駒場でポタライブワークショップ中級「5.演出」

毎週参加のポタライブワークショップ中級篇。
今日は全7回のうちの第5回と、最終コーナーを回って動きが慌しくなってきましたよ。
今回は、自分で創った作品に「出演したい」と手を挙げてくれた参加者に対する出演プラン発表を行いました。

まずは8月の終わりに公演を控えている「ミラクル☆パッションズ」涌坂草平さん作品。
彼の作品は、夢ばかり見て甲斐性なしの落語家と、その夫を叱咤しながらも甲斐甲斐しく世話を焼く女房の夫婦善哉物語。
作者自身の涌坂さんが演ずる“甲斐性なしである落語家のやさぐれぶり”はもちろん、彼の作品意図を「ツー」「カー」で汲み取り、見事な世話女房ぶりを発揮して見せてくれた「ひょっとこ乱舞」の笠井里美さんが素晴らしいのです。
まるでこの2人が本当の夫婦にしか見えないのでした。
これ、お笑い作品ではあるのですが、ひょっとしたらぼくは泣いちゃうかもしれませんよ。
笑いあり涙ありの松竹新喜劇のような「夫婦善哉」

一方、その笠井里美さんは「ひょっとこ乱舞」に所属しており、こちらも9月に本公演を控えています。
その彼女の作品は、街なかを案内する笠井さん自身と、修学旅行で皆とはぐれて途方に暮れる涌坂さんの一見繋がっていないけど、実はリンクしていたという企みもまた、そこは「ツー」「カー」な2人。
見事に絵を描いてくれ、観ている我々頭のなかで完成形のイメージを喚起させてくれるのでした。
これ、ホントは作品ではなく単なる準備なんですが、何となく絵になっています。そこに人がいる限り、そこには無限の絵が連なって存在しているのです

そして「青年団」の井上こころさんの作品。
これは広大なラグビー場で繰り広げられる、観客のイメージを最大限に喚起させられる物語です。
まずは登場するナゾのフスマ・サーファーである少年。
やがて笛を吹く少女とナゾのラジオ体操デュエット。
そして最後、この2人が全力疾走でフスマとともにラグビー場のこちらに走ってやってくるのでした。
ふすまを持ってラグビー場を全力疾走してくる“未来の少年少女たち”
ちなみにこのラグビー場、空が大きく開けており、大の字に寝転がっていると都内にいるとは信じられない心地よさを体験できるのでした。
あまりの気持ちよさに、久々に連続でんぐり返りをしていたら、目が回ってしまいましたよ。
(その上服が芝生だらけ)

ぼくが参加しているのは「青年団」に所属されている木引優子さんの作品です。
自分自身が参加しているので、写真はありませんです。すみません。
でも、「不思議な少女による街中の案内」「その横を、喪服姿で全力疾走していく汗だくのオッサン」の組み合わせは変です。メチャクチャ変です。というか、怪しいです。アヤシイ。AYASHII。
いったい、この変な組み合わせのままどこかへ暴走していってしまうのでしょうか。
それとも、どこかにうまく着地できるのでしょうか。
すべては次回、最終回の1つ前に掛かっているのですね!
頑張りますよ、オッチャンは。

そして途中、大道芸人である重森さんが、つきたてのお餅の差し入れを持って合流されました。
もう彼は、毎週参加されているのでまるで同じクラスのように思えてならないのですが、実は同時開催されている「平日開催」の参加者なのですね。
なのに、「餅つき」というめでたい仕事の帰りに、わざわざ余ったお餅を差し入れに持って来られてのご参加をいただいたのでした。
ありがとうございます。
路上ではありましたが、差し入れのお餅は皆で美味しく頂きました……と言いたいところですが、路上で重森さんが包みをあけるなり、怒涛の勢いで全員が群がり、奪い合い、がっついて、あっという間になくなってしまったのでした。
駒場の街の真ん中の路上の上で壮絶な餅争奪戦が始まり、阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されるポタライブ作品
このように、駒場の街の真ん中の、路上の上で壮絶な餅争奪戦が始まり、阿鼻叫喚の地獄絵図が展開されるポタライブ作品というのもひとつぐらいはあってもおかしくはありません!

そして今日の駒場のニャンコ。
通りから折れた路地の先に、何やら大福のようなものが落ちているのです。
「???」と近づいてみると……おおう、大福のようなニャンコなのでした。
大福のようなニャンコ。メチャクチャ不審そうな顔で睨み付けてきています
近づいていくぼくに、このニャンコはメチャクチャ不審そうな顔でぼくを睨み付けてくるのですが、まったく逃げる気はなさそうです。
これはひょっとして「触らせてくれるヤツかもしれないぞ」とは思いましたが……ああ、残念。
皆が先に行ってしまっていたので遅れる訳にも行かず、「じゃあな、ダイフク」と後ろ髪を引かれる思いで、路地を抜けていったのでした。