『山沢晴雄傑作選 離れた家』は白日夢だったのか

今日はまじめにミステリ本の話。

神保町をブーラブラしてきたのです。
エチオピアでカレーを食べて満腹プックリ。
おいしゅういただいて満腹気分を味わいました。エチオピアのカレー

疲れてきたことだし、そろそろ帰ろうと地下鉄の神保町駅に向かったときのことです。
書泉グランデの前を通りかかったので、ついでになかを覗いてみました。
すると、新刊の平台に1冊だけ、日下三蔵・編『山沢晴雄傑作選 離れた家』があるのですよ。
山積みになっている平台にこの本だけが1冊だけ!
そんなすごい勢いで売れているのでしょうか。
思わず「買っちゃおうかな」と思ったのですが、いやいや、bk1で期間限定のクーポン券1000円分があるのですよ。
早くこれを使わなければなりません。

そんな訳で飛ぶようにして家に帰ってきてbk1で検索!
……あれ?
ないのです。ない。
「そんな本はありません。ちゃんと検索してください」なんて怒られちゃいましたよ。
検索キーワードを「山沢晴雄」「離れた家」、挙げ句の果てには「日下三蔵」としてもダメなのですよ。
うーん、使えんなあ、bk1め。

仕方ないのでamazonで注文することにしました。
……あれ?
ここでもないのです。ない。
やっぱり「そんな本はありません。ちゃんと検索してください」なんて怒られちゃうのですよ。
これまた検索キーワードを「山沢晴雄」「離れた家」、そして奥の手、「日下三蔵」としてもダメなのです。
どうしたことか、amazonさん。

こうなったら意地です。
品揃えがよくないし、使い勝手が悪いのであまり好きではないのですが、背に腹は代えられず楽天ブックスで頼むことにしました。
……やっぱり。
品揃えのよくない楽天ブックスですから、端から期待はしていなかったのですが、案の定、ありません。

これはいったい、どうしたことなんでしょうか。
ひょっとして、出版社が専門書系であまり一般的とは言えないから、ネット系の本屋さんでは扱わない方針を打ち出しているとか?
いやいや、同じ日下三蔵が編集した天城一シリーズがあれだけ売れているのですから、そんなことはないはずです。
念のため、出版元である日本評論社のWebサイトを見てみました。
するとなんと言うことでしょう!
出版元の公式サイトだというのに、新刊案内のどこにもそんな本の案内なんて出ていないのですよ。

……?
じゃああの1冊だけあった本は何だったのでしょうか。
ぼくは夢でも見ていたのでしょうか。
あるいは某国のスパイに狙われて、エチオピアで食べたカレーに一服盛られていたのかもしれません。

しかしいずれにしろ、日本評論社から出ている日下三蔵の編集本は、以前にも自宅で白日夢を見たような経験をしたことがあったのでした。
……何か因縁があるのでしょうかね。

コメント

 ほんとに真っ当に返してみますと。
 それは恐らく、書店向けに出されている“見本”だと思います。
 正式な発売の前に、店の方に内容を理解してもらうため、1冊だけ送られるものです。そういう扱いのため、通常は店の奥にあって店員やフロアの責任者などが確認しているものなのですが、店によっては、また作品の内容によっては、閲覧されることもなく店頭に出されることがままあるようです。
 正式な発売前ですし、入っているとしてもそんな理由で1冊だけですから、ネット書店では出荷対象に入るはずもありません。ですから、bk1にもamazonにもまだ出ていないのは自然なことだと思われます。
“見本”と言っても慣習的な部分もあるようですし、ギリギリで本を作っていることも多いですから、間隔はまちまちですが、正式に店頭に並びネットで購入対象になるのは来週あたりからではないかと思われます。

 ちなみに私の経験上、書泉はこの流出した見本に遭遇する可能性がけっこう高い店です。実際、1冊だけ平台に乗っかっていて、持って帰って調べたらまだ誰も買ってなかった、という経験が昔に何度か。

深川さん、早速の情報をありがとうございます。
本屋さんにはそんな「見本」という制度があるのですか!
CDショップで言えば、よくヤフオクなどで「貴重!」とか大げさなキャッチコピーをつけられて出品される「プロモーション盤」みたいなヤツですね。

なるほど、それで「1冊だけ」出ていて、他の本屋さんでは見つからない謎も解けました。
別経由で教えていただいた情報によると、同じネット書店でもYahooブックスの方は、「品切れ」扱いですが、ちゃんと本の情報は載っていたようです。
もうちょっと待っていれば、いよいよ正式に買えるわけですね。
bk1のクーポンに間に合いそうです。

しかしそうした見本が店頭で出ていたときに、「何かの問題が発生して急遽発売中止!」となった場合(例えば荒木経惟の「藤田朋子写真集」とか、LDのときの「怪奇大作戦」とか)、先に見本を買っていたら「うしししし」状態ですね。
まあ、 日下三蔵さんの本ではそんなことはないと思いますが。