このニャンコぶり、今は冬ではありません

ウチの近所には巨大な“ネコ・ソサエティ”とでも言うのでしょうか、いわゆる「ネコだまり」が3ヶ所あるのです。
しかし、いつも冬になるとネコ・ソサエティの住人たちはどこへともなく姿を消してしまい、また暖かくなってくるとゾロゾロと姿を現すのです。
ひょっとしたらネコも冬眠をするのかもしれません。
そこらの雑木林の根っこを掘ってみたら、冬眠中のネコが団子状になってゴロゴロ出てくるのですよ。
そうしたらもう「ネコは実はクマ科だった!」などと大騒ぎ、世紀の大発見になるのですね。

ところが以前にも書きましたが、今年はどうも暖冬でネコたちの体内時計も狂っているらしく、いつまで経っても彼らは冬眠をする気配がありません。
ネコだまりを通り掛るといつでもネコ住民たちは、ネコ住民によるネコ住民のためのネコ住民の集会が行われているのです。

今日だって、ほら。
脇道から、見張りをずっと
夜道を、脇道に逸れる階段の上から三毛ネコのミケが見張りをしているかのようにジッと遠くを見つめています。
いくら今日の昼間が暖かったと言えども、もう夜。
すっかり冷えているのです。しかしニャンコの住人たちはそんな寒さもまったく感じないのか、平然としています。

見張りのミケの、その向こう側では、何やらシマがゴロンゴロンと階段とじゃれあっています。
ゴロゴロニャオンニャオン
ちょっと、ちょっと、タマタマ丸出しですよ。
しつこいようですが、まだ2月。コートを着ているくらいのこの時期だから、コンクリートもきっと冷え冷えのはずなんですよ。
なのに無邪気にゴロンゴロン。
寒くないのかなあ……。冷たくないのかなあ……。と思いながら、フラッシュをピカリピカリと焚きながらネコ・ソサエティの住人たちを撮っていると……。

あんなにクールで知らん顔をしていた見張りのミケがついに切れてしまいました。
眩しいなあ、もう。いい加減にしてくれ!
「おい、そこのヤツ。いい加減、その眩しいのをやめてくれんか」。

メチャクチャ怒られてしました。
あるいは冬眠をしていないから、寝不足でイライラ来ているだけなのかもしれません。
しかしどうですか、この目つきの悪さ。
夜中に化けて出てきそうです。
あまりの恐ろしさに、「ひぃぃ、ごめんなさい……」とスタコラ逃げ帰ってきましたよ。