古川日出男『ハル、ハル、ハル』朗読会、そして「文藝」の特集

そんな訳で、古川日出男の新刊『ハル、ハル、ハル』が出版されました。
それにあわせて、以下の各書店で「朗読会」イベントが催されるそうです。

  • 7月22日(日):紀伊國屋書店新宿本店
  • 8月18日(土):青山ブックセンター六本木店

古川日出男が紡ぎだす物語の文章って、なんと言うのか、激しいのですね。
激しくうねるリズムというか、ビートというか、そういったロック的な躍動感がひしひしと伝わるのです。
そんな文章だからなのでしょうか、古川日出男作品はただ読むだけではなく、書いたご本人による朗読を聴くと、これがまた実にいいのです。
たとえて言うなら、曲を「譜面」だけで読むのと、実際にアーティストが演奏して歌っているのを聴くぐらいの違いがあるとでも言えばいいでしょうか。

ひとたび古川日出男が自作の朗読を始めると、不思議なもので、まるでラジオドラマを聴いているかのように物語の情景が目前に現れてくるような、そんな気にさえさせられるのです。
なので、今回の朗読会もぜひとも行かねばなりません。

もちろん、朗読会のあとにはサイン会もあわせて行うそうです。
ああ、古川日出男のサイン会!
彼は、出した本の内容や雰囲気にあわせてサインの書体を変えているのですね。
なので「本はなんでもOK」のサイン会のときは、わざわざ「これは何の本かな」と表紙をチェックしてから、サラサラと、"その本の書体でのサイン"を行うのです。
今回の『ハル、ハル、ハル』では、いったいどんな書体のサインとなるのでしょうか。

また、この『ハル、ハル、ハル』の出版にあわせて、河出書房新社では雑誌「文藝」においても古川日出男特集を行っています。
この雑誌は今日が発売日だったのですが、「ある楽しみ」があってイソイソと本屋さんに立ち寄ってきました。
文芸雑誌コーナーに3冊だけ並んでいたのでコッソリ見てみると......

鼻血ブー!

その"お楽しみ"だった「読者から古川日出男への大いなる82の質問」で、ぼくの質問が取り上げられているんですよ!
ペンネームが「一人囃子」なので、判る人には丸判りです。
いや、それはいいのですよ。別に質問もふざけたり、品性下劣なものではないんですから。
ただ......年齢まで正直に取り上げられちゃっているのですよ......これは恥ずかしい。
大失敗してしまったのでした......とほほほほ。......。
「永遠の20歳」とか言っていたら、ちゃんとその通りに掲載されていたのでしょうか(あり得ません)。

しかしどんな質問でも真摯に向かい合って、答えている古川日出男がカッコイイ!
しびれました。メチャクチャしびれてしまいました。
このしびれ、どこかで感じたことがあるな......と思ったら、思い出しました。
正座したあとに足先からくる、あの強烈なヤツにそっくりなんです。
もう立てないぐらいにくる、あのしびれ。
足だけでなく身体の奥底まで伝わってくる、あのしびれ。
あの、ビリビリくる強烈なしびれが今回は古川日出男の文章を読んでいて感じるのでした。

そうか、古川日出男の本って「正座みたいなもの」だったのですね(意味が判りません)。
すると、古川日出男の本を「正座して」読んだら、しびれが2倍くるという計算になるのですね。
......おおう、なんとデインジャラスなことを考えてしまったのでしょうか、ぼくは。
(いや、考えがデインジャラスなのではなく、そんなことを言っているぼくがデインジャラス?)