京浜東北線、また人身事故ですよ

朝、最寄り駅に着くと異様な雰囲気に包まれています。
ホームには溢れんばかりの人、人、人で埋まっています。
駅には電車が停まっているのですが、いつまでたっても動き出す気配がありません。
しかしドアは閉まっていて、いつでも発車できる体制なのです。
ドアが閉まった電車が駅のホームでずっと動かないまま停まっている姿はかなり不気味ですよ。
発車できないのだったら、せめてドアでも開けてあげないと......。
電車のなかはとても息苦しそうです。
そもそもドアに押し付けられたサラリーマン、およそ人間とは思えない形になってしまっていますよ。

構内放送によると、なんでも川崎駅で人身事故があり、救護活動中なので現在全線で電車を停めているそうです。
この京浜東北線と平行に走っている京急電車で振替輸送を行っているのでそちらへどうぞ、と言われると仕方ありません。
ドアに押し付けられて、およそ人間とは思えない形になってしまっているサラリーマンが、その後どうなってしまうのか、それだけが気になったのですが......ぼくだってサラリーマンですもん、京急電車で会社に向かうことにしました。
改札口で振替乗車券をもらって外に出ようとしたときのことです。
JRの駅員さんにグチをこぼすおじさんの声が聞こえてきたのですよ。

「京急の駅、人がいっぱいで入れないよ」。

JRの駅員さんにしてみれば、振替乗車券を配るので精一杯で「そんな他社のことなんか知らんがな」と思ったでしょうが、そこはさすがは年の功の駅員さん、「ああ、京急は車両が短いですからかねぇ」
「ああ、駅員さんも大変なんだなあ......」と他人事のように聞いていたぼく、いきなり意識が現実レベルに追いつきました。

......駅に人がいっぱいで入れない?

振替乗車券を握り締め、京急の駅に向かうと......どわぁーっ!
駅に入り切れなかった人たちが、駅の外の道路にまで溢れてきています。
女子高生らしき2人連れが、先に行った友人に電話で連絡が取れたらしく「電車に乗れるまで20分も掛かったらしいよ」なんて話しています。うへえ。
JRの構内放送では「列車の運転再開まで、まだ30分程度掛かる予定です」とか言っていたので、振替乗車にしても電車に乗るまでそんなに時間が掛かるんだったら、意味ありません。

そんな訳で。再びJRの駅に戻りました。
せっかくもらった振替乗車券は無駄になりましたので、記念にアップしておきます。
悪用しちゃダメよ。
貰ったものの、無駄になってしまった振替乗車券

およそ人間の身体とは思えない形になってしまっていたサラリーマンを乗せた列車は、既に隣の駅に向けて出発しており、ちょうど次の電車が到着していたところです。
こちらの列車はドアを開けたまま、発車に備えてのスタンバイ。
しかし車内は満員で、とても乗れそうにもないなあ、もう一本待つか......と思っていると、おお!
突然に目の前の電車から、乗客が続々降りていくではないですか。
どうやら、車内で「しばらくこの駅で停車します。いつ動き出すか判りません。お急ぎの方は京急電車で振替輸送していますのでご利用ください」とアナウンスしたようなのです。
キャー! 京急電車の方に行っても乗れないのに......と思いながらも、申し訳ございません、空いた車両に乗り込ませていただきました。

しかし結局のところ、「あと30分ほどで運転再開の予定」だったはずなのですが、どうも川崎駅では事故車両をちょっと動かしてまた安全確認をしているらしいのです。
最終的には30分以上経った頃、ようやく動き出したのでした。

そんなこんなで苦労して会社に来てみると、あれ? 京急沿線の同僚も遅れているようです。
聞くところによると、JRからの乗客が一度に流れ込んできたため、京急も許容人数を大幅に上回ってしまい、メチャ遅れに遅れたそうです。
どうやらどっちの電車に乗っても、会社に到着する時間は同じことだったようです。

ウチの会社は特に就業開始時間が決まっていないので、「遅刻」という概念がありません。
なので通常の会社であれば絶対必要だと思うのですが、ウチの会社には必要ない「遅延証明書」。
せっかくなので、今日と言う日の ネタ 記念に頂きました。
ついでにこちらも記念にアップしておきます。
悪用しちゃダメよ。
貰ったものの、当初から使う予定のなかった遅延証明書20070517-002.jpg

しかし以前だったら中央線が人身事故のメッカだったのに、ここ最近は中央線の話題はまったく聞きません。
ところがここ数日、京浜東北線で人身事故が立て続けに起こっているのです。
今度は京浜東北線に、何か穏やかならざるものが憑いてしまったのでしょうか。

そういえば以前にもぼくは、乗っている電車の、ちょうどぼくが乗っている車両が人身事故を起こして大騒ぎになったことがあったのでしたっけ。