どんな英語を学ぶというのでしょうか

いつものように満員状態で身動きが取れなくなってしまった京浜東北線内で、ドア際に立っていたときのことです。
フト、目の前の広告を見てしまったとたん、思考が完全ストップしてしまいました。
朝っぱらからこんな広告を見せられるんです。
(満員電車の中で撮ったので角度は悪いわ、窓の外の明るさに負けて逆行状態だわと、最悪の状態ですみません)
「怒涛の英語と個人指導!」って……とほほ
みすず学苑。
目を逸らそうにも、満員電車で身動き取れないし、いやがおうにも目的駅で降りるまで、ずっとこの広告を見続けることになったのですよ。
「時計仕掛けのオレンジ」かっていうの。

何が気になったかって、そもそも「怒涛の英語と個人指導!」というキャッチコピーが気持ち悪くていけません。
“怒涛の英語”って何なんでしょう。
ちなみに、“怒涛”を辞書で調べてみました。

どとう【怒濤】
荒れ狂う大波。激しく打ち寄せる波。 逆巻く―を乗り切る ―のごとき進撃

つまり“怒涛の英語”って、“大波の英語”ってことですよね。
言いたいことは判るのですが、使い方としては……入試問題でこれではペケにされてしまうと思うのです。
塾なのに、これでも大丈夫なんでしょうか。

しかし“怒涛の英語”と言うぐらいだから、そんな瑣末な国語の問題より、とにかく英語を学ばせる塾なのかもしれませんね。
……が、しかし。
この広告で最も気になったのは、“どうやって怒涛の英語を個人指導してくれるのか”。
ただその一点なんですね。
何しろ、この広告の登場人物ときたら、
とても凛々しいヤマトタケル
ニッポンが誇る男児のなかの男児、ヤマトタケル

漫才師のような孔子と荘子
売り出し中の若手お笑いタレントのような孔子と荘子

これが世界三大美女の一人なのか! 楊貴妃
紅白歌合戦の小林幸子かと思ってしまった楊貴妃

実は拳法の達人だったかもしれない、老子
山に篭った拳法の達人にしか見えない老子

こうやってアップで見てみると、まるで、昔よく街中で見かけた手描きの映画看板みたいですね。
……って、おい!
手描きの映画看板風のイラストごときに騙されていてはいけません。
なぜか、“怒涛の英語”を個人指導してくれるのに、ネイティブスピーカーが1人もいないという大きな罠が仕掛けられていたのです!
何が悲しゅうて英語を、若手お笑いタレントのような孔子に荘子、拳法の基本形ばかりを稽古しそうな老子、果ては小林幸子みたいな楊貴妃に学ばなければいけないのでしょう。
それも個人指導で。

いや、まだそれでもこうした偉人たちなら、英語だけでなくて「何か」を学べるはずです。
いくら若手タレントのようだといっても孔子に荘子、そこに老子が加われば、そこはもう、あーた、世界の思想界を征服できそうなのです。
問題は、こんな先生に当たってしまったらどうしようというのでしょうか。

お前はいったい誰なんだ?!
縄文太郎。

かなり悲惨な学生生活が待ち受けていそうなのです。
かくして満員電車に揺られている間、ずっと「縄文太郎に個人指導されるとしたら……」と我が身に置き換えて考えてしまい、会社に行くのがイヤになってしまいました。

コメント

わたしが高校生もころも怒濤の・・・という
キャッチコピーで、かなり厳しい予備校という
イメージがありました。
ヤマトタケルは普通のイラストでした。
今年のは経営陣かどなたかリアルなモデルが
いそうなかんじ。
でもなんだかなつかしいです(*_*;

ひょっとしたら関東では有名な予備校(塾かと思っていました)なんでしょうか。
いやー、全然知りませんでした。
しかし、確かに「怒涛の英語力」というと厳しい感じはしますが、そんな期待を抱いて行ってみたら、出てきた先生が「縄文太郎」だった、なんてなってしまえば、もうガックリですね。

しかしまったくコンセプトが判らない広告です。
なぜに英語力にヤマトタケルが……。

うーん、広告で有名だったかもしれません(*_*;
不思議ですよね、歴史が強いとかだったらまだしも。
検索すると「予備校」とかいてあるようです。

そうですよ、歴史です、歴史!
「怒涛の歴史を個人指導!」なら違和感は全然ないはずです、この広告でも。
(いや、でもやはり縄文太郎だけは許せませんが)

英語だったら例えばペリーとか、ハリスとか……あとは……コロンブス?
だめです、もうすっかり歴史の事柄なんて過去のことになってしまいました。
『ギャグマンガ日和』でも読んで歴史をもう一度勉強して、出直してきます(←勉強して出直すには、読む本がちょっと違う)。