享年12歳でした。最後まで兄には懐きませんでした。

実家で飼っていたシーズー犬の“ちょび”が、今日の午前中、両親に看取られながら息を引き取ったとの連絡がありました。
享年12歳でした。
この1週間は昏睡状態が続いており、オシメで世話をしていたそうですが、昨日だけは、毛布をめくるたびに意識がないながらも尻尾を振っていたそうです。
「無意識のうちにお別れを言っていたのかもしれないね」とは両親の言葉です。
こちらが、昏睡状態で眠っている“ちょび”の写真です。
リビングの家族の傍で昏睡状態のちょび

このちょびは、ぼくが仕事の関係で実家から出て行ってから新しくやってきた弟だったため、まったくぼくには懐きませんでした。
たまに実家に帰ると、胡散くさそうに「誰だ、お前は? ボクは、このなかはし家の息子なのさ!」と言う目つきで見るのです。
それが兄貴を見る目か!
こ、こ、こ、こいつは……。
理不尽で有名な、かのセリフ「のび太のくせに生意気だぞ」と言うジャイアンやスネ夫の気持ちが、このときばかりはよく判るのでした。

しかしこの弟は、かなり現金なヤツでした。
ぼくがご飯やおやつを食べていると、千切れんばかりに尻尾を振って懐いてくるのです。
ねぇねぇ、お兄ちゃん。何を食べてるの? ボクにもちょうだい、ちょうだい

そんな弟でしたが、なぜか一度だけ、とびきりの笑顔を見せたことがありました。
手に持っていたハンカチを頭にかぶせてやり「うわ、とってもかわいいねー」と褒めながらカメラを向けると……
今思えば、これが最初で最後のいい笑顔でした
こんな笑顔を見せたのでした。
きっと、オヤジがいつもちょびの写真ばかり撮っているのでカメラ慣れしているのかもしれません。
それが証拠に、何枚か写し終ると「もういいだろ」といつもの顔つきに戻ったのでした。
気持ちの切り替えの早いヤツ……
モデルか俳優並みに気持ちの切り替えの早いヤツです。
今思えば、このときが彼がぼくに見せた最初で最後のいい笑顔なのでした。

彼は、今晩一晩は自宅で家族と共に過ごし、明日の朝、動物霊園で葬儀を行う予定だそうです。
ぼくは今回のお正月には実家に帰らないので、ここ横浜の地から、ちょびの旅立ちを見守っていたいと思います。
願わくば、なかはし家でこれまでにも飼ってきた2匹の犬たちと仲良く遊んでくれますように。

じゃあね、バイバイ。

コメント

ちょびちゃんのご冥福を心よりお祈りします。

ありがとうございます。
無事に旅立てていることを想ってあげていてやってくださいな。