ぼくが密やかに「サイン本のメッカ」と呼んでいるのが、東京堂書店です。
今日もこのお店でサイン本コーナーを見て回っていると、岡崎武志の新刊『読書の腕前』(光文社新書)がちょうど10冊積み上げられていました。
この岡崎武志のサイン本は、前作でもお店の人が思わずこんなPOPを書いちゃうほど、とてもキュートでステキなイラスト入りなんですね。

ちなみに、そのときにお店の人がPOPで推奨していたサイン本がこちらです。

半分以上の面積をとる茶色い本の帯を取ると、表紙のほとんどが白紙状態で、隅に小さく「書店で岡崎武志を見かけた人は声をかけて下さい。ここにサインとイラストを入れます」とのメッセージ付き。
それがこんな風になるのですね。
前作では単行本だったため、サインを書く大きなスペースがあったのですが(というよりも、わざわざつくっていた)、今回の『読書の腕前』は新書です。果たしてイラストを書き入れるスペースがあるのかと覗いてみると……

澁澤龍彦!
渋いです。メチャクチャ渋いのです。渋すぎます。(澁澤だけに)
しかし何気なく、10冊積み上げられた他の本もパラパラと覗いてみてビックリですよ!
(ちなみにこのお店は、他の本屋さんと違ってサイン本にシュリンクが掛けられていないので、中が見たい放題なんです)
なんと、10冊すべてのサインに添えられた似顔絵が違うのですよ!
つまり、10冊置かれてあったので、イラストは10人分。
もうね、恥も外聞も捨て去って積み上げられた10冊の本、全部覗いてしまいましたよ。
結果、判ったのは今回描かれていたのは以下の方々なのでした。
- 谷川俊太郎
- 庄司薫
- 堀江敏幸
- 村上春樹
- 山口瞳
- 植草甚一
- 和田誠
- 澁澤龍彦
- 角田光代
- 小川洋子
- 川上弘美
もうね、どの本にしようか、1冊ずつ眺めては「小川洋子にしようか」「角田光代にしようか」「川上弘美も捨てがたいしな」(← なぜに女流作家ばかり)……などとたっぷり10分以上は悩んでしまいましたよ。
サイン本コーナーの前で、本を1冊ずつ取り出しては中を眺めて考える……また取り出して考える……その行動はとても怪しかったと思います。
その姿を目撃されて不気味に思われた方、いらっしゃいましたら申し訳ございません。
結局は、もっとも似顔絵から眼力(めぢから)を感じさせるこの渋さが決め手になって、澁澤龍彦を選んだのでした。
しかしこの澁澤龍彦以外にも、10人分の似顔絵がどんなものなのか写真に撮っておきたいぐらいでしたが……さすがにそこまではできません。
好きな作家の似顔絵があるようでしたら、ぜひとも神保町の東京堂書店にレッツラ・ゴウ!ですよ。
しかし、置かれてあったサイン本10冊全部の似顔絵が異なっているとはスゴイよなあ……と思っていると、ぬおおお。
ご本人の日記で「50冊書いた」なんて書かれてありますよ……。
これって、まさか50人分の作家の似顔絵を書いたというのでしょうか。
