお知らせする「通信販売の書店」として、そのシークレット度とともにますます「伝説の書店」となっていっているのでした。

そんなミステリマニアの伝統にして伝導の書店「TRICK+TRAP」がお店を閉めて以来5ヶ月ぶりに、「例会」としてお茶会が催されたのでした。
......が、スミマセン。
台風が関東を直撃したちょうどその日、不義理を果たしてしまいました。
(いや、正確には台風は関東を直撃ぜず、ギリギリ手前で進路が逸れていったので、これでまたお店の「伝説度」は一段と高くなってしまいました)

そのときに出席なさった方から、あとでコッソリお伺いしたのですが、なんと!
今回の例会用に「TRICK+TRAP MONTLY」の臨時増刊号が発行される予定だったとのことですよ。
そうです、「TRICK+TRAP MONTLY」と言えば、月1回のペースで発行されていた、お店の情報などが記載された貴重な小冊子です。
今年の2月の閉店時に、第13号まで発行したところで「終刊号」となってしまった訳ですが、その「TRICK+TRAP MONTLY」が例会を記念して甦った......という訳です。

が。
この「TRICK+TRAP MONTLY」は、戸川さんがすべてご自身で作成されており、しかも当日までにはプリンターの調子が悪くて、すべての印刷が間に合わなかったそうです。
そんなことを聞いてしまっては、厚かましいオッサンであるぼくとしては、もう居ても立ってもいられません。
ちょうど坂木司さんの新刊『ワーキング・ホリデー』を、例会で受け取る予定にしていたのですが、行けなくなってしまったので郵送をお願いし、そのついでに......と分けていただきました。
どうもありがとうございます。

しかし、いただいた臨時増刊号をそのまま本棚に仕舞い込むのも、実にもったいない話です。
そこで今回は不義理を果たしてしまったお詫びとして、「TRICK+TRAP MONTLY」の総目録をつくってみました。
これが皆さまの何らかのお役に立てば幸いです。
(筆者名はすべて敬称略です。ご了承ください)

なお、この総目録は思いついてから一気に「エイヤッ」とベタ打ちしたので、ひょっとするとお名前やタイトル、作品名などに変換ミスがあるかもしれません。
その際はぜひともコッソリお知らせください。
コッソリ修正いたします。

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.1
【Vol.1】(2006年2月12日発行)
ご挨拶「四年目のリニューアル」(戸川安宣)
至福のミステリ入門(北村薫著『ミステリ十二か月』(中央公論新社刊)より)
リレーエッセイ 1「猫と一緒に読書しながらできる仕事」(小林まりこ)

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.2
【Vol.2】(2006年3月12日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年2月の出来事」「3月日程」「4月の予定」
新刊書評「『オックスフォード連続殺人』と『あなたに不利な証拠として』」(栗須一)
 ・ギジェルモ・マルティネ『オックスフォード連続殺人』
 ・ローリー・リン・ドラモンド『あなたに不利な証拠として』
新刊書評「『ラ・パティスリー』と『愛国者』について少し」(戸川安宣)
リレーエッセイ 2「消えるミステリ」(新保博久)

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.3
【Vol.3】(2006年4月18日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年3月の出来事」「4月日程」「5月の予定」
新刊書評「グッドモーニング、レジナルド」(栗須一)
 ・レジナルド・ヒル『真夜中への挨拶』
ミステリ千夜一夜 1「ミステリの音源資料についてI 文士劇「びっくり箱殺人事件」」(戸川安宣)
リレーエッセイ 3「名訳者の死」(日暮雅通)

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.4
【Vol.4】(2006年5月7日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年4月の出来事」「5月の日程」
新刊書評「無数の物語の大海から」(栗須一)
 ・北村薫『紙魚家崩壊』
 ・宇月原晴明『安徳天皇漂海記』
ミステリ千夜一夜 2「産経新聞の犯人当て競作」(戸川安宣)
TTM News「気になるミステリの、気になる話題を集めてみた。」(吉祥寺のミステリー小僧 草積英樹)
 001 『戦後創成期ミステリ日記』限定版を3名に
 002 アガサ・クリスティの推理ドラマ「ゼロ時間へ」日本初演を吉祥寺で観よう
 003 カーのラジオ・ドラマがこの耳で聴けるぞ!

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.5
【Vol.5】(2006年6月3日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年5月の出来事」「6月日程」
新刊書評「ミステリを読まない夜」(栗須一)
 ・紀田順一郎『戦後創成期ミステリ日記』
 ・カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
ミステリ千夜一夜 3「デルのグレート・ミステリ・ライブラリ」(戸川安宣)
リレーエッセイ 4「雨降りだからミステリーでも」(霞流一)

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.6
【Vol.6】(2006年7月2日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年6月の出来事」「7月日程」「8月予定」
新刊書評「ロジック派の逆襲」(栗須一)
 ・大倉崇裕『福家警部補の挨拶』
 ・有栖川有栖『乱鴉の島』
ゲスト・エッセイ「過去の侵入」(奥田哲也)
リレーエッセイ 5「本が育む遠距離友情」(西村和紀)

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.7
【Vol.7】(2006年8月1日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年7月の出来事」「8月日程」「9月予定」
新刊書評「今月は大人の小説から」(栗須一)
 ・乙一『銃とチョコレート』
 ・日向旦『世紀末大バザール 六月の雪』
 ・東野圭吾『赤い指』
ゲスト・エッセイ「ミステリへの供物」(北山彰)
リレーエッセイ 6「子どもにもっと毒を!」(吉永康昭)

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.8
【Vol.8】(2006年9月1日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年8月の出来事」「9月日程」「10月予定」
新刊書評「砂漠の真ん中で溺れかけたら」(栗須一)
 ・ドン・ウィンズロウ『砂漠で溺れるわけにはいかない』
 ・宮部みゆき『名もなき毒』
ゲスト・エッセイ「ロンドン2006夏」(間室道子)
リレーエッセイ 7「ショテンとワタシ、時々ミステリー」(下久保玉美)

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.9
【Vol.9】(2006年10月1日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年9月の出来事」「10月予定」
新刊書評「柳田國男にさきがけて」(栗須一)
 ・早瀬乱『三年坂 火の夢』
 ・田中啓文『ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2』
 ・ポール・アルテ『赤髭王の呪い』
 ・ビル・S・バリンジャー『美しき罠』
ミステリ千夜一夜 4「ポオが探偵小説の祖と言い出したのは誰?」(戸川安宣)
リレーエッセイ 8「吉祥寺遠征」(小峰麻衣子)

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.10
【Vol.10】(2006年11月1日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年10月の出来事」
新刊書評「一寸の虫にも五分の魂」(栗須一)
 ・京極夏彦『邪魅の雫』
 ・ジェフリー・ディーヴァー『12番目のカード』
 ・マージェリー・アリンガム『屍衣の流行』
リレーエッセイ 9「心強い味方」(上田敬太郎)
TRICK+TRAPオリジナル・ミニレター(一筆箋)ができました!!

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.11
【Vol.11】(2006年12月12日発行)
TRICK+TRAP CALENDER「2006年11・12月の出来事と予定」
新刊書評「残酷な運命のはてに」(栗須一)
 ・平山夢明『独白するユニバーサル横メルカトル』
 ・山口雅也『ステーションの奥の奥』
2006年度ミステリ・ベスト10
 ・週刊文春 ミステリーベストテン
 ・このミス2007
 ・本格ミステリ・ベスト10 2007
『幻影城』の時代

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.12
【Vol.12】(2007年1月13日発行)
A Happy New Year and The Long Goodbye
新刊書評「英米ふたつの探偵小説」(栗須一)
 ・S・J・ローザン『天を映す早瀬』
 ・ジェームズ・アンダースン『切り裂かれたミンクコート事件』
「X橋付近 高木高ハードボイルド傑作選」の刊行まで(荒蝦夷 土方正志)
四年分の感謝を込めて(小林まりこ)

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.13(終刊号)
【Vol.13(終刊号)】(2007年2月10日発行)
TRICK+TRAP から TRICK+TRAP2へ
新刊書評「ユニークネスの刻印」(栗須一)
 ・伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』
 ・マイクル・イネス『アララテのアプルピイ』『証拠は語る』

TRICK+TRAP MONTHLY Vol.14(臨時増刊号)
【Vol.14(臨時増刊号)】(2007年7月15日発行)
みなさん、お久しぶりです お元気ですか
新刊評「短編集が花ざかり」(栗須一)
 ・北村薫『玻璃の天』
 ・柳広司『漱石先生の事件簿 猫の巻』
 ・太田忠司『落下する花 -月読-』
 ・ロバート・トゥーイ『物しか書けなかった物書き』
 ・永井するみ『カカオ80%の夏』
 ・エリザベス・フェラーズ『嘘は刻む』
 ・石上三登志『名探偵たちのユートピア -黄金期・探偵小説の役割』