一緒に誰かいたのでしょうか

突然に「カレーうどんが食べたい!」とお口がわがままになってしまいました。
こうなってしまってはもう仕方ありません。
暴君と化してしまったぼくのお口は、カレーうどん以外の何物すらその中に入ることを断固と拒否してしまうのです。
これはもはや一種のハンガーストライキですな。
(しかし、“モノが食べたい”からハンガーストライキというのも奇妙な話です)
このままでは、あわや餓死してしまいかねません。

そんな訳で、目に付いたうどん屋に立ち寄ったのでした。
入口の戸をガラリガラリと開けて店内をキョロキョロ見渡すと、店員さんが「お好きな席にどうぞ」。
適当に近くにあった4人掛けの席に座ったのでした。
やれやれ、よっこらせとメニューを見ていると、お姉さんが水の入ったコップを2つ持ちながら「いらっしゃいませー」。
きっと他の席にも水を運びに行くところでしょうが、そんな繁盛しているようには見えません。
「ご注文はお決まりですか」と訊かれたので、「カ、カ、カ、カレーうどんを」。
早くカレーうどんが食べたいあまりに、焦ってどもってしまうほどです。
そんな抑えきれないカレー心を知ってか知らずか、お姉さん。「かしこまりましたー」と言いながら、

「お連れさまの注文は後ほどでよろしいでしょうか」。

……?????
あの、ぼく1人だけなんですが……。
そういうと、お姉さんは「大変失礼しました」と2つ持ってきたうちのコップを1つ持って、厨房の向こうに消えていったのでした。
なるほど、それで水を2杯持ってきたわけだ!
……っておい!
そんな納得している場合ではありません。
しかしいったい、どうして2人連れだと思われたのでしょうか。

謎はつのるばかりです。

コメント

めちゃくちゃ普通に怪談ですがな!

ぼくにしてみれば不思議というだけだったので、さほど気にはなっていませんでした。
そっかー! こういうのを怪談というのか!
でもこの時間にちょうど誰か知人が亡くなっていたとか、そんな劇的なことは何も起こってないので、やっぱり物語としてはあまり魅力ないですねー。
(↑不謹慎なヤツ)