駒場でポタライブワークショップ中級「4.出演」

「週刊ポタライブ」状態と、まるでディアゴスティーニの出版物のようになってしまっている(最終号まで達成すると「ポタライブ」が出来上がります)ワークショップですが、早くも今日が4回目。
全7回の折り返し地点です。

しかしこのポタライブのワークショップシリーズについて、「初級の時は詳しく内容が述べられていたけど、中級になったとたんに内容が書かれなくなった」とのご意見をいただきました。
なるほど、言われてみればそのとおりです。
なぜかというと、実は中級篇になると内容を書くのがメチャクチャ難しいのですね。
いや、別にネタバレとかそういったことではなく、行っている内容が初級と全然異なるのです。
実際には初級も中級も、どちらも毎回テーマがあります。
そのテーマに完全に沿った課題を与えて、それを発表していくスタイルが初級なんですね。
ところが中級になると、テーマはあくまで「方法論」。
実際に行うのは、“自身がつくった作品”についてのブラッシュアップと、自分が関わりたいと思った“他の参加者がつくった作品”について、「何をどうしたいのか」といったプレゼンテーションや作品発表の連続。
なので中級では毎回何らかの形で作品発表の場があり、内容の紹介が難しいのですね。
その代わり、毎回がとても面白く、「プロの作品をこんなタダで観てもいいのだろうか」とも思えるほど楽しい時間であるのです。
もちろん、楽しく観られる他の方の作品発表だけではなく、自分の発表もしなければなりません。
そんな時間だけはもう逃げ出したくなるほど辛いのですが。

そんな訳で今回のワークショップでも、プレゼンテーションは非常に多岐にわたる内容で、終わってみると、なんと始まってから5時間半も経っていたのでした。
しかしそんな長時間であったことをまったく感じさせなかったのは、やはりどの発表もとても楽しく、まるで「ポタライブ作品のアラカルト」のように楽しめたからなのでしょうね。

まずはこちら。
海パン姿の男がふすまを遠くを歩いている姿です。
海パン姿の男がふすまを遠くを歩いている
“陸(おか)サーファー”ならぬ、“伝説のふすまサーファー”がここ、駒場の地に現れましたよ!

東大駒場キャンパスの奥へ奥へと歩いていくと、こんなコートがありました。
皆でそこで「何かを待ちながら」です。
皆で何かを待ちながら
……すると、かすかな笛の音が聞こえてきます。
その笛の音が近づいてくるのでした。
“遠き山に日は落ちて”のメロディとともに

こちらはポタライブ版「夫婦善哉」です。
落語家である夫を、陰から支える女房のいじらしい物語なのです。

がんばれ! 夫! 羨ましいな!(←男子全員の本音がちらり)

続いては、ぼくの作品(タイトルは「トイレの個室を上から覗いてみる」。何じゃそりゃ!)に、アイデアを出していただいた方々の発表です。
まずはこちら。
匿名性を打ち出すと言うことで、仮面とおもしろメガネを掛けて登場してもらうという趣向だったのですが……コワイです、コワイ。
打ち合わせ中なのにコワイです
単に打ち合わせしているのに、発案者も思わず腰が引けてしまっています。

そして、お待たせしました!
「いつでものぞ器」と「いつでものぞ器」を発明した稀代のトリックスター、大道芸が本職の彼がまた、やってくれました。
その名もノゾキ魔ならぬ、“ノゾカレ魔”。
黒装束に身を包み、ノゾキに扮しているのですが、あまりに浮き上がってしまっていて彼自身が周りから覗かれてしまっているのです。
ノゾキスポットを探すノゾカレ魔、隠密行動をすればするほど注目の的です
あまりにミエミエの隠密行動に注目が集まるどころか、なんと、あろうことか(というか、待ち望んだ結果ですが)、ついに写メまで撮る人が現れましたよ!
注目の中、ケータイで写真まで撮られてしまいました

こうして衆人環視のなか、隠密行動をひととおり終えたノゾカレ魔は、元の人間の姿に戻るべく、証明写真機の中で着替えるのでした。
証明写真機の中で元の人間の姿に戻るノゾカレ魔
スーパーマンは電話ボックスで着替えますが、ノゾカレ魔はこうしてカーテンの隙間からでも簡単に覗かれちゃうところで着替えるのですね。

しかし人間の姿に戻ったところでも……オオウ。
人間の姿に戻ってもノゾカレ魔の血は騒ぐ
ノゾカレ魔としての使命は忘れず、ちゃんと後ろから堂々とノゾキをしているのでした。
(ちなみに、この覗かれている方は、たまたまそこにいた一般の方です)

こうしてすべての発表を終えると、もうとっくに辺りは真っ暗になってしまっているのでした。
最後の締めを行います
もうお腹もペッコペコです。
みんなでご飯を食べに行こう!ということになったのですが、時間が時間だけにどこも閉まっているか、満席。
かろうじて1軒、閉店時間ギリギリだったのですが、何とか入れていただきました。
しかしお店の方もお腹が空いていたのでしょう、「休止中」の札を立ててご飯を食べているのでした。
お店の方と一緒にご飯をいただく
いやあ、どうもごちそうさまでした。

コメント

大道芸が本職の彼、素敵ですね…。
実際にお会いする機会があったら顔を見るなり笑い出してしまいそうです。

さすがはプロですよね。
動きの一つ一つに「見せ場」をつくっています。
またこういったハプニング系は、その場その場で応じた機転が、さらにまた新たな笑いを呼ぶのですね。
そういった意味でもスゴイ方です。
しかしご本人はひょうひょうとしていて、「ご住職?」と思ってしまいそうなぐらい、物静かな方なんですよ。
そのあたりのギャップもスゴイ方なんです。
もともと平日組の参加なのに、「遊びに来ました」と2回も来られていたのですが、残念ながら当分はもう土日は来られなくなるそうです。