POTALIVE 駒場編vol.1『museum』

今日は、「こまばアゴラ劇場 冬のサミット2006」に前回の小竹向原編とあわせて2本の出品をしている、ポタライブの本公演「駒場東大前編」を観に行ってきました。

渋谷から京王井の頭線に乗り、駒場東大前駅で下車します。
そして、いつものように改札前での待ち合わせに合流しました。
今日のお客さんは10名だそうです。
今日のポタライブ公演待ち合わせ場所である京王井の頭線「駒場東大前駅」改札前

集合時間(=開演時間)である午後2時をちょっと過ぎ、スタートしました。
......が、しかしっ!
いきなり始まった"とある趣向"に、度肝を抜かれる我々観客一行。
いったい何が始まったのか判らないほどの驚かせ方です。
しかも何をどうすればよいのか判らないぐらいに驚きは続きます。
「どうすればいいのだろう......」と不安に思いながらも、「たぶん、これでいいの......かな」と流れに身をゆだねてしまいます。
(と言うか、ゆだねざるを得ません)

しかしこの趣向はすごいですね。
もともと「ポタライブ」とは、その独特のスタイルが持つ性質上、ストーリーや趣向を語ることは即"ネタバレ"になるので、紹介がかなり難しいものなんですね。
しかし今回のこの趣向はさらに紹介が難しくなっています。

そんな訳で、何となく流れに身をゆだねてしまった我々観客一行は、いつものように駒場の街をお散歩してまわります。
主宰者の案内で駒場の街を歩く観客一行

天気はあいにくの曇り空でしたが、心配していた雨も降らず、また気温も寒くもなく暑くもなく、程よいお散歩なのでした。
公園の花々も我々の行く先々で可憐な演出を施してくれているのです。
桜の花の下を歩くポタライブの観客

やがて観客の行く先々で、パフォーマーたちの姿が見え隠れし始めました。
満開の桜の樹の下で

特にそのパフォーマーたちの存在は、住宅街という"日常性"のなかに潜み込むことで、"非日常性"を浮き立たせてくるのです。
行く手でこちらを眺める

街なかで議論を交わしながらも、時にはお酒をたしなんでいます。
時には酒をたしなみながら、時には難しい顔で議論を重ねる2人

しかし今回の公演では、予定されていたパフォーマーに加えて、飛び入り参加したパフォーマーがいたのでした。
コーギー犬のジョンです。
飛び入り参加のパフォーマー、コーギー犬のジョン

このジョン、とにかくポタライブのパフォーマーとしては圧倒的なオキテ破りなんです。
通常、ポタライブのパフォーマーは「非日常性」を演出するため、敢えて観客には無理やり存在感を示すことはしません。
が、ジョンは観客一行のなかに入りこみ、撫でられて「はぐぅはぐぅ」と興奮しだしては、お腹を向けて「もっと触って、撫でて、さすって」。
さらには、連れられているマネージャーの元から離れて行き、パフォーマーと今日1日限りの特別デュエットまで披露してくれたのでした。
特別デュエットで、パフォーマーの服も砂まみれになってしまっています

そしてようやくマネージャーの言うことを聞き、ステージから去ろうとしたところで最後のデュエット。
絶対にあり得ないカメラ目線で、飛び入り参加のパフォーナー、ジョンは最後までその存在感をアピールしていったのでした

こうしたハプニングも含めながらも、駒場の街中をお散歩してまわっているうちに、徐々に案内人の語りから浮かび上がってくる1人の人物。
案内人は、駒場の街を巡りながらもその人物を語っていくことで、とある事件にいたる背景を深く掘り下げていくのでした。
そして、そのあまりに有名すぎるその事件が語られるのです。
我々一行は、そのあまりに有名すぎる事件の結末は十分に知っているのです。
知っているからこそ、その人物やその事件について語られることで、言い知れぬ「哀しみ」が湧き上がるのでした。
高台から見下ろす

そして迎えるエンディング。
しかし、我々観客一行は、そこでスタートに驚かされたとある趣向がここに収束されていき、そしてまた、そのための伏線が用意周到に張り巡らされていたことを思い知らされて、またまた驚きのうちに今回の公演は終了したのでした。
驚きをもって展開された

やはりポタライブ、こうした伏線の張り方や、タイトルにダブルミーニングを持たせるあたりで、観客に最後に「なるほど!」と唸らせるテクニックは、相変わらず"ミステリ的"とも言えるでしょう。

帰り道、京王井の頭線から渋谷駅前を歩いているとドクター・中松が街頭演説の真っ最中でした。
彼の公約である「北朝鮮からの原爆(核ミサイルのことか?)をUターンさせる発明をする」と述べたとたんに観衆からは失笑が......。
「ドクター」と「中松」の間には、「・」を入れないと無効票になっちゃいますよ(なりません)
ドクター・中松の街頭演説を聞いているに、どこかで聞いたような......。
そうか! 鳥肌実だ!
そうなんです、ドクター・中松の演説は、鳥肌実と同じにおいがするのですよ!
ということは、鳥肌実が「演説家」と名乗っているように、ひょっとするとドクター・中松も「発明家」は自称であって、本職は「お笑い芸人」だったのかもしれません。
お笑い芸人仲間の桜金造に負けないように......ガ・ン・バ・レ!(←棒読みで)