図書館戦闘

一応「趣味は読書です」などと言っている身としては、一度は行っておかねばならない場所。
それはもう図書館をおいては他にございません。
(いや、本屋さんとか色々ありますが)

“図書館”と言えば、すっかり行くのはご無沙汰していながら、しっかり有川浩の「図書館戦争シリーズ」では御馴染みになっているのです。
おかげで“図書館”とは、十字砲火が飛び交うとんでもないデインジャラスな最前線で、熱い兵士たちに守られながら、しかしラブロマンスもありよ、なんて印象が浮かんでしまうのでした。

いえいえ、判っています、判っています、判っています!
あれはフィクションです。虚構の世界です。創作のお話であることは百も承知なのです。
どこの世界に図書館が兵士を公募して、武装していると言うのでしょうか。
……が、十数年振りに覗いた図書館では、なんとひそかに激しい戦闘が繰り広げられていたのですよ。

まずはこれ。
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“戦闘”というよりは、まずは歩み寄りを見せて対話路線を探っているかのようですね。
一見すると「お願い」のようにも見えてしまいます。
が。
よくよくこの文面を読むと、「購入中止も止むを得ない」などと実にさりげなく脅しをかけてきたり、言葉の端々に見え隠れする挑発的な態度が、既に戦う気マンマンなのですよ。
しかも、何やら改行が随分と無意味なんです。
ひょっとすると……これは何かの暗号なのでしょうか。
何文字目かを横に読むと、「トラ、トラ、トラ」とか「ニイタカヤマ ノボレ」の文字が隠されているのかもしれません。

しかしいくら挑発的とはいえ、さすがは図書館、分民たる公共の施設です。
まずは対話路線を探り、いきなり宣戦布告をするようなマネはしないようです。
ところが、いくら対話路線を探ろうとも、相手が聞く耳をもたないようでは仕方ありません。
遂に「図書館戦争」、勃発です。
とは言っても、憲法第九条の国のニッポンでは武力をそうそう行使することはできません。
図書隊の防衛部なんていないのです。
唯一対抗できる手段がロックアップ。
もうね、今は60年代の大学紛争か、とも思えちゃうほど古典的な防衛手段なんですよ。
しかしここは大学ではなく図書館なんです。つまりロックアップは「閉鎖」ならぬ「閉架」です。
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どうですか、この告知。
勝ち戦を宣言しているにも等しいこの文体に「わはははは、参ったか!」と高らかな笑い声さえ聞こえるようです。
うーむ、恐るべし、図書館。

しかしそんな百戦錬磨のつわもので、最後にはロックアップという強硬手段で負け知らずの我らが分民軍隊の図書館ですが、決して勝てない相手がいたのでした。
高々とまくし立てる勝利宣言の間では、ひっそりと敗戦宣言をしているコーナーがあったのでした。
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……これは完全に負け戦ですね。
「今年度から購入開始したにもかかわらず」というあたりに潔さが感じられません。
それほどまでに彼らの負けはプライドが傷つけられたのでしょう。
どうせだったらこれぐらい潔くなってみてはどうでしょう。
ニラは発注ミスでなくなっていたのです!
以前に二ラを買いに出かけたときのスーパーのお詫び文です。
潔い! 実に潔い!
そんな訳で、いっそのこと、百戦錬磨の図書館でも、負けたときは潔く

「リラックス」はこちらの読みが甘かったのか、休刊になりました。
誠に申し訳ございません。

ぐらいの勢いで、別な意味での高らかな宣言をしちゃえばいいのですよ。

♪負けるな~、ぼくらの図書館っ! 行け行け~、ぼくらの図書館っ! ウーッ、ファイターッ、ライブラリア~ンッ!
(↑主題歌を歌って、応援しているつもり)

コメント

図書館はいいですよね~というかそんなに「持ち去り」が多いとは知りませんでした。。。京都が平和なだけなのかしら?

「にもかかわらず」休刊・・・せつなすぎ・・・(笑)

しかし持ち帰る雑誌が「正論」に「現代」と言うのもシブイのです。
他にも色々対話路線をまずはかろうとしている雑誌がいくつかありました。
意外とエンタメ系の雑誌にはこうしたイエローカードは出ていなかったことですね。
うーん……。

しかし図書館って久々に行ったのですが、なかはメチャクチャ暑くて参っちゃいました。
ウォームビズなんて、あれはウソですね。
実はウォームビズとか、クールビズってイメージ先行で世の中に浸透して、実態なんてこの世の中にはないことがよく判りました。
バレンタインや節分の太巻き、土用丑のうなぎみたいなものですね。
(……もはや自分でも何を言っているのかよく判らない)

こんにちは。
図書館の本って「持ち去り」もそうですが「書き込み」がひどくって泣きそうになりませんか?

濃~い色のマーカーで線を引かれ文字が読めない! 話の前後の流で内容がわからないわけではないのですが・・・
これもまたミステリーとは割り切れませんね~(苦笑)

この野菜売場には受けた!
正直ですね。

●五川目さん:
このときにぼくが調べた本にも、傍線が引かれてありました。
しかし自分の本でもないのに、傍線を引いて、どうするのでしょうね。
次回に読む人に対して「おい! ここは重要な箇所だから、しっかりと読んでおくんだぞ!」ということを知らしたかったのでしょうか。
ミステリで言えば、登場人物欄に「犯人はコイツ」と書かれていたということも聞いたことがあります。
ただ、その人物は全然犯人ではなくって、最後のページで「騙された?」とまた落書きがされてあったとも聞いたことが……。

●秋葉OLさん:
本当にニラは発注ミスだったのか、また発注ミスだったらどんな発注ミスをしでかしてしまったのか、謎のままなのです。
(あれ以来、このスーパーはなかなか行けないので)