クルマがキッスボクシング

皆さんは「キッスボクシング」という究極の格闘技があるのをご存じでしょうか。
ご存じない?
では、以前に「ぼくのミステリな読書日記」でご紹介したキッスボクシングについて、再掲してみます。

K-1やPRIDE、そして胡散臭いほど孤高なイノキボンバイエなど、さまざまな格闘技がテレビを賑わせている中、横浜の街で究極の格闘技を見つけてしまいました。
究極の格闘技、それは「キッスボクシング」!

キッスボクシング!

どうですか、キッスボクシングですよ、キッスボクシング。
四角いジャングルの真ん中で互いに睨みを効かせるむくつけき男たち。
(イメージ画像↓)
「キッスボクシング」のイメージ画像
レフリーの注意事項なんて聞く耳を持ちません。
「ジャッジ」「ジャッジ」「ジャッジ」……準備万端オッケーです。
そして場内アナウンサーが叫びます。「ラァ~ウンド、ワン!」
そのとたんに……おお、なんとおぞましい。
先ほどまで、わずか数センチの至近距離で睨みを効かせていたむくつけき男たちがレフリーの「ファイト!」の掛け声とともに、熱い熱いキスを交わしだすのです。
それはもうとろけるような熱いキス。
抱きしめあい、まさぐりあい、観ている方も息苦しくなる3分間。
キスの勝負も激しくなってくると、男たちの裸の肌に滴るような大粒の汗が吹き出します。
その汗の感触もうまく取り入れながらさらに熱い抱擁を交わし、相手の唇を攻撃……いや、口撃するのです。
会場中に響き渡るセコンドの声。

「舌入れろ、舌!」
「そうだ、もっと抱きしめろ!」
「いけ、相手は恍惚状態だぞ!」
oh~。

やはり勝敗を決めるのはノックダウン、TKO、1ラウンド内での3ダウンポイントといったところでしょうか。
いかに熱い情熱的なキスで相手の意識を失わせるか、それが勝負の決め所なんです。

こんなことを1年前に書いていたなんて、自分が信じられませんですことよ。
これは完全に何か新種のウィルスに脳がやられてしまっていたとしか考えられません。
あるいは、単なるアホですな。

しかしこのキッスボクシング、てっきり人間だけのものかと思っていたのですが(←人間でもあり得ません)、なんと今日、クルマがキッスボクシングしているところを見かけちゃいましたよ、ハイ。
これですよ、これ。
銀のクルマが一方的な勝負になっているキッスボクシング
通りかかったマンションの1階駐車場です。
これは完全に、赤いクルマは銀のクルマにコーナーに押しやられていますね。
優勢な銀のクルマは及び腰の赤いクルマに向かって、ここぞとばかりに積極的に「ン~、チュウしてぇ~」と仕掛けていっているのです。
赤いクルマがロープ際まで追い込まれたからか、シマシマの服を着たレフリーが銀と赤のクルマの真ん中に割って入って、ブレイクを掛けています。
これではたとえ判定になったとしても、勝負は明らかに銀のクルマの勝ちと見て間違いないでしょう。
しかしこのクルマ同士のキッスボクシング、なぜこんなことになってしまったと言うよりも、そもそもこの赤いクルマはどうやって外に出たらいいのでしょう。