ちょいとコワイよ荻原浩

今や、「出しておけば売れるぜ」と言わんばかりに、本屋さんで平台の一角を占めているのが荻原浩。
その荻原浩が、並みの平台を離れて、なんと独立した特別コーナーなんて設置されていたのです。
すごいぜ、荻原浩!
出たぜ、荻原浩だけの本を集めた特別コーナー!

ここです、ここ、ここ!
荻原浩の本がズラリと並んでいます。
......しかし、せっかくこんな「独立した特別コーナー」が設置されたというのに、まったく華やかさが感じさせられません。
いや、それどころか、何と言うか、イヤーなオーラがガシガシと感じるのですね。
そのイヤーなオーラをガシガシと発している源は......真正面に張り出されたこれだったのです!

コ、コワイ......
キャー!

何なんでしょうか、イヤーなオーラどころか、強力な毒電波の磁場さえも感じさせるこの不気味なPOPは。
行間から、「ウラミ、ハラサデ、オクベキカ......」と魔太郎の声さえも聞こえてきそうな雰囲気が漂っています。
最後が「荻原」で止まっているのも、力果ててしまったダイイングメッセージのようでコワイのです。
どうせだったらあと「浩」と一文字なんだから、最後まで書いてよ、ダーリン!
この荻原浩特設コーナーには、この意味不明に強烈なインパクトのあるPOPのほかには一切、荻原浩を売り込む案内やお知らせ、推薦といったPOPの類は見当たらないのです。
つまり、この本屋さんでは荻原浩をこのPOP一本で売り込むつもうということなのです!
......それはムチャだぜ、アミーゴ!

しかし、考えてみたらこのお店は、以前にもこんな「それはどう考えても、客に見せたらダメだろう」というPOPを出していたことがあったのでした。
荻原浩の本だったら何でも売れる時代なんだそうです!
荻原浩の本なら何でも売れる時代です。どうぞ!

この本屋さん、実は荻原浩に何か恨むところでもあるのでしょうか......。