(↑)今日のタイトル、ながっ!
いや、要は今日は何もしていなくて、起きたらもう夕方で陽が沈んでしまっていった……というだけのことなんですが。
寝ぼけ眼でベランダに出てみると、外はもう夕焼けの真っ最中ですよ。
富士山の雄大なシルエットが“クッキリハッキリ東芝さん”(←桂三枝風に)並みに映えているのです。
「うおーっ! 雲ひとつない今日の夕焼けは、また格段にきれいだぜっ!」
ふはははは、青春映画のように吼えてやったぜ(心のなかで)。
ふはははは、砂浜のうえを駆けて行ってやったぜ(脳内の砂浜で)。
ふはははは、波打ち際に「LOVE」と書いてやったら、すぐに波で消されてしまったぜ(妄想の海岸で)。
そんな擬似青春時代のヒーローを脳内で演じながら、我が地元、みなとみらいの方を見てみると……おおう。
何ということですか。
今、たった今、ぼくはベランダで大きく「うおーっ! 雲ひとつない今日の夕焼けは、また格段にきれいだぜっ!」と叫んだばかり(心のなかで)なのに、こんなに雲がモクモクと湧き出てきているのですよ。
これは不吉です! メチャクチャ不吉です!
きっとよくないことが起こるに違いありません。
こんな日に外に出るとは正気の沙汰ではありません。
きっと交通事故にあうか、通り魔に刺されるか、万引きの濡れ衣を着せられるか、サイフを落とすか、転んで足を擦り剥くか……散々な目にあってしまうに違いないのです。
そんな訳で、本当は今日はスーパーに今週の食料買い出しに出かけるつもりだったのですが、やめましょう、やめましょう。
また布団にヌクヌクとくるまって、怠惰な日々を過ごすのでした。