この世で一番スゴイのはガチャピンの中のヒト

うへえ、34年と言えばもう相当の長寿番組ですよ、これは。
子供番組の代名詞ともいえる「ポンキッキ」シリーズ、タイトルや放映の時間帯が転々と代わるという、大人番組で言えば「タモリ倶楽部」のような運命をたどりながらも、ついに今年の3月をもって終了していたのですね。
全然知りませんでしたよ。
いったいフジテレビに何があったというのでしょう。
少子化の影響が、こんなところにも出てきたというのでしょうか。

ちなみに、ぼくが子供の頃に観ていた「ひらけ! ポンキッキ!」では、まだガチャピンはムックとウダウダ戯れているだけの存在でした。
それがどうですか。
いつしか、ガチャピンってば番組内でボウリングに体操、空手、フィギュアスケート、水上スキー、スキューバダイビング、ロッククライミング、ハンググライダー、レーサー、そしてついには宇宙飛行まで次々と挑戦して成功させちゃうのですから、もうスゴイ奴なんです。

以前に相方とポンキッキの話をしているときに、「ガチャピンの中のヒトって、何でもできるスゴイヒトなんだねー」と言ったら、「そんなことないでしょ。そのとき、そのときで中のヒトは代わっているでしょ」と大笑いされました。
……え? そうなの?
ぼくの夢が一気にたたき壊された瞬間でした。
(いや、既にぼくも「ガチャピンの中のヒト」と言っている段階でどうかと思いますが)

ちょっと調べて知ったのですが、ガチャピンって「永遠の5歳」だそうなんですね。
5歳児ですよ、5歳児。
5歳児の割には、目が半眼(うつろとも言います)で死んでます。
ガチャピンは常に目がうつろ
(作者の身の安全を考え、画像に加工を施しています)
無気力そうな顔をして、行動はアグレッシブ。
ムックは何をするでもなく「ガンバレー」とか言うだけの、まるで「いつもより余計に回っております」状態。

イヤ、そんなことはどうでもいいのです。
フジテレビはいくら番組とはいえ、これまでずっと5歳児にロッククライミングやハングライダー、挙げ句の果てには宇宙飛行をさせてきていたのですね。
それはやはりかなり問題があるのではないかと……ああっ、そうか!
だから番組が終了しちゃったのですね。
きっと「5歳児に過酷なスポーツをテレビ局が強制していいのか! バカモン!」とか、「あなたたちいったい何をしてるの、5歳児のボーヤをあんなアブナイ目に遭わせたりして! やり過ぎよ!」といった批判が局に殺到したのでしょう。

いやあ、テレビ番組の制作というのも難しいものですよねえ。