桜庭一樹サイン本のひみつ

以前にも書いたことがありますが、またしても桜庭一樹のサイン本の話です。
とにかく彼女のサイン本には、いつも何かしらキュートな"小物"がワンポイントとして添えられてあるのですね。
そんな訳で、「今回はどんなワンポイントなのかな?」という楽しみがあるのです。

例えば、『少女には向かない職業』には桜の花びらが貼り付けてありました。
桜庭一樹『少女には向かない職業』のサイン本では、「桜の花びら」がワンポイント
このときはまだ、「ああ、"桜庭"だけに桜の花びらなんだな」とぐらいしか思っていなかったのです。

ところが、『桜庭一樹日記』になると靴が添えられていたのですよ。
桜庭一樹『桜庭一樹日記』のサイン本では、「靴」がワンポイント
この靴、写真に撮ると単なる絵を描いているようにしか見えないのですが、ちゃんと糸と厚紙で作られたものなんです。

そして、『少女七竈と七人の可愛そうな大人』では折り鶴が添えられているのでした。
桜庭一樹『少女七竈と七人の可愛そうな大人』のサイン本では、「折り鶴」がワンポイント
ぼくにしてみれば、こんな大きさの折り鶴なんて、もう奇跡の折り紙作品なんですよ。
何しろ手先のブキッチョさにかけては誰にも負けていないぼく、普通の折り紙でも鶴なんてクッチャクチャでしか折ることができないのですから......(←変な自慢)。

そして最新作である『赤朽葉家の伝説』では......うーん。
いったい、これは何でしょうか、打ち出の小槌のようなものが添えられてあるのでした。
桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』のサイン本では、「打ち出の小槌」がワンポイント
もちろん、これもちゃんと糸と厚紙で作られたものです。

しかも、後で"間違って"さらに買ってしまった(つまりダブリ本)、同じ『赤朽葉家の伝説』のサイン本を見てビックリしてしまいました。
『赤朽葉家の伝説』のワンポイント、「打ち出の小槌」が左向きです
打ち出の小槌の向きが違っているのですよ。

つまり、ワンポイントの「打ち出の小槌」には、右側バージョンと左側バージョンの2種類があるのです。
そうすると、「もっと他にも何か種類があるのじゃないか」と疑問に思ってしまうぼく。
しかしながら、店で売られているサイン本のシュリンク(ラップ上に巻かれているビニールのようなもの)をバリバリ剥がして確認するわけにもいかず、悶々としていたときのことでした。

神保町にある三省堂書店に行ったのです。
すると......おおっ、こ、これはっ!
こんな著者直筆POPがあったのですよ。
ワンポイントがたくさん付けられた『赤朽葉家の伝説』の著者直筆POP
もっとアップにしてみましょう。
「打ち出の小槌」以外にも、ワンポイントがたくさん
「打ち出の小槌」だけではありません。
「扇子」「バッグ」「着物(草履付き?)」「杯」「鯉(あれ、鯛?)」などと、いろんな種類のワンポイント小物が貼り付けられてあるのですよ。
まさか、ひょっとしたら、サイン本ではこれら全部が使われた......とか?
だとすると、これはもう熱心な桜庭一樹ファンはコレクションするしかないですね。
『赤朽葉家の伝説』のサイン本ワンポイント6点セット......、いや、少なくとも「打ち出の小槌」は"右バージョン"と"左バージョン"があるから7点セット......、ひょっとすると「鯉(あるいは鯛)」も"右バージョン"と"左バージョン"があるかもしれないから8点セットをコンプリートしなければならないのです。
うひゃあ、それは大変だ。

......などと、本当にサイン本にこれら小物が全種類使われているのかどうかも判らないくせに、ウダウダそんなことを考えていたのです。
すると、紀伊國屋書店で......キャー!
さらにこんな著者直筆POPを見つけてしまったのですよ。
『赤朽葉家の伝説』の別バージョンの著者直筆POP
これまたアップにしてみました。
完全にワンポイントが別バージョンですよ
もういったい、何種類の小物が用意されたのか、よく判らなくなってきました......。
コレクターは大変です。
(って、別にぼく自身がコンプリートを目指しているわけではありませんが......)

ちなみにハードカバー版として再版された『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』ですが、既に最初に発売された文庫版で持っているので、「ぜぇぇぇっったいに、ハードカバー版なんて買わないぞ」と固く心に誓っていたのですが......。
こちらもサイン本で売られているのを見て「どんなワンポイントかな......?」と、固いはずの決心はもろくも崩壊してしまったのでした。
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』のサイン本では、「羽根」と「リボン」でワンツーポイント
今回は、「羽根」に「リボン」と、"ワンポイント"ならぬ"ダブルポイント"でちょっとだけおトク感があるので、「まあ、いいか」と自分を誤魔化したのでした。

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コメント

はじめまして。
いつも見させていただいています。
サイン本を公開するというヒントをいただいて
自分のブログでも公開しています。

さて桜庭一樹について報告です。
自分も『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』は文庫を持っていたので、
ハードカバーを買わないつもりでしたが、
ここのサイン本を見て、思わず買ってしまいました。
そうしたらまた違うサインでした。
(というか、違うシールですけど)
桜庭一樹は適当に思いついたシールを
貼っているのでしょうか。

トラバさせてもらいました。

こんばんは。
実は、ぼくもサイン本情報を求めて、keitaさんのブログには何度もお邪魔させていただいています。世の中、狭いです(笑)。

keitaさんところの『砂糖菓子の弾丸~』のワンぽんとも拝見させていただきました。
ハートのリングですか。
本当に桜庭一樹のサイン本の“ワンポイント”って、多種多様ですね。
これは、ひょっとすると1冊だけで「サイン本、ゲーット!」と満足してはいけないのかもしれません。
店ごとにまわって買い捲ると、いろいろな種類が……。
(さらに不穏な欲望がムクムクと湧き上がってきました)

とりあえず復旧おめでとうございます。
またサイン本情報を教えて下さい。

桜庭一樹のサイン本は単にシールに踊らされているだけのような気がしますが、
それでも向き違いの打ち出の小槌のシール、ほしい…。
桜庭一樹のサイン本を買った人がみんな他人と違うワンポイントがついていたら
公開するサイトでも作ったら面白いかもしれませんね。
でもきっとコレクターとしては後悔するかも。
あれもこれもほしかった、とか。
今にサイン本10冊買いとかが始まるのでしょうか(笑)。

またまたのコメントをありがとうございます。
あちらこちらほころびはありますが、ひとまず形は何とか整いました。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

ところで桜庭一樹サインのワンポイントですが、ちょうど相方からも「これ、シールじゃない」とツッコミを入れられたところでした。
今って、スクラップブックが流行りだからか、結構こうしたシールが充実しているそうなんですね。
相方いわく、「折り鶴もそうじゃないの?」
ずっと桜庭一樹本人が作っているものだと思っていて、「かなり手先が器用な人なんだなー」と思っていました。
いえ! そうです、ぼくの中での桜庭一樹は、執筆作業の合間に息抜きとして、こうしたワンポイント用のアクセサリーをつくっているのです。
(すごい脳内妄想)

しかしシールであっても、やっぱり「どんな種類のアクセサリーがあったのか」ぐらいは知りたいものですね。
で、「あ、そのワンポイントいいなあ」「お宅のもいいじゃないですか」「じゃあ交換しましょうか」「OK」みたいなやり取りがあっても、おかしくないかもしれません。
(さらにコレクター心理が加速中)

コメントありがとうございました。トラバさせてもらいました。

いろいろなブログで桜庭一樹のサイン本を探しているうちに
サインした後にワンポイントシールを貼っていることが判明してスッキリしました。
なかはしさんの鼓の反対向きバージョンはレアかもしれません…。
「婚礼衣装バージョン」は超レア中のレアで、
サイン会の時に「今度結婚するんです」と言った人だけに貼っていると妄想。

結構探してみると、ネットで写真をアップされている方っていらっしゃるようですね。
おかげで桜庭一樹サインに添付されるワンポイントの種類が判ってきたような気がしました。
しかし反対向きのアレ(鼓? 打ち出の小槌?)があまりないというのは以外でした。
単なる印刷ミスだけだったりして……。

しかし毎回毎回、本の内容に関連しそうなイメージのシールを用意されて……大変ですよね。
数も数百枚は用意しないといけないでしょうし(特に今回はサイン会があったので)。