ちょいと気になる西加奈子

不二家の問題が大揺れに揺れていますが、ウチの冷蔵庫には普通に賞味期限が1週間も前に過ぎた牛乳が入っています。
いつも朝はそれでシリアル食べて会社に行っていますが......なんともないですよ。
とは言うものの、以前に賞味期限切れのパンを食べていて、恐ろしい目にあってしまいましたが......。
賞味期限は切れているものの、見た目も大丈夫だし、においだって香ばしく、まったくもって問題がなかったのです。
だからジャムを塗ってムシャムシャ食べながら、フト裏側を見てみたら......キャー!
なんと、お口の先、あと数ミリというところから

真っ黒

になっていたのです。
幸いにして、食べているところまではちょうど大丈夫だったのですが、いやあ、あの時は「オーブントースターで焼き過ぎなくても、パンって真っ黒になるんだね!」と勇気づけられたものでした。

そんな訳で、ちょいとイヤな話から始まってしまいましたが、ご機嫌いかがでしょうか。
"ちょいと作家シリーズ"も今宵で第3回となりました。
(この数日間はシリーズだったのか! ぼくも今頃気がつきました)

今晩の"ちょいと作家シリーズ"は西加奈子です。
西加奈子と言えば、以前にサイン本と思わせておいて実はサイン本でなかったというフェイント攻撃を食らわされてから、ちょいと慎重派になっているぼくなのですが、新作『通天閣』でこんなPOPを見つけました。
西加奈子の新作『通天閣』を一押しの本屋さん

ちょっと見えにくいですね。アップにしてみました。
「東京人でも楽しめます」との言い方に、大阪人の気質を見た!
「またもや」ですよ、「やられてしまった!」ですよ、一押しですよ、ベタ褒めなんですよ!
しかしこの店員さん、我を忘れてベタ褒めするのはいいのですが、「東京人でも気にせずあっという間に......」なんて書いてしまいましたよ。
確かにこの本は舞台が大阪なので、東京に住んでいる人にとって「とっつきにくそう」と思われないように書いたのかもしれません。
いや、それはいいんです。
が、ぼくも関東に引っ越してから気がついたのですが、あまり東京の人って「東京人」って言わないのですね。
むしろこのフレーズは、大阪に住む人が自分たちのことを「大阪人」って言うのではないでしょうか。
「大阪のオバちゃん」とか「大阪のヤンキー」とか「大阪のヤーさん」とか。
そんな"大阪人"たちが東京に住む人のことを「東京人」と言っています。
つまり!
このPOPを書いた本屋さんの店員さんは、ズバリ! 関西の人なのです!
これで決まりだね!

ほら、動揺のあまり、思いっきり修正してるし。
もともと、なんて書いていたのかメチャクチャ気になります

「"本を読むことっ"て楽しんだなあ」なんて修正されているのですよ。
これ、もともとはなんて書いていたのでしょうか。
メチャクチャ気になって仕方ありません。
治りかけてきた傷口のカサブタを剥がして喜ぶようなぼくですもの、こんな貼りモノを見つけたら、ついつい剥がさずにはいられません。
しかしここは店の中、そんなことをするわけにもいかず、モンモンと眠れない夜を過ごすのでした。