これはきっと柳美里のニセモノだ

今日、いつものように本屋に立ち寄ると、柳美里の著者直筆POPを見掛けました。
とってもシブくてカッコイイ、柳美里の直筆

柳美里は、サイン本では割と見かけるのですが、著者直筆POPとなると、これまであまり見た覚えがありませんね。
それにしてもサイン本並みにどっしりと書き込まれたこの著者直筆POP、どうですか。
さすがに柳美里、著者直筆POPといっても毛筆に全身全霊を掛けて、メッセージを刻み込んでいっているような、そんな気さえさせられます。
小説であろうと、サインであろうと、著者直筆POPであろうと「書くところがある限り、全精力を掛けて書き続けるわよ」という気迫すら感じさせられるのでした。
それでいてこの書体ですよ。
エネルギッシュでアグレッシブなのに、また一方「枯れた」味わいすら持っている。
もうこの自体だけ見たら、いったいどんな老齢の作家なのかと思ってしまいそうです。
あの華奢ともいえる身体の、いったいどこからそんなパワーが溢れ出てくるというのでしょうか。

そして店内をひとまわりしていると......「ん?」。
別の平台にも柳美里の新刊本が置かれてあり、ここにも著者直筆POPが置かれてあったのでした。
毛筆がサインペンになっちゃうと一気に軽くなっちゃったのでした

あれ? 今度はサインペンのようなのです。
相変わらず達筆なのには変わりないのですが......どこか変です。
毛筆からサインペンに変えただけで、全体的に軽くなったように見えてなりません。
うーん、「サイン本はサインペンよりも、万年筆または毛筆書きの方が価値がある」というのは、こうした見た目の軽さから来るものなのでしょうか。

よくよく見てみました。
すると......ああ!
ヨ、ヨ、ヨ、ヨロシクッ!!って......こんなの柳美里じゃない!

ヨロシクッ!!っていったい......

あのいつもアグレッシブでエネルギッシュな柳美里が、こんなノリノリでC調言葉(←もはや死語ならぬ滅亡語)を使っちゃうなんて......こんなの柳美里じゃないです。
そうだ、きっと柳美里(やなぎ みさと)さんという同姓同名で達筆なノリノリの店員さんが書いたものなんでしょう。

それともぼくは、勝手なイメージを柳美里に追い求めてしまっているのでしょうか。
確かに

  • よろぴく
  • orz
  • キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
  • ゲッツ!
  • レッツラ、ゴウ!

とか書かれているより全然マシなのですが。

コメント

こんにちは。
柳美里の『月へのぼったケンタロウくん』の
サイン本についてですが、
ヤフオクで見ていたら献辞?が3種あるようです。
もっとあるんでしょうか。
是非調査を(笑)

なぜか今回は行く本屋、行く本屋で、これでもか!と言うぐらい、この柳美里の新刊がサイン入りで積み上げられていました。
直筆POPも珍しいと思ったのですが、サイン本もこれだけ溢れてしまうと、何だかいつもの柳美里の本じゃないような気がしてしまいます。
やはり柳美里と同姓同名の絵本作家、やなぎ みさとさんの作品なのかもしれません(おい)。
しかしこれだけの数のサイン本を書いていたら、きっとメッセージも同じものばかりだと飽きてくる……というか、「同じものばかりでは申し訳ない」という気持ちになってくるのかもしれませんね。
(サイン会も行われていましたし)
なので、ぼくの予想ではもっと種類があるのではないかと思います。