新宿FaceへOZアカデミー興行を観に行く

一度観に行ってしまうと、気になるチラシが配られたり、ロビーでチケットの先行前売りをしていたりで、結局は次々と観に行くハメになってしまうのが、演劇にプロレスです。
そんな訳で、今日だって以前に観に行った「M's Style 最終興行」でついフラフラと購入してしまったOZアカデミー興行を観に、新宿は歌舞伎町のド真ん中、新宿Faceに来ています。
(そして、今日もまた1月開催分のチケットを買ってしまったことはナイショです)
しかし!
今回の試合は、チケットを買った甲斐があるというものです。
元GAEA JAPANで、今は仙台で女子プロ団体をゼロから立ち上げた里村明衣子に加え、同じく元GAEA JAPANでありながら5年9ヶ月もの間、ケガでリハビリ休業していた加藤園子が復帰第2戦を行うのですよ。
これはGAEA JAPAN解散前に、毎月のように後楽園ホールに観に行っていた身としては行かないわけにはありません。
だからでしょうか、セコンド陣にも、引退したシュガー佐藤(痩せてめっちゃ可愛くなってる!)や水村綾菜も駆け付けていたのでした。
観客にしてみれば、懐かしい顔が見られただけでも嬉しい今日の開催なのでした。

が、どうも試合運びがいけません。
完全にお客さんを放ったらかしなんです。
特に、OZアカデミー初のタイトルマッチとなる第一試合と第二試合は、んー、どうなんでしょう(←関根勉がマネする長嶋茂雄?)。

まず第一試合。
アジャ・コングが完全にヒールになりきって、対戦相手の永島千佳世を徹底的なラフ・ファイトでいたぶるいたぶる。
流血がひどくなり、ついにはレフリーストップ。挙げ句の果てには、リング上に倒れて動かなくなった永島にツバまで吐き掛けて立ち去るという悪態ぶりです。
徹底的なラフ・ファイトでヒールぶりを見せつけるアジャ・コング 流血しても容赦なく頭部への攻撃を続け、血の跡がベットリとついています
完全に客は引いてしまっているのでした。

第2試合でも尾崎魔弓とセコンドについたポリスがラフファイトの限りを尽くします。
シャイニング・オザキックをダイナマイト関西に放った
このラフ・ファイトは、いつもどおりといえばいつもどおりなのですが、負けた対戦相手のダイナマイト関西がマジギレ、試合終了後に退場するはずが大乱闘となり、ついには会場の外まで追いかけて行くのでした。
ヒールのセコンドであるはずのポリスでさえ、焦った声で場内アナウンサーに「早く終わらせろ」と言いながら追いかけていったので、"ケーフェイ"ではなく、想定外の出来事だったのでしょうか。
ロビーで揉めている間、会場のお客さんは放ったらしで、皆、ポカーン。
リング上には反則で使われたパイプ椅子と、マイクが虚しく転がっているのでした。
騒然としたロビーの雰囲気とは対照的に、リング上には何やらしらけた雰囲気が......

今日、唯一マトモな試合だったと思われるのが、現・元JWPの同期メンバーによるタッグマッチ。
青コーナーには日向あすみに倉垣翼、赤コーナーにはカルロス天野と輝優優。
さすがは同期対決で遜色はなく、いい試合を観た思いでした。
(いや、今日は他がメチャクチャだった分、これで通常なのかも......)
日向あすみにジャーマンスープレックスを放つカルロス天野

そしてメインは、元GAEA JAPANメンバーによるタッグマッチ。
青コーナーには相変わらず眼力(めぢから)の強い里村明衣子に、復帰第2戦の加藤園子。
最前列に座っていると、久々に紙テープなんて渡されてしまいました。
ちゃんと投げられるでしょうか。
加藤園子の紙テープを渡されました......ちゃんと投げられるでしょうか
赤コーナーには"トリックスター"植松寿絵に、第1試合でかなりの流血で気がかりだった永島千佳世です。
その永島、第1試合でレフリーストップという不甲斐ない負け方をしてしまったことがよっぽど悔しかったのか、いつもよりかなりラフなファイトで、加藤を攻めまくります。
加藤も最初こそはいい動きを見せていました。
最初はいい動きを見せていた加藤園子
が、ケガをしていた膝を重点的に攻められると徐々に動きも鈍くなってきました。
さらに永島も第1試合の悔いを返さんとばかりにラフ・ファイトで徹底的に痛め抜きます。
最後は四の字固めでギブアップ。
相方についた里村明衣子としてもいいところはまったく見せられなかった試合なのでした。
勝った永島もひとりカッカとしていてお客さんを放ったらかしで帰ってしまうし、何だかよく判らない終わり方なのでした。
見所といえば、植松の相変わらずトリックスター振りですね。
彼女のような身体能力があるからこそ見せてくれるトリッキーな技やおちょくり技には、そのたびに会場も沸きあがるのでした。
唯一の救いだったような気がします。